24：地雷復(ちらいふく)の意味と解釈【易占い】

この記事の著者・監修者 zired（ジレット） 占いの専門集団が編集する占いメディア。プロフィール・編集指針

易占いの地雷復(ちらいふく)ってどういう意味？

占いにおいてどう解釈したらいいの？

このページでは易占いの全六十四卦のなかの「地雷復」の意味や解釈の仕方を、占う内容別に解説します。

また、「地雷復」のそれぞれの外卦（上爻 五爻 四爻）や内卦（三爻 二爻 初爻）についても説明します。

地雷復とは？基本の意味と解釈

どんな物事にも、人生にもいい時と悪い時はあるものです。そしてこの卦は、我慢の時を乗り越えて、やり直しや、新しいことに着手できる時期を指します。

ただし、植物の芽は遅霜にやられることもあるもの。慎重に進みましょう。

では、恋愛や気になる人の気持ちを占った時に、この卦が出たらどう解釈するのか？解説しましょう。

恋愛の読み方

長くお付き合いしている相手と、ぎくしゃくしている場合は、時とともに収まりそうな気配。ただし、腐れ縁になっている可能性があるので、その辺りは見直しましょう。

シングルの方は、新たな可能性に賭けて行動しましょう。かつてお付き合いしていた方が目の前に現れても、復縁は考えないで。トラブルのもとになりそうです。

相手の気持ちの読み方

今は、マンネリに思える状態が心地いいと感じているようです。

2人の関係に新鮮な風を入れようと、新しいデートスポットを開拓したり、ファッションを変える必要はありません。

いつものことをいつも通りにするのが、相手の安らぎになりそう。加えてするとしたら、今までに撮りためた写真を一緒に見るくらいがいいでしょう。

地雷復の外卦

1つの卦は、6つの実線ないし破線で構成されます。１つの線を爻と呼び、1本1本に意味があるのが特徴です。

そのうち上3本が外卦。下から順に四爻、五爻と、上爻と呼びます。それぞれの爻の意味を解説しましょう。

上爻

いつの間にか、遠いところに来てしまっている気配。本来行きたかったところとは、まったく違う場所に到達してしまい、しかも帰り道も見えていないような状況です。

ただ、だからといってこのまま突っ走るのは決して得策ではありません。歯を食いしばってでも、最初の道を探すことが大切。それがトラブル回避のカギになります。

五爻

すでに自分の判断に、自信を持っていい時期が来ているはず。

頼れる人はいますが、めったに相談することはなく、いざという時のお守り的存在になっていそう。当然、引き時も明確に見えているでしょう。

注意すべきことは「初心忘るべからず」。常に自分の本当の気持ち、狙いが分かっていれば、進路がブレることはないはずです。

四爻

学生時代のノリを思い出してみてください。多くの方に、ちょっとハメを外して騒いだ経験があるでしょう。

そんなノリで、身近な人と何かを始めたはいいけれど「何か違う」と感じる時期。頼れる人に相談したくなるでしょう。

それでいいのです。もし、無謀なことをしようとしているなら、今がやめるチャンスといえるでしょう。

地雷復の内卦

1つの卦のうち、上3本の爻は外卦と呼びました。対して下3本の爻を内卦と呼びます。呼び方は下から順に、初爻、二爻、三爻です。

もちろん、それぞれの爻に意味が存在しています。こちらも爻ごとに解説しましょう。

三爻

今のプロセスの中では、まだまだ暗中模索の時期が続いているのでしょう。自分のやることに確信が持てず、右往左往しているかもしれません。

でも、それでいいのです。「あ、ヤバいっ！」と思ったら、やり直すべく戻る。それができるからこそ、回避できているトラブルがたくさんあるはず。

貴重な経験値も積めているはずです。

二爻

原点を忘れた仕事やプランは、時に糸の切れた風船のように、無節操になります。

決して原点や、最初の気持ちを忘れることなく、慎重に進むことをすすめる爻です。

とはいえ、その気持ちはあなたの中に備わっているはず。迷う時は、身近な人に相談しましょう。

能力のある人のアドバイスを聞けば、引くべき時に引けるはずです。

初爻

判断力が光る時。少し進んで、変だなと思ったらすぐに立ち戻ることができるでしょう。

向こう見ずにダッシュすることもないので、気づいたときは手遅れ、なんてこともまずないはずです。速さより正確性や確実性、そんな姿勢が功を奏するでしょう。

今から何かを始めるなら、あくまで「少しずつ」を心がけたい時期といえます。