甲戌(きのえいぬ)の性格や特徴

この記事の著者・監修者 zired（ジレット） 占いの専門集団が編集する占いメディア。プロフィール・編集指針

四柱推命の甲戌(きのえいぬ)って何？どういう性格なんだろう？

ここでは甲戌の意味や性格、そして甲戌と相性が良い日柱干支、恋愛や結婚、仕事などの運勢についてガイドしていきます。

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甲戌とは

甲戌とは四柱推命の六十干支11番目にあたる干支で『きのえいぬ』と読みます。

甲戌は異常干支

甲戌は異常干支に該当します。異常干支は60干支のなかで13だけ該当する特色の強い干支。異常干支と聞いて、ドキっとされているかもしれませんね。

でも実は、変な人というより、非凡な活躍ができる可能性を秘めた人と言えるのです。

特に、甲戌の人は常識、一般的という枠に収まらない性質があり、外国で暮らすと運が上がる人。

この性質ゆえ、世界で活躍する商社マンやアーティストとして活躍できる可能性が高いのです。

結婚も通い婚にするのがおすすめ。家族と一緒にいない形式をとると、うまくいきやすい運の持ち主です。

甲戌の性格や特徴

常識や慣例にとらわれない人。「前からこうなんだから」と前例を押し付けられた時には、猛然と抗議することが多いでしょう。

その場で1番良いと思えることを、即行動に移し、思ったままを口にする、嘘を感じさせない人です。

ただ、付き合いが長くなれば、人懐っこい部分を見せる人。仲間内では、愛されることが多いでしょう。

1.枠にはまらない

しつけの場面で親が使いがちな言葉に「ちゃんとやって」があると思います。

ここに疑問を抱き「ちゃんとって何？」と聞く子がいたら、甲戌のお子さんである可能性が高いでしょう。

そう、甲戌の人は、うがった見方や考え方をしているわけではないのです。聞かれたほうは驚きますが、悪気はありません。

素直だからこそ、思ったままを口にするし、他人から見たら突拍子もない行動もひょいとやってのけることがあります。

根っからの、枠にはまらない人と言えるでしょう。

2.やめられないまっすぐさ

大人になると、多少なりとも使うことになるのが、表の顔と裏の顔。

ですが、甲戌の人はいくつになっても、表の顔を作らず、真っ向勝負を大切にする傾向にあります。嘘をついてまで相手に合わせるようなことは、まずないでしょう。

そのため「事を荒立てなくない」という人とは、ぶつかり合うことがあるかもしれません。

ただ、その真っ向勝負を大切にするまっすぐさを、快く思っている人は少なくないはず。いつの間にか、味方が増えていることも少なくはないでしょう。

3.慣れると人懐っこい

嘘はつかない、つけない甲戌の人ですが、相手の本性がわかるまで、深い付き合いはしないでしょう。そのため最初は、冷たい人と誤解されるかもしれません。

ただ「この人なら大丈夫」と思えるようになれば別。相手を頼り、笑顔を見せるようになるでしょう。

第一印象は「1人でも戦い抜ける強い人」と思われがちですが、付き合ううちに違う一面が現れやすい人です。

ただ、慣れ親しんだ後でも嘘をつかれた、ごまかされたと感じれば、その人とのかかわりを容赦なく断つでしょう。

甲戌の人が持つ雰囲気

強い、あっけらかん、自由。こういった雰囲気を醸し出す人が多いでしょう。本人にそのつもりがなくても、かなり強烈なインパクトを残す人です。

飲み会などで出会ったら、必ず相手に覚えられているような人、と言えます。

「遠巻きに見ておこう」と思う人もいるかもしれませんが「面白そうな人」とも感じられやすい人でしょう。

甲戌はモテる？美人って本当？

比較的、美男美女が多いでしょう。また、一挙手一投足が目を惹く人なので、興味を惹かれて寄ってくる人も少なくないはずです。

ただ、ファッションにこだわる人は案外少なめかも。

TPO合った服装は心がけますが、おしゃれまでは意識しない人が多いでしょう。シンプルで着まわしの効く服を使う人が多いはずです。

女性の場合の特徴

美女が多い干支。興味のあるものを追いかけて、瞳をキラキラさせていることが多いので、より魅力的に見える人が多いでしょう。

ただ、服装にこだわることは少ないかも。シャツにジーンズが定番になっている人も多いかもしれません。

本来は、年齢を感じさせない愛くるしさが魅力の人。たまにはスカートやレースの付いたシャツ等を着ると、違う魅力を発揮できるでしょう。

男性の場合の特徴

実年齢よりも、若く見える人が多いでしょう。動きも活発です。

付き合いが長くなってもこの人だけは老けない、という人も少なくはないはずです。

服装にはあまり、こだわらない人が多め。彼女に言われた等、何かのきっかけで興味を持てば、おしゃれに目覚める可能性は高めです。

ただ、様々なものに興味を持つため、ファッションの系統が落ち着かない可能性はあります。

甲戌の相性

相性が良い干支は、己卯と癸卯。常に勢いよく突き進む甲戌の人を上手に支え、有益なアドバイスも与えてくれる、頼もしい相手です。

逆に相性が良いとは言えないのが、戊辰と庚辰。意見が何かとぶつかり合うことが多く、お互いに「しゃくに障る相手」と思えてしまうことが多いでしょう。

相性の良い日柱干支

己卯 ★天地徳合

天地徳合と呼ばれる最高の相性です。互いに引き合い、考えを理解し合える関係です。また男女の場合では結婚しやすく別れにくいでしょう。

己卯の人は目立ちません。甲戌の人とは正反対の人に見えますが、実は良いカップルになれる相性の持ち主です。

お互い、相手の本性を見極めるまでは心を開かないところが、最大の共通点。相手の思慮深さの理由にも察しが付くので、付き合いやすいはずです。

さらに、己卯の人は戦略家で、長距離勝負に強い人。甲戌の人の良き参謀として、人生を強力にサポートしてくれるでしょう。

己卯の性格特徴

癸卯

癸卯の人は、社会人の鑑とも言うべき人。ですが、いざという時は1人で難問に立ち向かう強さも持っています。

そのため、他の人から見たら驚くような甲戌の人の行動も、本能的に理解できる人なのです。お互いに最強の理解者になれる相手といえるでしょう。

また、2人とも他人に愛情を注ぐことをいとわない人。相手が望むタイミングで、自然に手を差し伸べられる仲になれるはずです。

癸卯の性格特徴

相性の悪い日柱干支

戊辰

甲戌の人と戊辰の人は、好き嫌い等の基準がハッキリした者同士です。

一見、付き合いやすそうな相手ですが、どちらも自分の主張を1歩も譲らず、ケンカになることが多いでしょう。

また、甲戌の人は破天荒に見えて、堅実な人。戊辰の人には転んでも懲りない部分があるので、甲戌の人からは、向こう見ずな人と映りがち。

付き合ったとしても、甲戌の人が疲れてしまいがちな相手です。

戊辰の性格特徴

庚辰

目立つ行動はしない、でも自分のスタイルはしっかり持っているのが庚辰の人の特徴です。

一方、好き嫌いや善悪の判断はしっかりしているけれど、人にはやさしいのが甲戌の特徴。

庚辰のことは、様子をそっとうかがえば本音は見えず、聞いてみれば自説を曲げない、付き合いづらい人と見えるでしょう。

一言モノ申したくなってしまう部分が多く、付き合いたい相手とは思えないはずです。

庚辰の性格特徴

甲戌の運勢傾向

転職の経験がある、あるいは学生時代に部活や学部を変えたことのある人はいないでしょうか？

実はこういった経験、甲戌の人にとっては大正解。長く1つの場所にいるよりも、様々な場所を転々とするほうが、運を保てる人だからです。

可能であれば、国外で活躍するのがおすすめ。国内にいるより、良い運気を保ちやすくなります。

恋愛

恋愛にはなかなか飛び込めない人。相手の本性を時間をかけて検証し「この人なら大丈夫！良い恋ができる！」と思わない限り、接近しないでしょう。

そのため、告白されて恋が始まることが多いかもしれません。

付き合い始めれば、四六時中相手を求め、世話を焼き、相手にも自分の世話を焼いてもらいたがるでしょう。

女性の場合の特徴

告白されると、相手ペースに巻き込まれて付き合い始めてしまうようなところがあるかもしれません。

反面、心から素敵だと思える人が現れれば、猛アタック。わき目も振らず、恋に熱中しがちです。

付き合い始めてからは、いつどこにいても自分のことを気にかけてほしいと思うでしょう。LINEもデートもこまめにしてくれる相手でないと、嫌気がさしてしまいがちです。

マメな人を選ぶことはもちろん、自制心を持つことが恋を長続きさせるコツと言えます。

男性の場合の特徴

目立つ上に世話を焼くことが得意な人なので、相手から「良いな」と思われ、告白されて付き合い始めることが多いでしょう。

付き合い始めてからは、まるで親のように相手の世話を焼くはず。

ただ、同時に自分の世話も焼いてほしいと考えることが多いでしょう。「人前では三歩下がってほしい」という価値観の持ち主もいるはずです。

それでいい相手ならばいいのですが、そっぽを向かれることも。恋を長続きさせたいなら、相手の価値観も尊重しましょう。

結婚（婚期など）

自由を愛する甲戌の人にとって、家庭は負担になる可能性の高い存在です。

通い婚やどちらかが単身赴任する等、夫婦一緒の時間を短くする工夫が必要でしょう。

女性の場合の特徴

付き合いが長くなるほど、遠慮がなくなりがちなのが、甲戌の人の特徴。

本来それは良いことなのですが、度が過ぎると言い過ぎ、やり過ぎにつながってしまいます。早い話、重い奥さんに思われがちということです。

出会った頃の気遣いを忘れないことと、仕事に出て他にエネルギーを向けるのが結婚生活を長続きさせるコツです。

男性の場合の特徴

家庭を支えようとする気概は十分。ただ、実際にはパートナーに家庭を任せるほうが、うまくいく運の持ち主です。

自分は仕事に専念すれば、家庭という存在を負担に感じづらいでしょう。

家庭内では、家族に自分の価値観や夢を押し付けないよう、注意が必要。また、遊びの恋にハマりやすいので、この点にも十分注意が必要です。

仕事（適職など）

店や会社を持つことに向いている人。特に、親戚等から事業を引き継ぐと、発展させられる運の持ち主です。

ガッツのある人なので、製薬会社や自動車販売店等の営業マンといった仕事もおすすめです。

また、人に愛情を注ぐことを嫌がらない点を活かすならば、保育士、介護福祉士といった仕事にも向いてます。

自分の価値観や個性をフルに活かすことを望むならば、アーティストを目指してもいいでしょう。

いずれにせよ、国外で活躍するか、国内にいても年間300日は旅の空、という仕事が向く人です。

甲戌の有名人・芸能人

どこまでも熱く、本音で勝負することをいとわない松岡修造さん、飾らない歌詞が魅力のYUIさんが名を連ねます。

一途で一生懸命ゆえ、人の注目や好意を集める人が多い干支です。