庚戌(かのえいぬ)の性格や特徴

この記事の著者・監修者 zired（ジレット） 占いの専門集団が編集する占いメディア。プロフィール・編集指針

四柱推命の庚戌(かのえいぬ)って何？どういう性格なんだろう？

ここでは庚戌の意味や性格、そして庚戌と相性が良い日柱干支、恋愛や結婚、仕事などの運勢についてガイドしていきます。

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庚戌とは

庚戌とは四柱推命の六十干支47番目にあたる干支で『かのえいぬ』と読みます。

庚戌は異常干支ではない

庚戌は異常干支ではないため、とても変わった人とみられることは少ないでしょう。

誰にでもやさしく、落ち着いていて、マナーを重んじるので目上からも目下からも、注目され、愛される人です。

引っ込み思案なのか？と誤解されることもありますが、実は周りを優先させて、そう振舞っていることが多め。

内側には、感受性の豊かさと意志の強さを併せ持っている人です。そういった面が出た時、周りの人を驚かせることはあるでしょう。

庚戌の性格や特徴

庚戌の人を見て、にぎやかな人と思う人はまずいないでしょう。

口数は少なく、常に聞き役に徹して、皆が楽しむ姿を眺めているような人です。

反面、ものすごい不屈の精神の持ち主。といっても、努力している姿をあからさまに周りに見せることはありません。

「いつの間に！？」と周りを驚かせる成果を出すこともあるでしょう。

1.皆を静かに見守る人

自分のことをベラベラとしゃべるようなことはしない人です。話したい人の話をただ静かに聞くのが基本。

ただ、場が凍り付いている時には、空気を和らげる言動が取れる人です。ある意味とても器用で、皆の仲を取り持ってくれるような人と言えるでしょう。

マナーを重んじるうえ、誰にでもやさしく接するので、目上の人からも目下の人からも愛されるはず。

人前にぐいぐい出てきたり、皆を引っ張ったりはしないけれど、その場にいないと困る人として、信頼を集めるでしょう。

2.不屈の精神の持ち主

めげることはほぼないはず。他の人が放り出す作業でも、庚戌の人だけは苦労を顔にも口にも出さず、やり遂げているようなことがあります。

しかも、庚戌の人は努力をアピールしません。

はたから見ればいつもの仕事をしているとした見えなかったのに、実はすごい企画書を書いていた、なんてこともありうる人。

休日を勉強に費やして高難度の資格を取得し、周りから「いつの間に？！」と思われることもあるでしょう。

陰の実力者的存在として、活躍している人も多いはずです。

3.実は攻撃力が高い

いつも穏やかな庚戌の人が、豹変する時があります。

それは、理屈に合わないことや、人をわざと蹴落とすような出来事に遭遇した時。とても正義感が強いのです。

言動が激烈なだけでなく、自分の正しさを疑わない部分があるので、とてつもない圧を感じさせる攻撃を繰り出すのが得意。

しかも、1度キレたら絶対に相手と仲直りしないこともある人です。

自分の中にそういう質があると自覚しておけば、ただひたすらに我慢するだけでストレスをためることも少なくなるでしょう。

庚戌の人が持つ雰囲気

びっくりするほど、静か。そんな雰囲気を持つ人が多いでしょう。

話しかけられれば親切に対応しますし、困っている人を見れば自分から声を掛けますが、にぎやかさは基本、皆無。自己主張はしません。

「自己主張の強くない人が好き」「自分に付いてきてくれる人と付き合いたい」こんな考えを持つ人から注目を浴びるでしょう。

庚戌はモテる？美人って本当？

美男美女が多いでしょう。庚戌の歌手・俳優である杉良太郎さんのように、その時代を代表するような美男美女に生まれることもあるかもしれません。

持って生まれた美しさで「良いな！」と思われることが多いでしょう。

庚戌の人本人は、恋愛に対して消極的ではありますが、声をかけられて恋が始まることは多い傾向です。

女性の場合の特徴

茶道や華道の家元のお嬢様、といったたたずまいの人が多いでしょう。

自己主張はせず、求められたら楚々とした態度でご挨拶をし、いつも他人の後ろに控えている。こんな面が外見から想像できるのです。

派手な服装はせず、むしろ目立たない服装を好みますが、どう見てもお嬢様といった外見でモテる気配。

恋愛に積極的な人から、声をかけられることも少なくないでしょう。

男性の場合の特徴

渋い、静か、シック、やさしそう。こんな印象を抱かせる外見を持つ人が多いはず。

目鼻立ちがしっかりしている美形が多いのですが、内面の静けさや人の良さが顔にまで出ることが多いのです。

「大人の男性」を否応なく感じさせるので、年下からは憧れの存在として見られることが多そう。

大人の恋に1歩を踏み出したい、でも恋に積極的な相手から、告白されそうな気配です。

庚戌の相性

相性の良い干支は、乙卯と庚午。リーダーシップやしぶとさ、強い正義感等、庚戌の人が安心して付き合える要素を持ち合わせている相手です。

逆に相性が良いとは言えないのが、丙辰と戊辰。庚戌の人からすると、感情表現過多に思えてしまう部分や、落ち着かないと思う部分があるでしょう。

相性の良い日柱干支

乙卯 ★天地徳合

天地徳合と呼ばれる最高の相性です。互いに引き合い、考えを理解し合える関係です。また男女の場合では結婚しやすく別れにくいでしょう。

乙卯の人は、とても強いリーダーシップの持ち主。

誰かがリーダーになってくれるなら、任せて後ろにいたいと思う庚戌の人が、安心して付いていける相手と言えるでしょう。

また、お互いに正義感が強いので、何かあればタッグを組み、強い相手にも臆せずに食って掛かるようながあります。

普段は安心して身を委ねられる、いざという時には共に戦える。最高のカップルになれるでしょう。

乙卯の性格特徴

庚午

静かな者同士、静かにお茶を飲む付き合いのできる相手です。正義感が強いという共通項もあります。

違いは、庚午の人は短期決戦に強く、庚戌の人は長期戦に強いということ。ただこの違いは、この2人の間では互いを守りあうものになりそうです。

お互い、他人への配慮を欠かさない人なので、分かり合える部分が多く、フォローが効きます。心地よく、長く付き合うことができるでしょう。

庚午の性格特徴

相性の悪い日柱干支

丙辰

丙辰の人の、頭の回転が速くて人付き合いが上手な部分は、庚戌の人も認めるところ。

ただ、いかんせん丙辰の人の天真爛漫さが、庚戌の人にはつらいのです。

丙辰の人の楽しいことを追い求め、感情を隠さない言動は、いつも自分を抑えている庚戌の人には、刺激が強すぎるもの。

どちらかというとテンションの低い庚戌の人を、丙辰の人も煩わしく感じてしまい、うまくいかないでしょう。

丙辰の性格特徴

戊辰

戊辰の人は、世話上手なだけでなく、我が道を一心不乱にに歩める人。庚戌の人も、尊敬できる部分は大きいでしょう。

ただ戊辰の人は、行動力があり、めげないのはいいのですが、長期戦に取り組みづらいのが難点。

長期戦を得意とする庚戌の人が、陰ながらフォローしても投げ出してしまうので、庚戌の人は報われないでしょう。

足並みがそろわず、互いを不快に感じやすい仲です。

戊辰の性格特徴

庚戌の運勢傾向

人間関係、仕事、恋愛、趣味に至るまで何よりも手堅さを大切に、着実に進む人。そのうえ、人を上手に立てることができるので、安定した人生を歩みやすいでしょう。

ただ、他人への配慮が行き過ぎて自分が疲れてしまうことが多め。

ある時急にキレてしまうことを抑えるためにも、ストレス解消の手段は複数、持っておきましょう。

恋愛

基本的に受け身。性格・ルックスともに人気を集めるので恋は寄ってきますが、自分から誰かを好きになった時が困る時でしょう。

気づいたら気になる人が他人と結婚していることもあり得ます。

付き合い始めれば、相手に身を捧げるほど尽くすはず。その分、重く思われがちな部分と、やや気まぐれな部分には注意しましょう。

女性の場合の特徴

美女が多く、他人への接し方もやさしいのでモテるはず。

ただ、実は理想のパートナー像をしっかり描いているので、それに合致する人でないと長続きしないでしょう。

理想に見合う人がいたら、告白するのではなく「あの子良いな」と思ってもらえそうな言動を見せるはず。相手を誘いこむ作戦が得意なのです。

付き合い始めれば、相手にひたすら尽くし、どんな時でも相手に合わせそう。その分、都合のいい女、愛が重すぎる女と思われないよう、注意しましょう。

男性の場合の特徴

モテるのですが、あまり恋愛には積極的に取り組みません。告白してきてくれた人と付き合うことが多いでしょう。

ただ「絶対この人！」と思った人には、わき目も振らずにアタックするかも。必死すぎてドン引きされないよう、注意が必要です。

付き合い始めると、相手を心から大切にしそう。ただ、愛が重すぎると思われないよう気を付ける必要があります。

また、案外気まぐれな部分があるため、相手を無視するような時間ができないよう、気を付けましょう。

結婚（婚期など）

男女ともに、適齢期から少し遅い時期に結婚する傾向があります。

相手のステイタス、第一印象だけで結婚すると離婚しやすい傾向にあるので、見極めに注意しましょう。

女性の場合の特徴

「理想通り！」という人に出会えるまで時間がかかりがち。そのため、晩婚になる人が多い傾向です。

ただ、ステイタスや外見重視で相手を選ぶと、失敗しがちな傾向があります。晩婚くらいがちょうど良い、と思うのが吉でしょう。

結婚後は、相手の粗が目につきがち。働く、趣味を持つ等して、視野を広く持つのがおすすめです。

男性の場合の特徴

恋愛になると、若干盲目になりがちなのが、庚戌の男性。

そのため、結婚した後に「この人じゃなかった」とパートナーに失望し、離婚する可能性があります。

飽きるくらい付き合って、相手のことを徹底的に知ってから結婚すると良いでしょう。

なお、結婚後はパートナーの意向をこまめに汲むと、生活が安定しやすくなります。

仕事（適職など）

自分なりの理想をどこまでも追求できる人。そのため、長期にわたる作品作りや、プロジェクト参画が得意な人が多いでしょう。

彫刻家や染色家、伝統芸能の技術者、デザイナー、作家等が、適職と言えます。

大きなところでは、都市計画やアミューズメント施設の運営にかかわるのも面白いかもしれません。

また、人の世話を焼くことが上手なので、人に接する仕事全般が得意。

専門性を高めることを望むならば、教師や看護師、スポーツインストラクター、茶道や華道、弓道の師範を目指すのも良いでしょう。

庚戌の有名人・芸能人

一見静かだけれど、ここぞという時に才能を発揮する人が多いのが特徴。

一世を風靡した後も活躍し続ける藤井フミヤさんや、楚々として見えて面白い中村玉緒さんもこの干支の人です。