己丑(つちのとうし)の性格や特徴

この記事の著者・監修者 zired（ジレット） 占いの専門集団が編集する占いメディア。プロフィール・編集指針

四柱推命の己丑(つちのとうし)って何？どういう性格なんだろう？

ここでは己丑の意味や性格、そして己丑と相性が良い日柱干支、恋愛や結婚、仕事などの運勢についてガイドしていきます。

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己丑とは

己丑とは四柱推命の六十干支26番目にあたる干支で『つちのとうし』と読みます。

己丑は異常干支ではない

己丑は異常干支ではないため、とても変わった人として見られることはないでしょう。

普段はとても静かで温厚、来るもの拒まずの人なので、人から好かれ、どんな環境にでもなじむことができるはずです。

一方で「これをやりたい！やらねば！」と思い込んだことに関しては、どこまでもこだわりそう。反対されたら、猛反発するような部分もあります。

そんな面が出た時には、普段とのギャップで、周りに驚かれることもあるかもしれません。

己丑の性格や特徴

静かで温厚。自分から存在をアピールすることはありませんが、周りに癒しを与える存在として、好かれるでしょう。

反面、やるべきことはてきぱきと片づけるはず。速さよりも完成度の高さを身上としますが、普段の雰囲気とのギャップを感じさせる人が多いでしょう。

見た目より、芯が強くて使命感も強い、しっかり者でもあります。

1.自然と人を惹きつける資質の持ち主

己丑の己は、しっとりとして温かい、人を癒したり育てたりする要素を表します。

己丑の人はまさに、こんな特徴を持つ人。見た目からして温厚さを漂わせ、来るもの拒まずの態度でどんな人とでも上手に付き合います。

頭の回転が速く、エスプリの効いた会話ができる部分も、人を惹きつけてやみません。

自分から「ここにいるよ！見てみて！」と存在をPRしなくても、自然と人を集めるような資質の持ち主です。

2.きっちりやりきるしっかり者

静かで温厚な人の中には、多くの人とのテンポのズレや浮遊感を漂わせる人もいるもの。

でも、己丑の人は育ちの良さと同時に、動じなさを感じさせる人が多いのが特徴です。

その特徴を裏打ちするのが、己丑の人の仕事ぶりでしょう。細部まで手を抜かず、でも納期は破らず、きっちりと仕事をこなします。「任せて安心！」な人なのです。

不測の事態が起きても、きわめて冷静に対応するはず。やるべきことをきっちりやりきる、しっかりした人という評価を受けるでしょう。

3.見た目よりずっと芯が強い

己丑の人は、いつも人に囲まれ、人への配慮を欠かさないのが特徴。誰とでもうまく話を合わせ、場を和やかにしてくれる人です。

ただ、だからといって自分の意志がないわけではありません。むしろ、こだわりは強い方。

自分から言い出したプロジェクトなら、1人でもやり通すような芯の強さを持っています。そんな、言い出したら聞かない部分を見た人には強情と思われるかも。

自分の意見をきちんと説明することと、他人の話を聞く余裕を持つと、より他人に好かれるでしょう。

己丑の人が持つ雰囲気

見るからに静かで温厚と感じさせる人が多いでしょう。

洋館を思わせる喫茶店の奥で、1人静かに紅茶を味わいつつ、クラシックを聴いている。男女ともにこんなシチュエーションの似合う人が多いのです。

自己主張はしないものの、どこか目を離せなくなる魅力を持つ人と言えるでしょう。一目ぼれされることもあるかもしれません。

己丑はモテる？美人って本当？

明治の頃や、古き良きアメリカの貴族を思わせる、外見の持ち主が多いはず。どこかクラシカルで、やさしく、静けさを感じさせるのです。

美男美女、しかもちょっとやそっとで落ちない気配を漂わせるでしょう。

そのため、早々にあきらめる人と、憧れを実現すべく、積極的にアプローチしてくる人とに別れるかもしれません。

女性の場合の特徴

ミルクティーブラウンや、ピンクベージュといった柔らかい色の似合う人が多いでしょう。

服の形自体も、ワンピース等、ふわっとしたものが似合うはず。ほんわか、ふんわりといった形容詞がぴったりの女性です。

そのため「いかにも女の子！」という人が多いでしょう。

自己主張が強くない点も相まって、可愛らしい人と認定され、告白されることも少なくはないはずです。

男性の場合の特徴

流行を追うより、長い歴史を持つブランドの服をさらっと着こなす人が多いはず。それが似合う美男が多いでしょう。

周りから見ればさらっとですが、本人はかなりこだわっているかもしれません。

極端な話、ジャケットから出るシャツの袖の見え具合にもこだわる。それくらいしている可能性はあります。

おしゃれでスマートな人として注目され、告白されることもあるでしょう。

己丑の相性

相性の良い干支は、甲子と己酉。お互いに通じ合える部分が多く、補い合える部分もあるので、良きパートナーとして付き合えるでしょう。

逆に相性が良いとは言えないのが、乙未と辛未の人。お互いに似たところが反発しあってしまったり、違う部分がしゃくに触ってしまいやすい相手です。

相性の良い日柱干支

甲子 ★天地徳合

天地徳合と呼ばれる最高の相性です。互いに引き合い、考えを理解し合える関係です。また男女の場合では結婚しやすく別れにくいでしょう。

頭の回転が速く、いつどこにいても自分の道を貫く実力者が甲子の人。

静けさを漂わせながらも、芯の強さを持つ己丑の人は、甲子の人をしっかりした頼もしい人と評価するでしょう。

逆に甲子の人も、己丑の人の仕事をきっちり仕上げる部分や、博学な部分に惹かれるはず。相思相愛になりやすい2人なのです。

付き合い始めてからも、互いの知性を尊敬しあい、高め合えるでしょう。

甲子の性格特徴

己酉

己丑の人よりは若干、陽気さやピュアを感じさせるのが己酉の人。

一方、実務能力の高さや気配り上手さ、しぶとく物事に取り組む部分は、己丑の人との共通点です。

同じ感覚で仕事や、人生の一大事に立ち向かえるのが強みの2人と言えるでしょう。

また、お互いに、他人の世話を焼くのが得意なところも共通項。お互いの状態を冷静に見極め、アドバイスし合うこともできるはずです。

己酉の性格特徴

相性の悪い日柱干支

乙未

やさしくてスローペース、それでも人に対する気配りは抜群なのが、乙未の人。

己丑の人と通じ合えそうなものですが、実は根本的な部分が正反対なのです。

己丑の人はかなり強い芯を持ちます。対して、乙未の人はどこまでも流動的な部分があります。

お互いに「もっとしっかりしてほしい」「もっと気楽にいさせてほしい」と思ってしまうことが多め。一緒にいるのはしんどいでしょう。

乙未の性格特徴

辛未

とっつきやすい反面、とても現実的でクールな部分を持っているのが、辛未の人。

乙丑の人には、あまりにその部分が他人に冷たい態度に見えてしまい、近づけないことが多いでしょう。

さらに、乙丑の人は自分の意思を通すことが苦手。それを気に病んでしまうこともあります。

そんな部分が、芯の強い乙丑の人を苛立たせることも多いはず。一緒にいても、愉快にはなれない相手でしょう。

辛未の性格特徴

己丑の運勢傾向

芯が強いだけに、自分の身の回りのことから仕事まで、自力でこなす人。

でも実は周囲の人、特に上司や親、先輩の援助を受けて成功しやすい人です。

そのため「やろうと思えばできるけど、ちょっと多忙で大変」という時には、人を頼ることを覚えるのが吉。

さらに、人の意見にも耳を傾け、歩調を合わせることを心がけましょう。

恋愛

基本的に、自己主張をしない人。恋愛の場面でも同様です。

そのため、好きな人ができても、脈ありなのか脈なしなのかを慎重に確かめながら、近づくような部分があるでしょう。片思いで終わることも多めです。

一方、恋愛に積極的な人に好かれた場合は、ぐいぐいアプローチされて付き合うことが多いでしょう。

女性の場合の特徴

なぜか恋が向こうから寄ってくる。そんな人が多いでしょう。

気が付いたら、会社のあらゆる部署の人から告白されていた。それほどの人気を誇る人もいるかもしれません。

自分から誰かを好きになった場合には、状況や相手の出方を見ながら、少しずつ自分から近づくこともありそうです。

付き合いが始まれば、二十四時間ずっと相手と一緒にいたいタイプ。

相手の世話も焼きすぎるほどに焼くので、重い女と思われないよう、たまには相手を放っておくのも大事です。

男性の場合の特徴

「生涯あなたを愛し続ける」こんな風に、相手への思い入れが強くなる人が多いでしょう。

ただ、アプローチは遅くなりがち。大丈夫そうと思えば、急接近しますが、基本は牛の歩みほどスローなテンポで相手に近づきます。

ただ、ルックスも性格も人に好かれやすいため、自分が気にしていなかった人から、告白されることもあるでしょう。

付き合い始めれば、相手に尽くしまくる男性になるはず。燃え上がる気持ちを押し付けすぎなければ、恋が長続きするでしょう。

結婚（婚期など）

女性は早めから適齢期ジャストで結婚する傾向。男性は遅くりがちです。

男女とも結婚してから、相手をドン引きさせてしまう言動をしがちなので、注意しましょう。

女性の場合の特徴

早婚、または適齢期に結婚する運の持ち主。結婚生活も平穏に送れる人が多いでしょう。

ただ、家族の世話を焼きすぎてしまう面が。副業をして貯金を作る等、間接的な貢献の仕方を考えるのが吉です。

また、理想を絵に描いたような家族がいると、劣等感を覚えてしまう傾向が。自分と家族にしか作れない幸せを追求しましょう。

男性の場合の特徴

婚期は遅くなりがち、ただ1度結婚すれば、責任感を持って家族に尽くすでしょう。

反面、自分が家族を引っ張ろうとする部分が、古い時代の頑固親父と見えがち。

また、火遊びに足を踏み入れてしまいがちな傾向もあります。

家族サービスに時間をかけ、恋人時代のようにパートナーに接するのが、結婚生活を安定させるコツです。

仕事（適職など）

コツコツと、細部までこだわって作業することが得意。そのため、事務職全般に適性があると言えるでしょう。

簿記や情報処理等の資格を取れば鬼に金棒。毎日、精度の高い仕事ができる人として、重宝されるはずです。

また、人への気配りが得意な部分も強み。事務処理能力も併せて発揮できると考えれば、公的機関の窓口業務担当者や、秘書も適職と言えます。

さらに、アートに関する仕事も適職。色彩検定等を取得し、ファッション業界で活躍するのもアリでしょう。俳優や女優に向いている人もいます。

己丑の有名人・芸能人

年齢を全く感じさせず、可愛らしい深田恭子さんや、静けさを持ちつつも激しい役も似合う反町隆史さんが名を連ねます。

温厚ですが、どこか天才肌を感じさせる人が多い干支です。