一粒万倍日と並ぶ有名な金運アップの日、寅の日。でも、
と聞かれると困る方も多いでしょう。
ここでは、寅の日がどんな日なのか?また2024年の最強の寅の日はいつなのか?徹底解説します。
目次
寅の日とは?
日本に古来からある「干支暦」に由来します。カレンダーなどにある「甲子」「きのえね」などがまさにそれ。
前半1文字は、森羅万象の状態や物、後半は年賀状でおなじみの干支を表します。この後半の文字が「寅」になるのが寅の日。
寅=虎の動きが素早く、出かけてもすぐ帰ってくる様や、お金と縁の深い黄金の体を持つことから、金運アップの日とされます。
出て行った人やお金、物が即座に戻りやすい日、というのが本来の意味です。
寅の日の由来と毘沙門天
寅の日の由来には、七福神にも数えられる、毘沙門天も関連しています。戦いの他、金運や商売も司る神です。
毘沙門天の生誕日や、聖徳太子に戦に勝つための秘宝を授与された日が、寅年の寅の日、寅の刻だったといわれます。
そのため、寅の年や寅の日には、毘沙門天の加護を受けられるといわれるように。
また、虎は足腰のタフさや動きの素早さから、民衆の願いを毘沙門天に伝える役割を担うともされ、毘沙門天のお使いともされます。
2024年の寅の日カレンダー
日付 | 寅の日に重なる注目日 |
---|---|
1月3日 | 天恩日 |
1月15日 | 仏滅 |
1月27日 | 月徳日 仏滅 |
2月8日 | 大明日 仏滅 |
2月20日 | 不成就日 大安 |
3月15日 | 一粒万倍日 天赦日 |
3月27日 | 一粒万倍日 不成就日 |
4月8日 | 大明日 月徳日 |
4月20日 | 寅の日のみ |
5月2日 | 天恩日 |
5月14日 | 母倉日 仏滅 |
5月26日 | 月徳日 母倉日 仏滅 |
6月7日 | 大明日 母倉日 |
6月19日 | 母倉日 |
7月1日 | 月徳日 母倉日 天恩日 |
7月13日 | 寅の日のみ |
7月25日 | 寅の日のみ |
8月6日 | 大明日 不成就日 |
8月18日 | 寅の日のみ |
8月30日 | 天恩日 不成就日 |
9月11日 | 仏滅 |
9月23日 | 月徳日 仏滅 |
10月5日 | 大明日 大安 |
10月17日 | 受死日 大安 |
10月29日 | 月徳日 天恩日 受死日 |
11月10日 | 寅の日のみ |
11月22日 | 寅の日のみ |
12月4日 | 大明日 |
12月16日 | 寅の日のみ |
12月28日 | 天恩日 |
どんな吉日を活用するにしても、必ず押さえておきたい凶日が不成就日、仏滅、受死日の3つ。この3つが重なる寅の日は、おとなしく過ごしておくのが無難です。
逆に、大安や月徳日等の他の吉日が重なり、上記3つの凶日が重ならない日こそ、上手に活用したいもの。重なる吉日の意味も、活かしやすくなるからです。
例えばお金を大きく増やしたい、臨時収入を得たい場合は、一粒万倍日も重なる日を活用する。
寅の日の「出したものが戻りやすくなる」性質をフルに活用したいならば、大安と重なる日を使う。こんな具合に活用してみましょう。
なお、2024年の前半は、3月15日、4月8日が活用しやすい日。後半は6月7日、7月1日、10月5日が活用しやすい日になります。
その中でも特に活用したい3日を、編集部がピックアップ。この後、重なる吉日の意味も含めて、どのように活用できるかを詳しく解説します。
この3日間は、忘れずに予定に組み込んで活用し、良い運をつかんでいただきたいもの。スケジュール帳に書き留める、アラームを使う等、工夫して活用してくださいね。
2024年寅の日が一粒万倍日と天赦日と重なる3月15日
その日使ったお金が、素早く舞い戻りやすいのが寅の日。ここに、使ったお金が万倍になって戻るとされる一粒万倍日が重なる、お金のラッキーデーが3月15日です。
また、天赦日は終わらせること以外であれば、何でも天が味方する日といわれます。そのため、お財布の購入や宝くじの購入にはぴったりの日。
「いつもより高いお財布が欲しい」「普段より多く宝くじを買いたい」。こんな事情のある方は、この日を活用すると良いでしょう。
大きなところでは、車や家電、不動産等の購入にも適した日です。
寅の日と月徳日 母倉日 天恩日の日が重なる7月1日
当月の月の神が恵みを施すとされる月徳日、家族のお祝い事に向くとされる母倉日が重なる日。さらに、喜ばしい事柄なら何をしても良いとされる天恩日が重なります。
寅の日なので、結婚式や結納は避けた方が無難ですが、誕生日のお祝いやお宮参りには活用できるでしょう。
少し奮発しても、元手の戻りやすい日にお祝いできることになります。
もちろん、宝くじやお財布の購入、少し高額な物品の購入にも向いている日。現在進行形で頑張っている仕事や趣味に関する物品や、書籍を買うのも良いでしょう。
寅の日と大明日、大安が重なる10月5日
してはいけないことがないとされるラッキーデー、大明日と、何をしても順調に事が運びやすい、大安が重なる日。
逆を言えば、寅の日にしてはいけないことさえ避ければ、何をしても良い日といえます。
避けるべきは、結婚式、結納、婚姻届けの提出等の結婚にまつわることと、葬儀。戻っては困ることです。
逆にツキがあるのは旅行と買い物。近場で行きたい場所がある方、ほしいけれどちょっと思い切りが必要なもののある方には狙い目でしょう。
もちろん、宝くじやお財布の購入にもおすすめの日です。
寅の日のおすすめの過ごし方
ここからは、寅の日のおすすめの過ごし方を解説しましょう。
基本は「金運アップに役立つこと」ではありますが、意外と思える過ごし方もあるかもしれません。
ぜひ、チェックして2024年の寅の日に試してくださいね。
財布購入・財布使用開始
財布はお金の居場所。金運がアップしている寅の日に購入したり、使い始めたりすれば、その恩恵を受けた財布になるといわれます。
つまり、お金の増えやすい財布になるということ。俗にいう開運財布を手にしたいと思うのであれば、寅の日に購入したり使い始めたりすれば、それが開運財布になるのです。
なお、寅の日は使ったお金が即座に戻りやすい日でもあります。少し、お高めの財布を購入しても、損をしづらい日といえるでしょう。
旅行
虎は、人間には考えられない距離を猛ダッシュで移動し、あっという間に帰ってくるといわれます。
そんなところからもお金やものだけでなく、人も順調に帰ってきやすいといわれるのが虎の日。
旅行をするのであれば、出発日を虎の日を当てると良いといわれます。特に、長距離移動するような旅でも、無事に帰ってきやすいとされます。
ただ、前後の日があまり活発に動いてはいけないような凶日の場合は、日帰り旅行にすると良いでしょう。
神社参拝・お参り
寅の日に毘沙門天にお参りすることを「寅の日詣で」といいます。そのままかい、という突っ込みが聞こえそうですが、金運等のアップにはぜひ活用したい日です。
毘沙門天は金運や商売をつかさどる神。虎はそのお使いの動物。この日を利用しない手はありませんね。
単に寅の日だからというよりも、金運や仕事運等のアップを祈願する日として、ぜひお参りしたい日になります。
大安等、1日中安泰な日ならば安心してお参りできるでしょう。
寅の日にやってはいけないこと
やっていいことがある反面、やってはいけないこともあるのが寅の日。やってしまってから「しまった!」となるよりも、先に知っておいた方が安心ですよね。
そんな、寅の日にはやってはいけないことをご紹介しましょう。
結婚・入籍
虎は、どんな困難や距離にもめげず、スピーディに元居たところに戻ってくる動物。
そこから、お金や人が返ってくるとされるのが寅の日です。つまり、何でもサクッと元に戻ってきやすい日ということ。
結婚は家を出て、新しい家庭を作る日です。戻る=離婚、結婚の終焉に繋がるため、寅の日の結婚は避けた方が良いとされます。
他に関する縁起はいい日なので、挙式や入籍をしたいと考える方もいるかもしれませんが、やめておきましょう。
葬儀
1度三途の川を渡った方が、戻ってくると言われるのが寅の日。葬儀をすると、亡くなった人をこちらの世界に戻してしまうといわれます。
現代の葬儀までの手続きを考えれば、ほぼ起きえないのですが、スピリチュアルな観点でいえば別。彼岸に渡られた方が、安らかに過ごせなくなってしまうといわれます。
急逝された場合等でも、本葬は極力避けて正解でしょう。同様の理由から、遠方のお宅に香典を送る日にもしない方が良いとされます。