ほかの吉日と比べると、あまり話題にならない吉日、母倉日。でも、暦を意識すると否応なく目に入る存在ではないでしょうか?
今回はそんな母倉日について解説。おすすめの過ごし方や今年注目の母倉日を解説します。
目次
母倉日とはどんな意味?
母倉日とは「天も地も、母親のように人を育む日」という意味です。
歩き始めたばかりのお子さんを、後ろから前から見守り、転ばないかと心配しながらも好きなようにさせている母親。
そんなイメージで、どんなことも「良いよ良いよ、がんばれ!」と運が応援してくれる日といわれるのです。
基本的に法律違反を犯したり、公序良俗に反することを除けば、してはいけないことはありません。
今後続けていきたいことを始めたり、慶事を祝うことに活用するのがおすすめの日です。
1か月に5日前後は存在する吉日なので、比較的活用しやすい吉日でもあります。
母倉日に特にしたい過ごし方はこれ!
基本的に、良いことには積極的に取り組みたい日といえるでしょう。開店や、新規案件等、長く続けたいこと、良い結果を出したいことを始める日に充てるのもおすすめです。
その他、母倉日にしたいのが挙式や入籍、プロポーズや結納といった、結婚に関することと、引越し。これらの行事は、特に母倉日に向いた行事といわれます。
ただ詳しくは後述しますが、暦の凶日や六曜の凶日と、母倉日が重なる日には少し注意しましょう。
結婚にまつわることについては仏滅が重なることを、引越しについては三隣亡が重なることを忌み嫌う方が多いからです。
編集部おすすめ!2024年の母倉日
母倉日は月に5日前後ある、比較的頻度の高い吉日。活用はしやすいでしょう。
こちらのページで、2024年すべての母倉日をチェックいただけます。
ここでは2024年中、特に活用したい母倉日をご紹介しましょう。
母倉日と一粒万倍日、大明日、天恩日、大安が重なる5月15日
基本的に、縁起の良いこと、喜ばしいことであれば何をしてもいい日が重なります。結婚式や結納、棟上げ、旅行、買い物と様々なことに使える日です。
金運アップや家族の健康を願い、寺社仏閣にお参りするのも良いでしょう。
また、一粒万倍日が重なるので、宝くじの購入、貯金の開始、お財布の使い始めにも適した日です。
注意点は2つ。まずはギャンブルや借金、噂話、悪口等は避けましょう。大きくなって帰ってくると困ることはしないのが基本です。
また、縁起の悪いことをすると運が下がりやすい日なので、事故やケガには注意しましょう。
母倉日と大明日、巳の日、大安が重なる4月11日
原則的に何をしてもラッキーとされる母倉日と大明日に、お金のラッキーデーである巳の日が重なります。
何をしてもスムーズに運ぶとされる大安も重なるので、滞りなく進めたい大切な仕事や行事の日に充てても良いでしょう。
ただし、巳の日があるので、結婚式や結納等、結婚にまつわる行事は避けて。弁天様の嫉妬を受けてうまくいきづらくなるとされるからです。
「始める」ことにはツキがあるため、財布や仕事道具の使い始めや、資格取得の勉強を始めるにはおすすめの日です。
加えて、お宮参りや厄除け祈願を受けること、旅行等は吉とされます。
母倉日についての疑問
こんな疑問を抱いてみえる方もいるでしょう。
ここでは、母倉日にやってはいけないことがあるのかや、六曜の凶日と重なった日の注意点等を解説します。
母倉日にやってはいけないことはある?
基本的にはありません。挙式、引越し、開業等、何をしても良い日とされています。
一大行事を予定していなければ、この先長く続けていきたいうこと、ラッキーと思えることに着手しましょう。
ただ、法律違反や公序良俗に反することは避けたいもの。酔って大騒ぎすることや、運転中のスピード違反にも気を付けて吉です。
また、調子に乗って無礼な言動をすることも避けましょう。運を別にしても、人に嫌われることは間違いありません。
母倉日の納車
大きな出費を伴う買い物であり、考えたくはないことですが、事故のリスクも少なからずはらむのが車。
納車の日は、極力運がいい日にしたいと考えるのは人情でしょう。母倉日は、そんな納車にもぴったりの日。
目に見えない存在が発する、良い運を手にできると考えられる日ですから、幸運を背負った車を手にできると考えられます。
マイカーはもちろんですが、経営する会社やお店の車の納車日としても、活用できる日です。
ただし、詳しくは後ほどお話ししますが、六曜や暦の凶日に重なるものの中には、納車を避けた方が無難とされる日もあります。
母倉日と六曜が重なるとき
六曜は、カレンダーに書かれていることが多い、仏滅や大安等のこと。中でも凶日は、すべて凶とされる仏滅と、危険物の扱いに不運が起きやすい赤口です。
母倉日の威力をもってすれば影響はないとされますが、縁起を特に気にする方には、ネックになりえます。挙式・納車等は避けましょう。
また、暦にはすべてが凶とされる、不成就日、受死日等も存在。引越しすると、近所にまで悪運を及ぼすとされる、三隣亡もあります。
母倉日の場合、受死日以外は平気という説もありますが、極力、こういった日は行動を避けた方がストレスが少ないでしょう。