巳の日、己巳の日。金運に敏感な方には身近なワードかもしれませんね。でも、由来や他の吉日との違いは分かりづらいもの。
今回は巳の日・己巳について徹底解説。2023年の巳の日のカレンダーもぜひご活用ください。
目次
巳の日・己巳の日とは?
日本に古くからある暦では、森羅万象を表す「甲・庚」等の十干と、十二支を組み合わせて日を表します。「庚寅」等といった具合です。
漢字表記にした時、二文字目に「巳」とつくのが巳の日になります。巳=蛇は、財運を守護する弁財天のお使い。お金等にまつわる願いを巳が弁財天に届けてくれる日とされるのです。
そして「己巳(つちのとみ)の日」の「己」は金や財宝を表す言葉。特に金運がアップしやすい日として、重んじられます。
己巳の日と一粒万倍日はどっちが上?
どちらも金運アップの日ではありますが、意味合いが異なります。
- 己巳の日:弁財天が守護する金運や、個人の才能を伸ばす祈願が届きやすい日
- 一粒万倍日:かけた元手(お金)が何倍にもなって増えやすい日
「給料アップしたい!」ならば己巳の日の活用がおすすめ。「開店資金を早く回収したい」ならば、一粒万倍日の活用がおすすめなのです。
どちらがより運の良い日かを考えるより、用途によって、使い分けるのが吉でしょう。
巳の日と仏滅や不成就日が重なったとき
仏滅はさして気にしない、とされることが多いようです。ただ、この日に動くのは気分が悪い、という場合は、動きを控えて吉でしょう。
一方の不成就日は吉日のパワーを打ち消すため、動かないことが推奨されています。
他の凶日であれば、時間や注意事項に留意すれば動けることがほとんどです。そういった日を活用しましょう。
2023年の巳の日(己巳の日)カレンダー
日付 | 注目の重なる日 |
---|---|
1月11日 | 大明日、母倉日、己巳の日、先勝 |
1月23日 | 母倉日、天恩日、友引 |
2月4日 | 友引、地火日、滅門日、重日 |
2月16日 | 大明日、友引、地火日、滅門日 |
2月28日 | 仏滅、滅門日、重日 |
3月12日 | 大明日、己巳の日、仏滅、十死日、重日 |
3月24日 | 天恩日、仏滅、十死日、重日、復日 |
4月5日 | 母倉日、仏滅、重日 |
4月17日 | 大明日、母倉日、仏滅、重日 |
4月29日 | 母倉日、赤口、重日 |
5月11日 | 大明日、受死日、重日、赤口 |
5月23日 | 天恩日、先勝、不成就日、受死日、重日 |
6月4日 | 先勝、受死日、重日 |
6月16日 | 大明日、一粒万倍日、先勝、不成就日、十死日、重日 |
6月28日 | 一粒万倍日、先負、十死日、重日、復日 |
7月10日 | 大明日、母倉日、己巳の日、先負 |
7月22日 | 母倉日、天恩日、仏滅、重日 |
8月3日 | 母倉日、仏滅、重日 |
8月15日 | 大明日、仏滅、大禍日、重日 |
8月27日 | 赤口、大禍日、重日 |
9月8日 | 大明日、赤口、十死日、重日 |
9月20日 | 天恩日、先勝、十死日、重日、復日 |
10月2日 | 不成就日、先勝、十死日、重日 |
10月14日 | 大明日、母倉日、先勝、血忌日、重日 |
10月26日 | 母倉日、友引、血忌日、重日 |
11月7日 | 大明日、母倉日、己巳の日、友引、血忌日、重日、復日 |
11月19日 | 天恩日、仏滅、重日 |
12月1日 | 仏滅、重日 |
12月13日 | 大明日、大安、十死日、重日 |
12月25日 | 不成就日、大安、重日、復日 |
〇血忌日:手術や殺生凶。〇友引:昼凶。〇先負:午前中凶。〇赤口:昼時のみ吉。
〇仏滅:全て凶。〇寅の日:結婚・葬儀凶。〇三隣亡:建築・引越し凶。〇先勝:午後凶。
〇受死日:全て凶の最凶日。〇鬼宿日:結婚のみ凶。〇地火日:土木建築・畑仕事・葬儀凶。〇大禍日:口喧嘩・建築や修理・旅凶。〇滅門日:全て凶。 〇重日:重なる凶日の意味を増強。〇十死日:全て凶。
全て凶とされる不成就日等は避けて動いて吉。他の日の注意事項を心にとめて動きましょう。
巳の日が母倉日、天恩日と重なる1月23日
母倉日は基本的に何をしてもいい日。天恩日も慶事に適している日です。巳の日も、結婚以外の慶事に適しているので、誕生日会等をするには良い日でしょう。
その他、宝くじの購入や弁財天へのお参り、大切な贈り物を買うことにも向く日です。
友引の日なので、お昼時を避けて動いて。ケガや体調不良に注意すれば、仕事終わりに動いても大丈夫です。
己巳の日と大明日、母倉日が重なる7月10日
60日に1度の己巳の日を使えるラッキーデイなので、金運アップにつながる行動を積極的にしたい日といえます。
また、人生の一大行事に適した大明日と、何をしても吉と言われる母倉日も重なるので、独立開業にもおすすめの日。
入籍や挙式等、結婚にまつわる行事を避ければ、他の慶事にも向く日です。先負の日なので、午後から動くと良いでしょう。
巳の日と大明日、母倉日が重なる10月14日
宝くじを買う、財布や身の回りの物を新調する等、お金にまつわる良い行動を積極的にしたい日です。ちなみに週末、土曜日になります。
大明日や母倉日も重なるので、誕生会等をしても良いでしょう。結婚にまつわる行事はNGです。
先勝の日なので、買い物や行事は午前中に済ませて。血忌日なのでケガに注意し、虫等を殺生することは避けましょう。
巳の日・己巳の日は何をするといい?

ここからは、巳の日・己巳の日にするといいことをご紹介しましょう。
財布購入・財布使用開始
巳の日・己巳の日に買ったり、使い始める財布は、弁財天のご利益をため込んで、お金がうまく回りやすくなるといわれます。
「お金に恵まれていない」と感じる時には、この日を狙って財布を新調してみましょう。そろそろ、お財布を替えようかと思ったときにも、この日を狙うのがおすすめです。
金運アップのアイテムを購入する日にも、適しています。
宝くじを買ってみる
やはり、金運が上がる日ですから、宝くじを買うのにも良い日といわれます。どうせ買うならば、縁起のいい日がいいですよね。ぜひこの日を活用してください。
なお、当選を確認する日や、当選金を受け取る日としても縁起のいい日といわれます。
店頭やネットで当選を確認し、当選金の一部を購入金に当てて、即次のくじを購入するのも良いでしょう。
弁財天への参拝・お参り
巳、つまり蛇は弁財天のお使いです。その巳の日に弁財天へお参りするということは、弁財天とより強いご縁を結ぶということになります。
金運を上げるため、宝くじや財布の購入だけでなく、お参りも併せて行うと良いでしょう。
できれば、銭洗いもするのがおすすめ。洗ったお金がたくさんのお金を呼ぶといわれるので、お財布に入れておきましょう。
巳の日・己巳の日にやってはいけないこと
うっかりやってしまいがち、でも巳の日や己巳の日にやってはいけないこともあります。チェックしましょう。
結婚・入籍
「弁財天の嫉妬を買って別れさせられる」という意味から、結婚にまつわる、結納・入籍・挙式等は避けた方が良いとされます。
ですが「弁財天は縁を結ぶ神でもある」というところから、特に気にしないという説もあるのが、実情です。
当事者がどちらの説を重んじるか?と、親戚縁者の中にこの日を嫌う人がいないか?が重要でしょう。
水回りやトイレを汚す
弁財天は元来、水の神様。その弁財天とご縁の深い日ですから水回りを汚せば、弁財天に嫌われやすくなる、というわけです。
意外とついやってしまいがちなのが、出先のトイレで手についた水を無造作に飛ばすこと。いつやっても、感心できることではありませんが、この日は特に注意しましょう。
逆を言えば、水回りやトイレの掃除は開運行動になります。
お金をぞんざいに扱う
金運の上がる日ではありますが、使わないものにお金を使ったり、体調を崩すほどに飲みすぎたりするのはNG。
弁財天にももちろん、お金にも嫌われる行為になります。金運を自ら下げる行為は避けましょう。
また、借金やお金を貸すことにも適さない日です。ゆくゆく、トラブルになるようなお金の使い方や、ぞんざいな使い方は意識して避けましょう。