このページでは「辛」の意味や性格、他の十干との相性や辛の十干十二支についても解説していきます。
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【辛】
(かのと)
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目次
辛(かのと)とは?
辛とは、四柱推命や算命学でもおなじみの「十干(じっかん)」のうち8番目にあたる要素で、「かのと」または「しん」と読みます。
持っている性質から、命式に当てはまる人の性格や特徴を読み解くことができるのです。
十干とは?十干一覧表
番号 | 十干 | 読み方 | 別読み | 五行 | 陰陽 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 甲 | きのえ | こう | 木 | 陽(+/兄) |
2 | 乙 | きのと | おつ | 木 | 陰(-/弟) |
3 | 丙 | ひのえ | へい | 火 | 陽(+/兄) |
4 | 丁 | ひのと | てい | 火 | 陰(-/弟) |
5 | 戊 | つちのえ | ぼ | 土 | 陽(+/兄) |
6 | 己 | つちのと | き | 土 | 陰(-/弟) |
7 | 庚 | かのえ | こう | 金 | 陽(+/兄) |
8 | 辛 | かのと | しん | 金 | 陰(-/弟) |
9 | 壬 | みずのえ | じん | 水 | 陽(+/兄) |
10 | 癸 | みずのと | き | 水 | 陰(-/弟) |
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辛が表す意味・キーワード
辛は「金の弟」を指す言葉。金の中でも、不純物を除いた純度の高い金属や、研磨を終えた宝石のことを表します。
季節でいえば秋。最盛期の元気さを失った植物に種を作り、次の命を作るための準備を整えている状態です。
キーワード
辛日生まれの人の性格や特徴
人間関係も、生み出すものも、生き方もすべて美しくなければならない。こんな価値観を持つ人です。
外見も美しく、動作や発する言葉も洗練されているはず。他人からは美男・美女、品の良い人という評価を受けるでしょう。
センシティブ故、気持ちのアップダウンは人より多め。でもそれも糧にして一流であろうと頑張る人です。
美しくてナンボ
辛を代表するキーワードが宝石。それも、磨きに磨きをかけて一流の社交界で流通するような、美しい宝石を表します。
この性質を体現するかのように、辛日生まれの人は美しいものが大好き。ファッションやインテリアに格別、気を使う人も少なくないでしょう。
加えて、普段の立ち居振る舞いから仕事の仕方、生き方まで上品かつ美しくありたいと考えるのが、辛日生まれの人。
他人の前で取り乱すのは持っての他。常に、品のある振る舞いを心がけています。
さらに、一流の人間であることを目指すべく、資格取得や自己啓発に励む人も多いでしょう。
頑張りぬく強さの持ち主
同じ環境にいても、他の人よりも大きな仕事を任されたり、数人いる兄弟の中でも家族の救世主的存在になる人はいるもの。
辛日生まれの人は、こういう存在になりやすい人。「余計なものをそぎ落としなさい」と言わんばかりに、しんどい目に遭うことが多めなのです。
ただ、辛日生まれの人は、それでへこたれる人ではありません。
「撤退するなど、美しいことではない」という想いのもと、どこまでも戦い抜くはず。周りから尊敬を集めるほど、頑張る人も少なくはないでしょう。
その結果、新しいスペックを手に入れ、より美しさを増すはずです。
気持ちのアップダウンが激しい
普通の人であれば、1のダメージにしか思わないことを、8のダメージに感じるのが辛日生まれの人。
センシティブであるが故に、物事や人から受ける影響やインパクトが大きく、気持ちのアップダウンも激しくなりがちです。
ただ、そのセンシティブさがあるからこそ、できることもあるのが、辛日生まれの人。
喜怒哀楽を表現するのが上手なので、アーティストとして活躍できる素質を持っているのです。
仕事にしないまでも、趣味で音楽や絵、小説等の制作を手掛けている人も少なくはないはず。それが気持ちの安定につながっている人も多いでしょう。
辛日生まれ(金の陰)と他十干との相性
相性は様々な要素ではかることができますが、ここではせっかくですから、十干を用いて見ていきましょう。
辛日生まれのあなたと、気になるあの人の相性はいかに?
恋愛感情のある相手のことだけでなく、家族や友人、同僚との相性も見ておくと、人間関係の構築に活かせるでしょう。
甲(木の陽)との相性
甲の人は勢い良く、前へ出ようとする人。また、良くも悪くも大らかで、遠慮のない振る舞いをすることもあるでしょう。
センシティブな辛日生まれの人からすると、少し押しが強すぎてしんどい人と感じそう。何気ない甲の人の発言にグサッと傷ついてしまうこともあるでしょう。
逆に、ムカッと来た辛日生まれの人が、甲の人を傷つけることもありそう。相性度は★1つといったところです。
乙(木の陰)との相性
乙の人はおっとりとした、やさしい人。何事も頑張れるだけの強さを持つ辛の人から見ると、頼りない人と映りがち。
時々、得意分野に関するアドバイスをもらう分には良いのですが、それ以上の関係になると、物足りなく感じそうです。
また案外、お互いに些末なことでグサッと傷つく人。お互いにお互いを責めた後、自分のやったことにも、相手の発言にも傷ついて、疲れてしまいそうです。
相性度は★1つでしょう。
丙(火の陽)との相性
辛の人との相性が、抜群に良い相手。2人でいるとお互いの強い部分を、やさしさや包容力として発揮できるようになるでしょう。
また、太陽が宝石や純金を輝かせるがごとく、丙の人に辛日の人が美しさを発掘してもらえることもあるはずです。相性度は最高の★5つ。
ただし、丙の人が辛の人の世話を焼きすぎると、辛の人は息苦しく感じるので、50:50の付き合いを心がけましょう。
丁(火の陰)との相性
ダイヤは、温度の高い炎でガンガン熱していると、ほぼ燃えカスがなくなるほどに燃えるそう。
十干に当てはめると、ダイヤ=辛の人、炎(人が作り出す炎)=丁の人となります。
つまり、丁の人に強烈すぎるところがあって、辛の人がしんどくなってしまいがちな相手ということ。
相性度は★1.5個といったところ。辛の人にとっては頼りがいのある人ですが、むやみに近づかないのが吉です。
戊(土の陽)との相性
金属や宝石が生まれるのは土の中ですよね。
戊の人は、まさに金属や宝石を育む、鉱山のような性質を持つ人。そのため、辛の人は一緒にいると、実家に帰ったかのような安心感を覚えるでしょう。
ただそれだけに、辛の人が一方的に甘えがち。たまには、戊の人を気遣ったり、手伝ったりすると、長く心地良い関係を保ちやすくなるはずです。
相性度は★3.5個。真ん中より少し良いくらいです。
己(土の陰)との相性
野菜や米、果物を育む土が、己。とてもやさしくて、一緒にいるとほっこりするという人が多いでしょう。
ただ、辛の人にはそうは思えない部分が多いかもしれません。己の人に世話を焼かれすぎて、正直ウザいと感じることが多い相手なのです。
「やさしくて素敵」と好感を抱いたとしても、人との付き合い方を学ぶ先生、として遠巻きに見ていたほうが正解です。
相性度は★2つ程度でしょう。
庚(金の陽)との相性
庚のパワフルで、頼りがいのあるところは辛日の人にとっても、頼もしく思える部分。
ただ辛の人には、庚の人のガッツある振る舞いが泥臭く見えてしまうことが多いでしょう。早々に自分とは合わない人と判断しそうな気配です。
また、辛の人が庚の人の何気ない言葉に、痛みを覚えることも多いはず。それに庚の人が気づかないのもまた腹立たしく思えそうです。
相性は★1つ程度でしょう。
辛(金の陰)との相性
同じ性質を持つ相手であるだけに、相性が良さそうに見えますが、そうでもありません。
というのもやはり、辛の人は一流を目指す人だから。自分と同じような意図をもって、同じような振る舞いをする人は、競争相手としか思えない部分が大きいのです。
自分にないものを見出しあい、尊敬しあえればうまくいく確率は上がりますが、難しい相手でしょう。相性度は★2つといったところです。
壬(水の陽)との相性
壬は川や海を表す言葉。宝石や砂金になった金・辛の人をやさしく包み込み、浄化して、癒してくれる人です。
普段は壬の人が、辛の人の面倒を見ることが多め、でも、辛の人もいざという時には壬の人を助けます。
ただ若干、壬の人があまりにも面倒を見すぎると、辛の人が窮屈に感じがち。辛の人は、自分でやりたいところは明確に意思を示し、放っておいてもらうのが吉です。
相性は★4つ。
癸(水の陰)との相性
辛の人から見ると、弟・妹的要素を強く持っているのが、癸の人。
そのため、辛の人は親身に面倒を見るのですが、どれだけ面倒を見ても報われない相手でもあります。一緒にいてしんどく感じることが多いでしょう。
また、なぜかお互いの足並みが合いづらい相手。
待ち合わせをして会ってみたら、お互いの服装の系統がちぐはぐで、苛立つなんてこともあるでしょう。相性は★2つ程度です。
辛の十干十二支(六十干支)一覧
六十干支は、十干と十二支を組み合わせて作られるもの。
1つ目は、十干のトップの甲と十二支のトップの子を組み合わせて、甲子。次いで、乙丑、丙寅となります。
この法則に従って組み合わせると、辛と組み合わせられる十二支は6つ。未、巳、卯、丑、亥、酉となります。
辛の十干十二支、それぞれの特徴を見ていきましょう。
辛未(かのとひつじ)
若くても、資産家を取り仕切る老主人・老婦人を思わせる、動じなさや用心深さを感じさせます。コツコツと淡々と行動して、勝利を手にする人です。
人前で負けることは恥と考える気持ちが強く、自分の意見を何が何でも通そうとする部分があります。
負けたくないと思う時にこそ、人の話を聞く余裕を見せれば、大成するでしょう。
関連特集辛未(かのとひつじ)の性格や特徴
辛巳(かのとみ)
辛の中でも特に、御曹司・令嬢といった雰囲気を強く漂わせる人。
他人には細心の注意を払って不快なことが発生しないように接するでしょう。それが功を奏して、人脈が広がりやすい人です。
曲がったことが大嫌いなのは良いのですが、融通が利かないところがたまにキズ。余裕がない時にこそ、積極的に人の話を聞きに行きましょう。
関連特集辛巳(かのとみ)の性格や特徴
辛卯(かのとう)
多くの人に背中を押されても、人前に出るようなことはしません。いたって物静かな人です。
ただ、辛の持つセンシティブさに頭脳明晰さが加わるので、鬼に金棒。抱いた夢は、着実に叶えるでしょう。
ただ、妄想が膨らみがちな点と、自分の考えは頑として譲らない点が表に出ると、変わった人と見られがちなので注意が必要です。
関連特集辛卯(かのとう)の性格や特徴
辛丑(かのとうし)
天真爛漫ながら、マナーにのっとった人付き合いのできる人。行く先々で様々な人から人気を集めるでしょう。
その人気に応えるかのように、相手の気持ちを気遣った対応ができるのも良いところ。何かと、助けてくれる人が集まりやすい人です。
自分の意見を通すことに、こだわりがちな点に気を付ければ、大成も夢ではありません。
関連特集辛丑(かのとうし)の性格や特徴
辛亥(かのとい)
良くも悪くもピュア。良い面に転べば多くの人に可愛がられ、ちょっと悪い面として出ると、わがままで強情と思われる部分があります。
もともと勘が鋭くて、他人の気持ちを見通すことも不可能ではない人。
その力を不利な状況でも発揮し、周りの人と足並みを揃えることを心がければ、想像力や表現力をより、発揮しやすくなります。
関連特集辛亥(かのとい)の性格や特徴
辛酉(かのととり)
辛を冠する六十干支の中でも、特に一流を目指そうという意識が強い人です。
ただ、その意志の強さを隠すのが上手。結局は、自分の意図通りに周りを動かすこともあるでしょう。
反面、他人の世話を焼くことが上手で、人一倍誠実な人でもあります。すぐに物事を投げ出しがちな点に気を付ければ、大きな夢を手にできるでしょう。
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