“塔”という言葉からは、特に良いイメージも、悪いイメージもない人がほとんどだと思います。
しかし、そういった感覚で塔のカードを見ると、その雰囲気の暗さ、不気味さに驚くのではないでしょうか。
この“塔”のカード、どう贔屓めに見ても、いい意味が含まれているようには感じられません。
はたして、タロットで“塔”が出た場合、どのように読み取ればいいのでしょうか。
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目次
『塔』が意味するもの
タロット初心者のうちは、その言葉のイメージから、“死神”や“悪魔”を「最も悪いカード」として受け取りやすいものです。
しかし、タロットにおいて最も良くないカードは、この“塔”。
もちろん、質問の内容や、他のカードとの兼ね合いで、塔以外のカードが最悪のものとなり得る場合もあります。
ですが、一般的に、大アルカナで最も良くないカードは何かというとき、それは塔のカードなのです。
何を表す絵なの?
塔のカードは、崩壊を表しています。
カードには高くそびえる塔が描かれていますが、その他に建物は見えません。この塔は、よほど高いものなのでしょう。
王はその高い塔のてっぺんから下界を見下ろしていたのですが、そのあまりにも傲慢で欲深い姿は神の怒りをかい、一撃の雷が落とされたのです。
雷により、王冠が吹き飛ばされていることから、この神の怒りは権力や欲望、傲慢等を吹き飛ばすものであるということがわかるのではないでしょうか。
しかしよく見ると、衝撃で吹き飛ばされた王は、こうなってもなお王冠を手放そうとしません。このまま落下すれば神の慈悲は受けられず、命を落としてしまうでしょう。
もしかしたら、お持ちのタロットカードによっては細部のイラストが異なるかもしれません。しかし、どのカードであっても崩壊や、災難、悲劇等が読み取れるはずです。
塔が「正位置」で出たときの意味
上で述べたように、塔のカードには崩壊や、災難、悲劇といった意味があります。
では具体的に、それぞれの占いで塔のカードが出た場合はどのように読み解けばいいのでしょうか。
仕事占いの場合
仕事を占って塔が出た場合、予想外の大失敗をあらわしています。
例えば、必要な会場や施設を抑えられていないことが当日わかったり、社外秘の資料をどこかにFAXしてしまったり。「まさか」というような事態が起こることをあらわしているのです。
しかも、そのことは寝耳に水のタイミングで知るので、あらかじめ対策等をとることもできず、右往左往するばかりでしょう。
できる対策は?
塔は、予期しないアクシデントが起こることを示しており、なおかつ、その出来事自体は不可避だと考えられます。
しかし、何をやってもムダだというわけではなく、そのアクシデントが起こった後の行動が適切であれば、挽回することは十分可能。
ですから、仕事を占って塔のカードが出たのであれば、常に第二、第三の案を考えておくようにしましょう。
いつでも他の案にシフトできるようにしておけば、いくらか安心できるはずです。
恋愛占い(片思い・復縁)の場合
片思いや復縁希望で塔のカードが出た場合、相手と口論の末、縁を切ってしまうことを示しています。
口論しながら、「これでこの恋はダメになる」と感じるのですが、それでも自分を止めることはできません。言いたいことを言い尽くすまで、お互い止まらないのです。
できる対策は?
この恋を失いたくないのであれば、自制心を強くもつことが大切です。
しかし、ダメだダメだと思いながらも止まらないということは、それだけ、どうしても言いたかったり、許せなかったりするのでしょう。
その場合、ムリに押さえ込んでも、自分のためにはなりません。口論せずに済むだけで、結局気持ちが冷めてしまうかもしれないのです。
愛情であれ、指摘や文句であれ、心からの本音を相手にぶつけられるのは、またとないチャンスなのかもしれません。
未来を占っている場合
未来を占って塔が出た場合は、崖っぷちに立たされることを示しています。
たとえば毎月ギリギリの生活をしていたり、チャンスを完全に失ってしまったり。
それも、自分の言動によってそうなってしまうのならまだあきらめもつくものの、不可抗力によるものなので、気持ちの整理もつきません。
急激に起こった出来事に驚き、戸惑っているうちに全てが済んでしまい、とれる手段がもう何もなくなっているのです。
できる対策は?
雷がなんの予兆もなく塔を直撃していることからも、起こるアクシデントはなかなか避けられません。
しかし、もっとも悲惨な末路をたどるのは、雷に打たれてなお王冠を離さない王なのです。
このことからも、あまり権力や欲にこだわりすぎないことが大切。
アクシデントが起こったからといって、必ずそれ以上のものを手に入れてやろうとか、なんとかしてこのアクシデントを利用できないかと考えるのはやめましょう。
アクシデントが起こったあとをディフォルトの状態とし、そこから前に進む姿勢が大事です。
塔が「逆位置」で出たときの意味
崩壊や、災難、悲劇など、とても恐ろしい意味をもつ塔のカード。
しかし、タロットは逆位置になるとその意味がまるで変わってしまうものです。では、塔が逆位置で出た場合は、一体どのように解釈するのでしょうか。
基本的には、塔の逆位置は緊張や誤解、トラブル等を表します。
塔のカードの場合、正位置と逆位置でガラッと意味が変わるということはなく、基本的にはよくない意味合いが大きいです。
しかし逆位置の場合、「その最悪の事態を知ることができてよかった」と、一筋の光を見出す場合もあります。
これは、カードが逆位置であることから、まだまだ裁きを下す必要のないタイミングで雷が落ちてしまったからでしょう。
仕事運占いの場合
仕事を占って逆位置の塔が出た場合、小さなほころびのせいで失敗してしまうことを示しています。
ただし、このほころびは、本人も事前に気づいているでしょう。気づいているのですが、「これは、あまり問題ではないだろう」と判断し、そのままにしておくのです。
そのため、それが原因となって失敗しても、「まさかこれが」という驚きはあるものの、意外ではありません。
できる対策は?
塔の逆位置が出た場合は、全体のレベルを下げてもいいのでほころびをなくすことです。
重要な部分のクオリティをとことん上げたいと考えるのは当然のことかもしれません。
しかし、そのおかげで、さほど重要ではない部分にはあまり意識がいかなくなってしまい、やがてほころびが生じるのです。
それが原因で仕事そのものを失敗してしまうくらいなら、少し全体のレベルを下げたほうがいいでしょう。
恋愛占い(片思い・復縁)の場合
片思いや復縁で逆位置の塔が出た場合、相手を大嫌いになることを示しています。
今まで相手が巧妙に隠していた、もしくは本人は気づいてなかった一面が明らかになるのですが、それは到底見過ごせるものではありません。
恋が冷めるどころか、もしかしたら、一瞬で嫌悪感がわいてくることもあるでしょう。相手を思い続けていたそれまでの時間を返せと言いたくなるほどです。
できる対策は?
どうしても相手をこのまま思い続けたいというのであれば、何らかの対策は必要かもしれません。
しかしこの場合、気持ちが冷めるのは不必要な出来事ではなく、相手の本当の姿が原因なのです。回避を望まず、その姿は知っておくことをオススメします。
どうしてもというのなら、真の姿を知ったあとに、それでもまだ愛せるような強い心をもつことです。
未来を占っている場合
未来を占って逆位置の塔が出た場合、それまで知らなかった真実が見えて心が揺れることを示しています。
例えば、目指しているものが、期待しているようなものが得られないのだと知ったり、必要となるスキルが自分にないとわかったり。
たしかに、それを知った瞬間はショックかもしれません。しかし、その事実を受け入れれば、その時点で方向転換でき、どうしてもかなわないものをそうと知らず、いつまでも追い続けるということはなくなるでしょう。
できる対策は?
逆位置で塔が出たのなら、すっぱりと気持ちを切り替え、方向転換することが大切です。
もちろん、すぐには気持ちが整理できない場合もあるでしょう。そんなときも、少しずつ、他の道へ舵を切っていくこと。
「もう、これから目指す先は、この方向ではないのだ」というのを理解するだけでも、明るい可能性に向けて進路を変えることができるはずです。
まとめ(総括)
塔は、タロットの中で最も良くないカードです。
とはいえ、タロットはあくまでも現状を前提にしているのだということを忘れてはいけません。
例えば、恋愛でも、今すぐ告白するのと、一生懸命自分磨きをしてから告白するのとでは結果も違ってくるでしょう。つまり、塔が出たからといって、悲観しないこと。
何らかの行動や努力をして、自分を現状とは違ったものにすれば、未来が変わる可能性は十分にあるのです。
誰かを占って塔のカードが出たら、ぜひそのことを伝えてあげてください。