天中殺は、何となく知っているようで、詳しいことになると分からないことも多いものではないでしょうか。
今回は、辰巳天中殺について詳しく解説。辰巳天中殺の人が注意すべき時期から、性格や、他の天中殺の人との相性まで解説します。
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目次
辰巳天中殺(空亡)とは?
天中殺を生むのは、四柱推命や算命学を学ぶと必ず出てくる、六十干支です。
六十干支は、10ある十干に、12個ある十二支を1つずつあてがって作るもの。12個ある十二支は2つ余ります。
この余り2つを、天からの支援=干のない時期であることから、体力や精神がダウンする時期と判断する。これが、天中殺です。
十干と十二支の組み合わせは、1周では終わりません。十干が持つ、木・火・土・金・水の質を、全ての十二支が兼ね備えられるよう、6周分組み合わせます。
結果、6通りの天中殺が生まれることになるのです。辰巳が余る=辰巳天中殺となる六十干支は以下の10個になります。
辰巳天中殺・空亡の天中殺はいつ?
12年間の間のどこかで、2年続けてくるのが、年の天中殺です。
辰巳天中殺の人にとって、直近の天中殺の年となるのは2024年~2025年。2023年は、やるべきことを終わらせておくと良いでしょう。
さらに、月の天中殺や日の天中殺も意識すると動きやすくなるはず。
辰巳天中殺の人の月の天中殺は、4月から5月。西洋のカレンダーに当てはめると、6月の第1週程度まで気を付けると良いでしょう。
日の天中殺については、以下のサイトが便利。
気になる期間を指定するとカレンダー表が出てきます。その「日干支」の列が「●辰」もしくは「●巳」となっているのが日の天中殺です。ぜひ活用してみてください。
参考干支カレンダー
なお、時間の天中殺は、多忙な現代人には活用しづらいでしょう。
天中殺空亡期間の結婚や転職は注意
天中殺の間に気を付けることは、ライフイベントを避けることです。結婚や転職はもちろん、起業、住宅の購入、引越も避けるべき事項。
ライフイベントまではいかないにしても、車や高額家電、ハイクオリティなジュエリー等、高額な買い物も避けましょう。
天中殺の時期は、判断力も直観力もダウンしがち。そのため、危ない話に引っ掛かりやすくなったり、自分に全くふさわしくないものを選んでしまいがちなのです。注意しましょう。
なお、天中殺の間は体力も精神力もダウンしがちです。残業やオーバーワークは極力避け、静養を心掛けましょう。
2024年の運勢バイオリズム
年運天中殺の1年目に当たります。やみくもに恐れるよりも、ままならないことが起きやすい時期と自覚し、何事にも慎重に取り組む姿勢を持つのが大切。
また、成果を出そうと焦るよりも、内省と精神性を向上させる勉強に励むと良い時期です。加えて、他者への優しさを失わなければ、乗り切りやすくなるでしょう。
特に注意すべき月は、4月から5月。月の天中殺と年運天中殺が重なるタイミングです。アクシデントが勃発しやすい時期ですが、ヤケを起こさないように落ち着いて行動しましょう。
10月頃までは、他人のサポーターに徹するのがおすすめ。ツキも学びも呼び込みます。
11月頃からは充電時期に入るので、心身をいたわって過ごしましょう。
2025年の運勢バイオリズム
天中殺2年目です。今年1年「学びの時期」と思って乗り切りましょう。
まず心掛けたいのは、何事も慎重になること。どうしてもアクシデントが起きやすいのが天中殺なので、すべての行動・判断を慎重に行って損はないはずです。
また、自分のできる範囲で構わないので、人を助けることを心掛けて。誰かや世の中に貢献できることをして、幸運を引き寄せる素地を作るのが、天中殺の時期だからです。
さらに、自分磨きをすることもおすすめ。対人関係や心に関する勉強、趣味のスキルを磨くこと等にツキがあります。
4月から梅雨に入る頃までは辰巳天中殺の方の注意すべき時期。天中殺期間中でもあるので、特にノリや勢いによる行動・判断は避けましょう。
辰巳天中殺・空亡の性格特徴
天中殺は、注意すべき時期を示唆するだけではありません。ここでは、辰巳天中殺の人の性格の特徴を解説します。
1.無邪気で自分に正直
カッコつけたり、忖度したりすることを、むしろカッコ悪いと感じる節があるのが、辰巳天中殺の人。
いつ、どんな人を相手にしても、自分の本音をぶつけ、真っ向勝負を挑むような部分があります。
周囲の人が見ると、素直すぎてトラブルメーカーと思われることもありがち。でも本人は止まりません。
本人にすればその行動も、「今やらなければマズい」という判断に基づいていることが多いためです。
嘘がつけない、やろうと思ったらやらずにはいられない。そんな人といえるでしょう。そんな部分が周囲に伝わるに連れ、理解者も増えるはずです。
2.いつでも行動あるのみ
辰巳天中殺の人は「動かなければ変わらない、棚ボタはない」と本能的に知っている人。
実際問題、できそうなものか?できたら実益があるものか?ここさえ、自分の中でクリアにできれば、あとはその物事に突進します。
本人としては「やるって決めたんだから、早くやった方が早く達成できるじゃない?」という思いがあるはず。
周囲の人には、あまりのアグレッシブさに戸惑われがちですが、本人にとっては当たり前の行動です。
意外なほど、計画性には富んでいるので、本人的にはその行程に従って淡々と行動しているという意識が強いでしょう。
3.オリジナリティにあふれる
美術の時間になると、皆とは少し毛色の違う作品を作っていた。わざと、違うものを作ろうとしたわけではないけれど、そうなっていた。
こうなりやすいのが、辰巳天中殺の人です。美術が苦手でも、飛びぬけたアイデアを出すことが得意という人は少なくないでしょう。
時に、周囲の大多数の人と違うことに悩むかもしれませんが、基本はそれでよし。自分にしかできないことを積み重ねていく中で、運を切り開けるからです。
さらに、周囲の人に自分の思考プロセスをわかりやすく説明することができれば、鬼に金棒。周囲の理解を得やすくなるでしょう。
辰巳天中殺の相性
天中殺が分かれば、相性を見ることも可能。辰巳天中殺の人と、他の天中殺の人の相性を見ていきましょう。
辰巳と子丑の相性
子丑の人が、辰巳の人を支えてくれる関係になりそう。どんな時でも味方になってくれるでしょう。
ただ、2人が揃うとストッパーがいません。気づいたら、何もかもをぶち壊すカップルになりそうな気配。
また、どこまでいっても子丑の人が支援役になるので、それに嫌気がさしてしまうと、別れを告げられそうな気配もあります。
辰巳と寅卯の相性
辰巳の人が若干、危なっかしい行動をとりがちな時に、助言してくれるのが寅卯の人です。
煩わしい時もあるでしょうが、違うからこそハマる相手。内面の成長も見込めます。
付き合いが深まるごとに、平穏な心境を手にできるので、結婚も視野に入ってくるかもしれません。辰巳の人は、相手の話を聞くことだけは、心がけましょう。
辰巳同士の相性
同じ質を持っている2人なので、間違いなく気は合うでしょう。
それだけに、小さな違いが許せなくて、揉めがち。「なんで私に合わせてくれないの?」という理由で喧嘩しやすいのです。
一緒にいたいならば、相手との違いを受け入れること。また、運が上下するタイミングが同じであることを自覚し、自制に務めることが必要です。
辰巳と午未の相性
とてもクールで、かなり辛辣な発言もいとわないのが、午未の人。
辰巳の人に良かれと思ってするアドバイスが、辰巳の人には痛すぎるし、聞きたくないと思えてしまうことも多いでしょう。小姑的存在に思えてしまう相手と言えるのです。
午未の人に従いたいと思い、その態度を貫けるのであれば、付き合える可能性は出てきます。
辰巳と申酉の相性
テンポ感や行動パターンが似通っているので、互いを仲間と認識するでしょう。申酉の人が、人脈を拡大してくれるという嬉しいおまけもついてきます。
ただ、2人ともかなり、気は強いはず。喧嘩はたびたびあるものと思って正解です。
それでも大丈夫だと思えるならば、長く付き合えそうな気配。主導権は申酉の人に譲りましょう。
辰巳と戌亥の相性
辰巳の人の運が、底まで落ちることを止める人。逆に、上り調子の運も止めるので、普段は一緒にいると不快に感じやすいかもしれません。
ただ、戌亥の人といると、普段はあまり注目しない、スピリチュアルな面に目を向けることになりそう。
世界を広げてくれる相手と、戌亥の人を認識できれば、付き合える可能性は出てきます。