監修(動画解説) Jupiter(ジュピター) -横浜Nukumori代表占い師- |
タロットカードは通販や書店などでも、比較的簡単に手に入れることができます。
そのため、店頭やカタログで見かけたのをきっかけに、「自分でもやってみたい」と思って購入する人もいるのではないでしょうか。
入手は簡単にできるタロットカードですが、いざ占ってみようとすると、どうすればいいのかやり方がわからないというケースも少なくありません。
カードの意味はテキストを読めばわかるけれども、そもそもそこに至るまでのカードの並べ方や組み方、その他、基本的なことがまるでわからないということもあるでしょう。
そんな初心者のあなたに向け、タロット占いのやり方を、お手本に沿い基本に忠実に説明していきますね。
まず「タロット占い」とは?
タロット占いとは、『タロットカード』というトランプのようなカードを用いて行う占いのことを言います。タロットカードには、小アルカナと呼ばれるカードが56枚と、大アルカナと呼ばれるカードが22枚あり、合計で78枚のカードがあります。タロットがいつどこで誕生したかは、諸説あります。
「タロット占いとは?」をもっと詳しく ▶︎
さて、占いを始める前に!できれば、タロットクロスを引いた状態で占いを行うことが好ましいですね。すべりやすくシャッフルしやすいですし、カードを傷つけることもなくなります。なくては絶対にダメということではないのですが出来れば、テーブルになんでもクロスの代わりになるようなものを探してみてください。
それではカードの混ぜ方、シャッフルとカットのやり方から見ていきましょう。
目次
「シャッフル・カット」のやり方
カードをシャッフル、カットをする前に占いたい内容を決めておくことが重要です。つまり、シャッフルの時間も含めて占いは始まっているということ。
占いたい内容をイメージしながらタロット占いを行いましょう。
それではまず78枚のタロットカードをテーブルに崩すように並べます。(大アルカナだけの場合は22枚を並べます)
そしてそのままグルグルと直径50cmほどの円を描くようにタロットカードを混ぜていきます。回し方は「時計回り」です。ここがポイント。
カードを混ぜるときにも、占いたい内容をイメージすることを忘れないでください。
カードを十分に混ぜられたと感じたら、次はカット(カードを切る)に移ります。バラバラになっているカードを中央にまとめるように重ね合わせます。
まとまったら、トランプを切るような要領でカットしていきましょう。ここでも気持ちは占いたい内容に意識を集中。これが大事です。
カードを切り終えたらそのカードの山をテーブルに置いてください。
次にテーブルにひと山になったカードを、直感で3分割(3つの山)に分けていきます。
分けるのは必ず左手(片手のみ)を使いましょう。
★なぜ左手を使う?
そして、3つに分かれた山を、同じく左手を使って1つの山に戻していきます。「どの山にどの山を重ねていくか」などは直感に従って自由に行ってください。
最後に、1つになった山を180度(上下逆さまに)回転させてスタンバイ終了です。
さて、動画でここまでをおさらいです。占い師としてご活躍されているJUPITER先生にお願いしました。
さまざまな「スプレッド」がある
シャッフル・カットが終了したら、次はいよいよスプレッドです。スプレッドとはタロットカードの展開方法のこと。さまざまなスプレッドが存在しており、占いたい内容や占いのタロット占いの習熟度に応じて適したものを選びましょう。
初心者がまずおすすめなのが「ワンオラクル」。
一枚のカードを展開して、それをもとに占いを行う手法です。今回は初心者向けのやり方として後ほどワンオラクルのやり方を詳しく説明します。ただ、占いたい内容によって非常に多彩なスプレッドがあるのです。
スプレッド一覧
また、慣れてきたらさまざまなスプレッドを試していきましょう。
スリーカード(3枚引き)、ファイブカード(5枚引き)、ヘキサグラム。などなどそのスプレッドのバリエーションは数十を超えます。
代表的なスプレッドの一部
- 『ワンオラクル(一枚引き)』
- 『ツーオラクル(二枚引き)』
- 『スリーカード(三枚引き)』
- 『フォーカード(四枚引き)』
- 『ツーマインド』
- 『シンプルクロス』
- 『ゴールデントリン・スプレッド』
- 『ダイヤモンドクロススプレッド』
- 『ジュピタースプレッド』
- 『ギリシャ十字』
- 『ダビデスター・スプレッド』
- 『ヘキサグラムスプレッド』
- 『ホース・シュー』
- 『7デイズ・スプレッド』
- 『ケルト十字スプレッド』
- 『ホロスコープ・スプレッド』
悩みの質によって選択すべきスプレッドが違いますので、この一覧を参考に、「あなたが占いたい内容によって新しいスプレッドを覚える」といった具合にレパートリーを増やしていきましょう。
レパートリーが増やしたいと思ったら、このスプレッド一覧で勉強していきましょうね。
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初心者は大アルカナだけのワンオラクル
タロットというと、過去・現在・未来を占ったり、相手の気持ちや障害と乗り越え方を占ったり……というイメージがあるかもしれません。
しかし、そういった一連の流れを占うためにはカードを複数並べなければならず、それぞれのカードもつながりを見ながら読み解いていかなければなりません。
もちろん、最終的にはそういった占いができるようになることが目標だとしても、最初はワンオラクルから慣れていくのがいいでしょう。
ワンオラクルって?
オラクルとは、お告げや予言の意味。
つまりワンオラクルとは、一枚だけカードを引いて占うことをいいます。
初心者のあなたの場合、タロットカードの意味をすべて頭に入れるのは難しく、大小と意味や強さが異なる78枚を読み取り分けるにはまだ少し早いでしょう。
そんな時には「22枚の大アルカナだけ」を用いて、一枚だけカードを引く「ワンオラクル」を採用してタロット占いに慣れていくのです。
タロット占いは22枚の大アルカナだけでできる
タロットカードを初めて手にしたときはどう思ったでしょうか。
その枚数の多さに驚いたのではないでしょうか。そして、「こんなにたくさんのカードの意味を覚えるなんて無理だ」と、そこで諦めてしまうこともあるかもしれませんね。
しかし、基本的にタロット占いは、大アルカナと呼ばれる22枚のカードだけでできるものなのです。占い師でも、質問によっては大アルカナだけで占う場合も少なくありません。小アルカナを無下にしていいわけではありませんが、大アルカナに比べて意味の幅や規模が小さいですので、初心者のうちは外して考えた方がシンプルでうまく占えるのです。
質問はある程度細かいほうが良い
ワンオラクルでも、もちろん恋愛運や転機、今するべきこと等の漠然とした質問にも対応できます。
ですが、タロットに慣れるまでは、質問はできるだけ具体的にしたほうがいいでしょう。
たとえば、「今日ケンカをした友達とは仲直りできますか?」や、「落し物は戻ってきますか?」など。これなら、簡単に質問の答えに当てはめられないような意味合いのカードを引いても、いいカードか悪いカードかで、なんとなく判断できるはずです。
具体的なワンオラクル占いのやり方
占いたいことを決めたら、基本通りにシャッフルとカットをして一つの山を作ります。
そしてその中から一枚を選ぶのですが、その選び方に決まりは特にありません。
- 山の一番上をめくる
- 山を横一列に崩し、その中から一枚選ぶ
- 好きな数字を決め、上からその枚数目のカードを選ぶ
- 山を適当なところで二つに分け、出てきたカードを引く
など。
どの方法を選んでもいいのですが、迷った場合はシャッフルやカットなど、一つの山にまとめるまでずっと占いたいことを思い描いておき、そのまま一番上になったカードを選ぶのが無難でしょう。
めくるときは上下が入れ替わらないように
後ほど改めて説明しますが、タロットカードは、カードが正しい向きになる正位置と、反対向きになる逆位置では意味が違います。
ですから、選んだカードは上下の向きが入れ替わらないように、横方向にめくるようにしましょう。雑誌のページをめくるようにっていうイメージが覚えやすいでしょう。左右はどちらでもかまいません。
そうやって出てきたカードは何でしたか?そのタロットカードの意味を読み解いていきましょう。のちほどタロットカードの意味や解釈、読み取り方については解説していきます。
それではまた先生の動画でおさらいです。
次はツーオラクル。まず二者択一から
ワンオラクルにあるていど慣れたら、次はぜひカードの枚数を増やしてみましょう。
ツーオラクル、すなわち、カードを二枚使う占いでオススメなのは、二者択一です。これは文字通り、二つの選択を用意して、それぞれの結果を占うというもの。
二枚のカードを使いますが、それぞれ別の解釈をするので、ワンオラクルの延長として考えることができます。
質問と二つの答えを用意する
二者択一をする前に、まず質問と、その答えを二つ考えましょう。
たとえば、「この人と付き合ったらどうなりますか? AさんとBさん」「この仕事を受けたらどうなりますか? 断ったらどうなりますか?」等。
カードを二枚選ぶ
シャッフルとカットは、ワンオラクルのときと同じ要領でかまいません。
ただし、二つの答えを思い浮かべるときは、必ず順番を固定すること。「A、B」になったり、「B、A」になったりしないように気をつけましょう。
そうして一つの山になったらカードを二枚選ぶのですが、これも、決まった形式はありません。山の上から二枚引くのも、それぞれ好きなところから引くのも自由です。
ただし、二者択一を含め、ツーオラクル以上になってくると、上から順番にカードを引く人が多いようです。
カードを二枚、左、右の順番で並べます。
左が一つ目の答えに対するカード、右が二つ目の答えに対するカードになります。
解釈はワンオラクルと同じように
二者択一の場合、二枚のカードの関連性を考える必要はありません。
一つ目の答えを選んだ場合はこうなる、二つ目はこうなる、と、それぞれ別々に解釈しましょう。ワンオラクルを二回行った、と考えるといいかもしれません。
二者択一は最終的に3枚、もしくは5枚のカードを引く
二者択一はツーオラクル、すなわち二枚のカードを引いて占うと説明しました。しかし実は、二者択一は、最終的には3枚、もしくは5枚のカードを引くことになります。
これは、一枚ずつのカードではどちらか選べない場合、もう一枚ずつ引くから。そして最後に、総評を一枚引くからです。
一枚ずつのカードでは決められない場合
用意した二つの答えに対して一枚ずつのカードを引きますが、これでは選べない場合があります。
たとえば、片方は名誉が手に入り、片方はお金が手に入る場合等。これでは選べず、ほかの要素も知りたくなりますよね。また、初心者だと、うまくカードを読むことができないので選べないという場合もあるでしょう。
そんなときは、それぞれのカードに対してもう一枚ずつ引きます。
やり方は、残っている山から、一度目と同じ方法で。つまり、上から1枚目を左に、2枚目を右に置いたのなら、3枚目を左に、4枚目を右に。このとき、引くのなら必ず両方を引きます。片方だけ追加で引くということはできません。
そして解釈ですが、追加で引いたカードも既に出ているカードと関連付ける必要はないです。ワンオラクルのように、独立した答えとして読みましょう。
また、追加で一枚ずつ引いても選べなくても、さらに引くことはできません。
最後に総評を引く
2枚、もしくは4枚のカードを読んで、どちらの選択をとるのかを選びます。
そうしたら、最後にカードをもう一枚引きましょう。このときのカードの引き方も、それまでと同じです。
上から順番にカードを並べたのなら一番上のカードを、好きなところから引いたのなら好きなカードを、それぞれ残った山の中から引きましょう。
そのカードは、選んだ答えに対するアドバイス。「そちらを選ぶのなら、このことを心に留めておいてくださいね」というのがそのカードです。
タロットカードから意味を読み取ろう
あなたが引いたカードはどういう意味をもって、何を表しているのか。
占いたい内容に対して、どういう導きがあるかを解釈していきましょう。
正位置と逆位置
タロットカードには正位置(絵柄がこちらを向いている)と逆位置(絵柄が逆さまに向いている)があり、カードが正位置で出たのか、逆位置で出たのかで意味も読み取り方もまるで異なります。
まずは簡単に一覧にした表があるのでそちらをみてみましょう。
タロットカード図鑑 ▶︎
また、それぞれ何を占ったかによって、解釈の方法にもコツがあり、カードごとにお手本を詳しく記しているページもあるのでこちらも参考にすると良いでしょう。
タロットカードごとの解説
意味の受け取り方・解釈の方法
ワンオラクルや二者択一は、カードの並べ方や引き方でいえばごく単純。初心者でも安心して行えるでしょう。
しかし、タロットに慣れないうちにどうしても引っかかってしまうのは、カードの読み方ですよね。
「恋人とはこれからどうなりますか?」と質問して、死神のカードが出た場合はわかりやすいです。テキストで死神の意味を確認すると、「終わり」と書かれていますから、「終わる、ダメになる」と読み取れます。結果としては嬉しくないものですが、占いの答えとしては一目瞭然。
しかし、このように、質問に対してしっくりくる答えのカードが出ることはそう多くありません。
その場合、どのように読み取っていけばいいのでしょうか。
基本の読み取り方
初心者のうちは、テキストにあるカードの解釈がそのまま答えに当てはまらない限り、戸惑ってしまうかもしれません。
しかし、大体はカードの意味を素直にとらえれば読み取ることができるはずです。
たとえば、「恋人とはこれからどうなりますか?」に対して、運命の輪のカードが出た場合。運命の輪は、“大きな転機”のカードです。
すなわち、今の恋人とは別れて新しい恋人と付き合っていると考えることができます。
占い師によっては、新しいステップに進んでいる、すなわち、夫婦になっていると読み解く場合もあるでしょう。
言葉を展開させていく
テキストの解釈がそのまま当てはまらない場合は、その解釈で連想ゲームをするのもいいでしょう。
たとえば、「恋人とはこれからどうなりますか?」に対して、正義のカードが出た場合。このカードには、そのまま正義という意味があります。
よって、「結婚を視野に入れた付き合いになっていく」と読み取ることができるのです。
絵に注目する
そして忘れてはいけないのが、タロットは絵に意味があるということ。
もし、解釈を展開させても答えが得られない場合は、テキストにとらわれずカードそのものに注目しましょう。
たとえば、「恋人とはこれからどうなりますか?」に対して、節制のカードが出た場合。このカードには、バランスや節約という意味があります。
この意味から答えが読み取れなければ、絵を見てみましょう。
二つのカップを持った女性が、水を注いでいます。ここから、右から左へ、左から右へ、順に水を注いでいる。すなわち、愛情のやりとりが上手くできていく。二人の仲は安泰だ、等。
その絵が本当はどういう意味で描かれているのか……それを考える必要はありません。あくまでも、占った本人が感じ取ったインスピレーションが答えなのです。
慣れるまで毎日やってみよう
タロット占いは、カードの解釈に慣れるまではなかなかスムーズにいかないかもしれません。
しかし慣れてくれば、迷ったときにカードにたずねて勇気をもらう、など、自分にとってとてもありがたい存在となるでしょう。
慣れるためには、なんといっても繰り返して占ってみるのが一番。カードを手に入れたら、ぜひ毎日占ってみることをオススメします。
本当に大事なことはプロに
さて、ここまで初心者のあなたに向けてタロット占いのやり方を解説しましたが、注意したいのは初心者のうちはまだ技術が未熟です。
本当に大切なことを占うときは、自分で占ってその通りに従って行動するのではなく、プロの占い師の力を借りるようにしてください。
でないと、間違った導きのなかで誤った選択をして大切なものを失ってしまうかもしれません。
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以上、初心者がタロット占いをおこなうやり方でした。
【動画解説・監修】
Jupiter(ジュピター)
– 横浜 ヒーリングサロンNukumori代表占い師 –
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