風水の家相でマンションを選ぶときにチェックするべきポイントをご紹介しましょう。
引っ越し先の部屋選びに迷っているという方、マンション購入を失敗したくないという方は必見です。
一軒家に吉相や凶相があるように、マンションにも風水で良いとされる家相、悪い家相があります。
運気が上がるマンションの条件とは?どんなマンションに住むと運気が下がる?詳しく解説していきましょう。
マンション建物自体の良し悪し
マンションを選ぶ際、つい部屋の間取りばかりに注目していませんか?
部屋の間取りを見るのは勿論大事なことですが、マンション建物自体をチェックするのも忘れてはいけません。
例えば“この方位にマンションの入り口があるとベスト”とか、“こういう外壁の色をしていると尚良い”など、いくつか確認しておきたい風水の家相で良い・悪いマンションの条件があるのです。
マンション建物自体の良し悪しはどういうところで決まるのか、1つずつ解説していきます。
東から南にかけて入り口が配置されていると良い
風水ではマンションのメイン出入り口が東、東南、南の方位にあると良いとされています。
その理由は南半球を除き、どの地域でも太陽が東から昇って南へ上がってくるためです。
太陽はとても強いパワーを持っているため、その太陽光がよく当たる東、南の方位はとくに良い運気を集めやすいのです。
マンションを選ぶなら、メインとなる出入り口が東から南にかけて配置されている物件を探してみましょう。
風通しが良いつくりかどうか
そのマンションの風通しは良いか、それとも悪いかという点も見逃してはいけない大事なポイントです。
風水では気の流れを重視します。気の流れが快適だと運気が上がる、気の流れが滞ると運気が下がると考えるのです。
風通しの良い・悪いも同じこと。風通しが良いマンションはよく換気できているので、空気も清々しく、過ごしやすい環境になっているでしょう。
しかし風通しが悪いマンションは上手く換気できていないので空気が淀み、埃っぽいとか、湿気のせいでカビが生えてしまうなどの悪環境になりやすいのです。
建物が太陽をしっかり浴びるか
部屋の日当たりが良いかどうかも吉相の家を探す上で外せないポイントですが、マンション自体が太陽をしっかり浴びる物件かどうかという点も見逃せません。
日当たりの悪い土地に建っているなどの問題から、あまり太陽光が当たらないマンションは陽の気、良いパワーが不足しています。
また“マンション自体の日当たりが悪い=部屋の中は更に日当たりが悪い”と考えるため、なるべくマンション自体に太陽がまんべんなく当たっている物件を探すようにしましょう。
周りが高い建物で密接していないかチェック
周りが高い建物で密接していると、そのマンションは凶相となりやすいので注意してください。
マンションのすぐ近くに高い建物があると日当たりや風通しが悪くなるだけではなく、閉塞感からストレスを感じ、精神面や肉体面に悪い影響が出やすいのです。
高い建物がマンションの四方を取り囲むようにして建っている場合、とくによくない家相となるので気を付けましょう。
緑・木々があると吉
マンションの敷地に多すぎず、少なすぎないちょうどいい量の緑や木々があると吉相となります。
その緑や木々がちゃんと手入れされているか、枯れたまま放置されていないかもチェックしておきましょう。
またはそのマンションに日当たりの良い庭があるとベスト。風水の家相ではマンションなどの建物を陽、そして庭を陰であると考えます。
そのためマンションの敷地に庭があること=陰と陽のバランスがしっかり取れていることになるのです。
マンション外壁の色
マンション外壁が奇抜な色だと周囲から浮いてしまいます。周りの建物に溶け込むような外壁の色がおすすめです。
例えばマンション外壁に良く使われるのがオフホワイトやクリームイエローといった色。
おしゃれなマンションだとライムグリーンを使っているところもありますね。これらの一般的な色が適しているでしょう。
また方位によって相性が良い色が違います。
北 | ピンクやオレンジといった暖色系 |
---|---|
東北 | 白や黄色 |
東 | 青や白 |
東南 | オレンジやグリーン |
南 | オレンジやグリーン |
南西 | ベージュやグリーン、黄色 |
西 | 白や黄色 |
北西 | オレンジやグリーン |
マンション内のお部屋での良し悪し
風水の家相で吉相となるマンションが見つかったら、次はそのマンションのお部屋をチェックしていきましょう。
マンションの何階に住むと良いのか、何階に住むと運気が下がるのか。天井は高い方が良いか、低い方が良いのか。
そして8方位の中で、どの方位に向いている部屋である方が良いのかなど、いくつかのチェックポイントを詳しく解説していきます。
何階がいい?奇数階の1階・3階がおすすめ
風水ではマンションなどの高い建物に住む場合、奇数の階が良いとされています。それは中国と日本では奇数と偶数の考え方が少し違うためです。
日本では偶数を吉数、奇数は吉数に準ずる数として考えます。反対に中国では奇数が吉数、そして偶数を吉数に準ずる数としているのです。
風水発祥の地、中国の考え方を基とするので、日本の部屋階数も奇数を吉とします。
奇数階の中でも1階、あるいは3階がおすすめ。1階だと防犯面で不安があるという方は3階を選ぶといいでしょう。
4階(死)や9階(苦)など数字の語呂は考えなくても良い
日本では4という数字を「死」を連想させる数であると考えたり、9という数字を「苦しむ」と読むことがありますよね。
縁起の悪い数字ということから、一部のマンション、病院などの施設では4や9の付く階や部屋を作らないことがあります。
しかし家相でマンションを選ぶ場合、こういった数字の語呂は考えなくても大丈夫です。
もしも1階や3階が空いていなくて4階に住むことになったとしても、あまり気にしないでおきましょう。
高層マンション5階以上は大地の良いパワーを受けにくい
奇数は1から始まって3、5、7、9、11、13、15とありますが、「奇数階が吉相となるんだったら、13階や15階でもいい」というわけではありません。
大地のパワーは、樹木が伸びる高さの大体10mくらいまでしか昇ってこないとされています。
そのため高層マンションの5階以上の部屋は、どうしても大地の良いパワーを受けにくいのです。
低層階が空いておらず、5階以上に住む場合は、観葉植物を置くなどして大地のパワーを受けられるようにしましょう。
部屋番号を気にするべきでない
結論から言うと、無関係ではありませんが、気にする必要はないと言い切れます。
たしかに風水では数字にも固有のパワーを持っていると考えており、部屋番号もまったく無意味かと言えばそうではありません。
ですが、それよりもここで紹介している他の要素(お部屋の位置や形、日当たりなど)を優先してたほうが断然良いと言えます。
一説として「2」や「4」は病気や災難を表すのでやめようと書いてあったり、1桁に変換して吉数かどうかと言っている人もいますが、ただでさえ難しい住まい選びにこの軽微な影響を考慮する必要はないと断言します。
建物の中心から見て吉方位のお部屋に住もう
マンションの部屋を選ぶとき、そのマンションの中心から見て吉方位にあるかどうかということも大事なチェックポイントです。
もしも同じ敷地の中にいくつもマンションが建っている場合は、その敷地全体の中心から吉方位かどうかを見ましょう。
中心から方角を出す方法について、詳しくは『風水的によい家相・間取りのお家選び【開運風水ガイド】』の記事内にある、『家相の見方』の項目を参考にしてください。
天井が低い部屋は避けよう
その部屋の天井の高さも忘れずチェックしてください。天井が低い部屋の場合、圧迫感があるせいで居心地が悪くなることも。
部屋に入ったときに狭いと感じたり、違和感があるならその物件は避けるといいでしょう。
一番良いのは3mくらいの高さがある部屋。それが無理でも、せめて2.4m以上はあってほしいです。
しかし天井が高ければ良いということでもありません。3m以上あると今度は照明の明るさが部屋全体に届かなかったり、空気の通りが悪くなりやすいのです。
いびつな形の間取りは避けよう
三角形や台形の敷地が凶相であると言われているように、三角形や変形しているなどいびつな形をした間取りも凶相となるので避けておきましょう。
家相的に良いのは正方形、または長方形の間取り。シンプルですが使い勝手が良く、そして気のバランスも良い間取りです。
またマンションの部屋には畳が柱型に切れてしまった間取りが多いですが、この場合も運気が下がりやすいので見落とさないようにしましょう。
南向き・東南向き・東向きが良い
マンションの“〇〇向き”というのは、ベランダの向きのこと。マンションの部屋選びの際には、南向き、東南向き、東向きのいずれかを選ぶといいでしょう。
吉相の間取りにするためには日当たりの良さがポイント。太陽は東から昇り南へ上がります。
そのため南向き、東南向き、東向きの間取りだと窓から室内へしっかり太陽光が入るため、自然と日当たりも良くなるのです。
とくに良いのが東南向きの部屋。ベランダが東南にある場合はリビングも東南に作られることが多く、そうすると良い家相の部屋となりやすいです。
北向き・北西向きはまずまず
北向き、北西向きはそこそこ良い家相。南向き、東南向き、東向きの部屋が空いていない場合は、北向き、北西向きの部屋を選ぶようにしましょう。
年配の方なら北向きの部屋が静かで過ごしやすいです。ただし、北の方位に大きな窓があると運気が下がってしまうため、夜はちゃんとカーテンを閉めるようにしてください。
もしも北の方位にある大きな窓から海や山といった美しい景色が見えるなら、そこまで悪い家相にはなりません。
西向き・南西向き・東北向きは避けたい
マンションの間取りで避けたいのが西向き、南西向き、東北向きの部屋。太陽は西へ沈むため、西向きだと日の光が強すぎて眩しく、落ち着かない部屋になってしまいます。
また風水の家相では南西と東北を鬼門としています。ベランダが南西と東北にあると、窓もその方位に作る場合が多く、そうすると窓から悪い気が入ってくることがあるのです。
家の中に悪い気が溜まるとパワーも不足し、運気も下がることに。どんなに好条件であっても鬼門向きの部屋は避けるべきです。
分譲vs賃貸 新築vs中古 で違いは生まれる?
風水では分譲マンションの方が良いのか、それとも賃貸マンションでも問題はないのかちょっと気になりますよね。風水の家相で、そこに違いは生まれるのでしょうか?
またお金がかかっても新しくて綺麗な新築マンションの方が良いのか、あるいはちょっと築年数が経っているけれど料金が安い中古マンションでもいいのかという点についても解説していきます。
分譲or賃貸などの契約条件で差は出ない
分譲は分割譲渡の略語で、分譲マンションとは一棟のマンションを区分けし、そして一住戸ごとに販売しているマンションを指す言葉。
賃貸マンションは一住戸ごとに貸し出ししているマンションのことです。
分譲マンション、賃貸マンションといった契約条件で、風水の家相に差が出ることはありません。
分譲も賃貸も、どちらであっても重視するのはそのマンション自体の運気や部屋の間取り、地相です。
中古物件よりも新築が有利
中古物件と比べて料金が高くなってしまうけれど、新しくて綺麗な出来立ての新築マンション。
そして築年数がちょっと気になるけれどそこそこ手ごろな中古マンション。どちらがより有利な家相となるでしょうか?答えは「新築マンション」です。
実は年数が経てば経つほど、その建物に元々あるパワーが減ってきてしまいます。
しかも中古マンションの場合は、あなたの前にそこに住んでいた人のパワーも運気に影響を及ぼすのです。
10年~20年経つと建物のパワーが減る
築年数が長ければ長いほど、建物はあちこち劣化してきます。その劣化と共に、築年数が長いマンションは元々あったパワーを失っているのです。
風水では木造住宅がとくに強いパワーを持っていますが、その木造住宅でも10年経った頃から徐々にパワーを減らしていくと言われています。
20年も経てばいくらその家が吉相だったとしても、もうほとんどパワーは残っていないでしょう。中古物件を選ぶのであれば、築6~7年目までがおすすめです。
中古の場合は「前の居住者」のパワーも影響してくる
中古のマンションを選ぶときに気を付けておきたいのが、あなたの前に住んでいたのはどんな人かということ。
中古物件は「前の移住者」のパワーも、運気に大きな影響を及ぼすためです。
もしも前の移住者が仕事で成功していたなど素晴らしい実績を持っていて、しかもその家から吉相の家に引っ越したのであれば問題ありません。
しかし前の移住者が事業に失敗して借金を抱えたまま夜逃げしたとか、事故物件であるなど訳アリな場合は築年数が浅くても注意してください。
一軒家を選ぶ場合と共通するポイント
風水の家相を基にマンションを選ぶときにチェックするポイントは、一軒家を選ぶ際のポイントと同じです。
まず今住んでいる家から吉方位にあたる物件を探すようにしましょう。
そしてそのマンションの近くに何があるのか実際にその場所に行って確認するなど、地相を見ることも大切です。
現住所から吉方位にある物件が良い
吉方位とは、自分に良いパワーを与えてくれる方位のことです。
吉方位へ旅行に出かけたり引っ越しをして、その方位で良いパワーを取り込むことで運気アップが期待できます。
そのため引っ越し先のマンションを探している場合は、今住んでいる家から見て吉方位にある物件を探すようにしてください。
ここで1つ覚えておきたいのが吉方位は毎年、そして毎月変わるということ。引っ越し時期を決めてから吉方位のマンションを探すようにするといいでしょう。
近くにあると良いもの・地相も重要
風水では家の近くにあると良い運気を運んでくるとされているものがあります。またマンションの地相についてもよく確認しておきましょう。
例えば山はそこから龍脈が流れてくるため吉相、海は厄を清めてくれるのでこちらも吉相です。他にも駅や学校、公園も近くにあると良い運気を取り込みやすいです。
それから地相をチェックすることも欠かせません。
どのような地相が良いかなど、詳しくは『地相(土地の良し悪し)を見よう【開運風水ガイド】』の記事を参考にしてください。
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地相(土地の良し悪し)を見よう【開運風水ガイド】
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