このページでは「戊」の意味や性格、他の十干との相性や戊の十干十二支についても解説していきます。
×
あなたは
【戊】
(つちのえ)
です
O K(閉じる)
目次
戊(つちのえ)とは?
戊とは、四柱推命や算命学でもおなじみの「十干(じっかん)」のうち5番目にあたる要素で、「つちのえ」または「ぼ」と読みます。
持っている性質から、命式に当てはまる人の性格や特徴を読み解くことができるのです。
十干とは?十干一覧表
番号 | 十干 | 読み方 | 別読み | 五行 | 陰陽 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 甲 | きのえ | こう | 木 | 陽(+/兄) |
2 | 乙 | きのと | おつ | 木 | 陰(-/弟) |
3 | 丙 | ひのえ | へい | 火 | 陽(+/兄) |
4 | 丁 | ひのと | てい | 火 | 陰(-/弟) |
5 | 戊 | つちのえ | ぼ | 土 | 陽(+/兄) |
6 | 己 | つちのと | き | 土 | 陰(-/弟) |
7 | 庚 | かのえ | こう | 金 | 陽(+/兄) |
8 | 辛 | かのと | しん | 金 | 陰(-/弟) |
9 | 壬 | みずのえ | じん | 水 | 陽(+/兄) |
10 | 癸 | みずのと | き | 水 | 陰(-/弟) |
自分や周りの人の『十干』を調べてみよう
十干は生年月日から計算して出すことができます。十干が何なのか分からない人は、当サイトziredが開発した計算機能を使ってみましょう(もちろん無料です)
戊が表す意味・キーワード
戊は「土の兄」を指す言葉。土の中でも、主に自然にある大きな山や岩を表す他、堤防等も表します。
季節でいえば、土用。この場合の土用は季節の変わり目を指します。植物がわさわさっと茂っているような様を表す言葉です。
キーワード
戊日生まれの人の性格や特徴
誰とでも仲良くできる人が多いでしょう。とはいえ、相手と対等な立場に立つより、少し上から皆を守るようなポジションにつく人が多め。
少し、古風なところや、情にもろい部分があります。
反面、どこか威厳を感じさせるたたずまいを持つ人。実際にはそうでなくても、部長・課長と思われるような雰囲気を持つ人もいるでしょう。
しっかり者で気さく
「この人に聞けば間違いなし」といった空気を醸し出していることが多い人。
実際、その第一印象を戊の人が裏切ることはほぼないはず。「頼ってくる人皆仲間」という価値観を持っているので、徹頭徹尾、世話を焼くでしょう。
宴席でさえ、お悩み相談にのっているような人もいるかもしれません。
また、気さくでどんな人との間にも、垣根を作らないで付き合える面も持っています。
第一印象では「いかにもデキそうで、怖そうな人」と思われがちですが、話すと印象が変わると言われることもあるでしょう。
いずれにせよ、多くの人に慕われる人です。
ちょっぴり古風
どんな人とでも付き合える戊の人ですが、考え方自体はちょっぴり古風。昔気質なところがあるといってもいいかもしれません。
例えば、困った人がいれば「皆で10円ずつ出し合おう!」というように仲間意識を大切にしているような面があります。
暗黙のルールや慣習を大切にする人もいるかもしれません。そのため、ちょっと融通が利かない人、必要な変化をも拒む人と思われがちな部分があります。
- 絶対に譲りたくない部分以外は、多少相手に合わせる姿勢を見せる
- 常にトレンドを仕入れて情報をアップデートする
というのがおすすめです。
威厳を感じさせる
戊の人はたとえ、比較的小柄な人でも、ど~んとした威厳を感じさせる人が多いでしょう。
その威厳を感じさせる要素の1つが、ちょっとやそっとのことでは動じず、きちんと情報を分析してから判断を下す姿勢。
着実に手堅く事を進める姿勢は、誰もが持つものではありません。そのため、周りから尊敬の念を抱かれることも少なくはないでしょう。
また、自分の信念を明確に持って行動しているところも、威厳を感じさせるはず。
たとえ年若くても「他人には流されない」という姿勢を持っている人が多く、ただ者ならぬ雰囲気を漂わせているでしょう。
戊日生まれ(土の陽)と他十干との相性
自分が戊日生まれの場合は、自分と相性の良い干支はどれか?気になっている人は相性の良い干支か?気になるでしょう。
また、家族や身近な人が戊日生まれの場合は、自分との相性は良いのか?気になるのではないでしょうか?
ここでは、戊日生まれの人と他十干の相性を解説しましょう。
甲(木の陽)との相性
戊の人が多少、自分が尽くしてもOKと思えればうまくいきやすい相手。
というのも、戊=大地、甲=木なので、甲の人が大成するために戊の人が力を貸す図式になりやすいのです。
戊の人も甲の人のアグレッシブさ等、学ぶところはあるのですが、べったり一緒にいると、疲れを感じることが多いでしょう。
相性は★2.5個程度。適度に相手を放っておくスキルを身に着けるのがおすすめです。
乙(木の陰)との相性
愛情を注ぐほど美しく咲く花のごとく、乙の人は戊の人の支えをもとに、伸びる人。その様子を見るだけで、戊の人は幸せを感じます。
そして、伸びた暁には乙の人は、戊の人に実りを分けてくれるので、互いを支え合える存在になれるでしょう。
ただ、どちらかがどちらかに寄っかかってしまうと、他方がつぶれてしまうことも。相性自体は★4つと悪くないので、相互相助を心がけましょう。
丙(火の陽)との相性
丙の人は、戊の人が自分でも気づいていない魅力を発掘してくれる人。
自分のことがよくわからない、でもブレイクスルーしたいと考える戊の人にはピッタリの相手といえるでしょう。
ただその分、戊の人は自分のことに夢中になって、丙の人をほったらかしにしがち。
元々、周りを見る力には長けているのですから、丙の人を助けてあげることも忘れないようにしましょう。相性は★4つです。
丁(火の陰)との相性
戊の人にとっては、小さな子どものお世話をするような関係になりやすい相手。
それで良しと思える人にとっては、良いパートナーになれる可能性が高いでしょう。
丁の人も、戊の人に報いようと身を粉にするような部分があります。
そのため、丁の人の善意に戊の人があぐらをかいてしまいがちな点が、要注意ポイント。相性は★3.5個です。相手への思いやりを忘れないようにしましょう。
戊(土の陽)との相性
意志が強くて、スケールの大きいもの同士です。
自分が自分でいることを重視するため「同じような存在は同じ場所に2つはいらない」とぶつかり合うことが多いかもしれません。
もともと情にもろいので、どちらかが困っている時は助けますが、助けられた方がそれに頼りきりになりそうな気配もあります。
相性は★1.5個。自立心を持って、ドライな関係を意識しながら付き合いましょう。
己(土の陰)との相性
戊の人が己の人をリードし、世話を焼く関係。戊の人は「あいつほんとに世話が焼けるんだよな」と口では言いつつ、幸せを感じていることが多いでしょう。
ただ、何かの拍子に立場が逆になると、うまくいかなくなる気配が大きめ。また、戊の人が口うるさくしすぎると、己の人が逃げ出したくなる気配があります。
相性自体は★4.5個。多少ゆるく構えて付き合うとストレスが少ないでしょう。
庚(金の陽)との相性
ものの見方や考え方が違う2人。互いに、新しい世界を見せ合う相手としては、良い相手といえます。
一緒にお出かけして、自分のお気に入りをお披露目する。こんな時間は楽しいでしょう。
ただ、戊の人があれこれと口も手も出してしまいがち。庚の人はうっとおしくて、戊の人を遠ざけてしまうことがあるかもしれません。
相性は★2つ。ほどよく距離を置けるか否かがカギになる2人です。
辛(金の陰)との相性
「なぜか手を貸してあげたくなる」戊の人にとって、辛の人はそんな存在です。
付き合い始めてからもそんな気持ちは変わらず、せっせと辛の人をお世話しそうな気配があります。
それも戊の人にとっては喜びに感じられるのがこの2人の特徴です。
ただ一から十まで世話を焼く分、辛の人が窮屈さを感じて、羽ばたきたいと思ってしまう事態を引き起こしがち。相性は★2つといったところです。
壬(水の陽)との相性
大きな波を受けたり、川の流れを変えたりするのは堤防。水=壬、堤防=戊なので、戊の人が壬の人を掌で転がしたり、なだめてあげたりする関係になります。
逆に壬の人は、戊の人にはあまりないスピーディさやダイナミックさを、身をもって戊に伝える存在になるでしょう。
ただ、お互い性格的に強いものを持っているので「もう好きにして」となりやすい組み合わせ。相性は★2.5個です。
癸(水の陰)との相性
戊の人を思いやり、やさしさを届けて癒してくれるのが、癸の人。戊の人にとって頼れる人です。
また、2人が一緒にいると、元来あまり持ち合わせていない、アグレッシブさやスピーディさを身に着けることが可能。
お互い、一緒にいると強くなることを実感できる、良い組み合わせといえるでしょう。
相性は最高の★5つです。互いに、世話を焼きすぎないことが関係を長続きさせるでしょう。
戊の十干十二支(六十干支)一覧
戊は十干のひとつ。この後ろに一定のルールに基づいて十二支を組み合わせると、六十干支ができます。
子から亥のまですべての十二支がついて12通りできるわけではなく、6つの干支が組み合わせられます。戊に組み合わせられるのは、辰・寅・子・戌・申・午の6つです。
ここでは、6つの戊の十干十二支をご紹介しましょう。
戊辰(つちのえたつ)
どこまでも自分の信じた道を進む人。多少のアクシデントにはめげず、転んでも起き上がってくるでしょう。
トラブルはなぜか、事前に察知して避けられることが多い人です。
勝ち負けにこだわる気持ちが強く、どんなに小さなことでも譲れないところがたまにキズ。人生の中で、絶対はそうそうないと肝に銘じ、たまには譲りましょう。
関連特集戊辰(つちのえたつ)の性格や特徴
戊寅(つちのえとら)
世界の動向を読むのが得意で、直観の鋭い人でもあります。
着実さに輪をかけて着実であることを大切にするので、物事に取り組むテンポは比較的緩め。ですが、周りから着実さや上昇志向の強さを認められることの多い人です。
人の好き嫌いをなるべく表に出さないように心がければ、さらに人間関係が良くなり、運も開けるはずです。
関連特集戊寅(つちのえとら)の性格や特徴
戊子(つちのえね)
他人に対するやさしさは持っているのですが、戊の人にしては珍しく、それが表に出づらい人。
むしろ、ルールやマナー重視、堅実なしっかり者さんと思われることが多いでしょう。人の手を借りず、何でも自分でやる傾向も強いはずです。
やさしさを見せることを心がければ、今まで以上の成果をあげることも夢ではないでしょう。
関連特集戊子(つちのえね)の性格や特徴
戊戌(つちのえいぬ)
戊の人は、皆の両親的存在になる人が多めですが、戊戌の人は周りと対等な関係を築きやすい人。
おとなしく見えるけれど賑やか、皆と遊ぶけれど基本は自分の道を行く等、ギャップをいくつも持っている人でもあります。
勉強は好きなのですが、没頭しすぎると周りから浮きがち。人との交流を密にして、様々な考えを学びましょう。
関連特集戊子(つちのえね)の性格や特徴
戊申(つちのえさる)
沈着冷静ながら、その場の盛り上げ役としても活躍できる人。口八丁手八丁という人が多く、とても上手に周りを動かすような面もあります。
ただ、実はとても正直な人。周りからは率直な人として好かれるでしょう。
他人に手や口を出しすぎてしまう点に気を付け、周りとコミュニケーションを密にすれば、運も開けやすくなります。
関連特集戊申(つちのえさる)の性格や特徴
戊午(つちのえうま)
戊の人は「動かざること山の如し」という人が多いのですが、戊午の人は、浮世離れした雰囲気の持ち主。
人を束ねることも得意で、カリスマ性のあるトップとして活躍する人も多いでしょう。
自分の意見が通らないとゴネがちなところが、たまにキズ。他人の意見を受け入れる姿勢を見せると、人間関係がさらに良くなるでしょう。
関連特集戊午(つちのえうま)の性格や特徴