相模大野にある商店街を通っていたら「占いやっています」と看板が目に入りました。
どう見ても古着がたくさん並べてあって、不思議な感じなので気にはなったのですが通り過ぎました。
でも、占いに目がいくときって何かあるときなんですよね。自分では決めかねるような出来事がありました。それは、仕事のこと。何回面接に行っても全く受からない。気持ちだけがどんどん下向きになっていきました。そこで、その占いのお店を思い出して尋ねてみたのです。
女性の占い師の方は、狭い玄関でタロットカードを使って占ってくれました。まずは、わたしの性格。「あなたは、まっすぐで正直すぎるのよ」とカードが人間関係について教えてくれているといいました。確かにその通りで。「真面目すぎる」といわれることがとても多く生きにくささえ感じていました。「投げやりになったらだめよ」このコトバに涙が溢れました。もう、そのときは、ほとんど投げやり状態だったのです。何をしてもうまくいかない。何が原因でうまくいかないのかもわからない。ぐるぐる、迷路の中に入っているようでした。
占い師は、どんどんカードを見て行きました。
「女性性と男性性があるのだけど、あなたは今、男性性が強く出過ぎているの」これも目からうろこが落ちるようでした。母子家庭の私は、仕事を見つけないと食べていくことが厳しいので、女性としてより男性的な気持ちを強く持ちすぎていました。「こうしなければならない、そうするべきだ!とか思う気持ちは少し置いておきなさい」と言われたのを覚えています。
そう言った男性性が人間関係や仕事運を落としているようでした。最後に、手相を少し見てくれて「あなたは、自分自身で独立して仕事をした方がいいわよ」と言われたのです。
きっとこうして独立して仕事ができているのは、あのときの占い師の方の言った通りだったからだと思っています。私は、女性なのだからやっぱり女性性を大切にし人に甘えるところは甘えられるようにすること、白黒つけたがる性格を直す意識をもつことが必要だと言われたことをいまも思い出しては気をつけています。