このページでは「癸」の意味や性格、他の十干との相性や癸の十干十二支についても解説していきます。
×
あなたは
【癸】
(みずのと)
です
O K(閉じる)
目次
癸(みずのと)とは?
癸とは、四柱推命や算命学でもおなじみの「十干(じっかん)」のうち10番目にあたる要素で、「みずのと」または「き」と読みます。
持っている性質から、命式に当てはまる人の性格や特徴を読み解くことができるのです。
十干とは?十干一覧表
番号 | 十干 | 読み方 | 別読み | 五行 | 陰陽 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 甲 | きのえ | こう | 木 | 陽(+/兄) |
2 | 乙 | きのと | おつ | 木 | 陰(-/弟) |
3 | 丙 | ひのえ | へい | 火 | 陽(+/兄) |
4 | 丁 | ひのと | てい | 火 | 陰(-/弟) |
5 | 戊 | つちのえ | ぼ | 土 | 陽(+/兄) |
6 | 己 | つちのと | き | 土 | 陰(-/弟) |
7 | 庚 | かのえ | こう | 金 | 陽(+/兄) |
8 | 辛 | かのと | しん | 金 | 陰(-/弟) |
9 | 壬 | みずのえ | じん | 水 | 陽(+/兄) |
10 | 癸 | みずのと | き | 水 | 陰(-/弟) |
自分や周りの人の『十干』を調べてみよう
十干は生年月日から計算して出すことができます。十干が何なのか分からない人は、当サイトziredが開発した計算機能を使ってみましょう(もちろん無料です)
癸が表す意味・キーワード
癸は「水の弟」を指す言葉。水の中でも、雨や霧、朝露といった気象条件に伴って現れる水を指します。その時々に勢いや形が変わるのが特徴です。
季節でいえば冬。種が自らの中身を充実させ、芽吹きの時を待つ状態を表します。
キーワード
癸日生まれの人の性格や特徴
物腰が柔らかく、誰とでも上手に付き合える人。基本、親切です。
若干、堅物さを感じさせる部分もありますが、それは誠実さを感じさせ、信頼を集める要素となっているでしょう。
また、すこぶる用心深くて知性も高い人なので、軽はずみな行動をとることはないはず。とてもしっかりした人という評価を受けることも多いはずです。
どんな場所にも誰にでも寄り添える
新たな商材を扱うことになった。こんな事態に遭遇すると、多少なりとも動揺するのはあたりまえでしょう。
でも、癸の人はあまり動揺を見せません。「承知しました」とあっさり返事して、サクサクと商材のスペックを学びにかかります。
これが、癸の人の基本姿勢。人付き合いにもこんな姿勢が表れており、先入観なく、どんな人の話も親切に聞きます。
周りから「ちょっと怖い」と思われている人とも、癸の人は上手に会話する。こんなこともありうるでしょう。
どんな時でも、当意即妙な対応をしてくれる人として、周りから信頼を集める人です。
すこぶる用心深い
癸の人は、センシティブで誠実。「状況の変化があってもかまわないけれど、なるべく王道を行きたい。確実・着実さを大切にしたい」という基本姿勢があります。
そのため、とても用心深く、自分が進むべき道を選定するような面があるはず。軽はずみな行動は、厳に慎んでいるでしょう。
その用心深さは、自分が発する言葉を吟味することにも活用されるため、癸の人の口数は少なくなりがち。
結果的に周りの人から「何考えてるか謎」と思われることがあるかもしれません。
多少は自分の思惑を周りとシェアすると、人付き合いがしやすくなるでしょう。
探求心が旺盛な勉強家
1つの物事を深く探求させたら、右に出るものなし。癸の人にはこんな人が多いでしょう。
もともと、頭はキレるうえに勉強に対する嫌悪感がないのが良いところ。むしろ、スイッチが入ればどこまでも勉強し続けるようなところがあるのです。
何かのスペシャリストや、研究者になることも夢ではありません。。
ただ、若干気ままで「もういいや」と思ったら、その物事に見向きもしなくなることがあります。
着手したことは、とりあえず1つの区切りを迎えるまではやりきる。こういった姿勢を身に着けると、より周りからの信頼を集められるでしょう。
癸日生まれ(水の陰)と他十干との相性
こんなことが気になっている方も多いでしょう。ここでは、癸と他の十干の相性を解説します。
恋人との相性はもちろん、家族等、身近な人との相性もチェックしてみてくださいね。
甲(木の陽)との相性
雨=癸は、大きな木である甲に栄養を与える相手。そのため、癸の人が甲の人の世話を焼くことが多い関係になるでしょう。
反面「寄らば大樹の陰」という言葉がある通り、甲の人は何かと頼りになるトップ的な人。癸の人が頼れることも多いはずです。
相性は★3つ。癸の人が甲の人の言うなりになって世話を焼くと、癸の人だけが疲れてしまい、甲の人が自堕落になりがちな点に注意しましょう。
乙(木の陰)との相性
草やツタを表すのが乙。雨である癸の人が世話を焼く関係になるでしょう。
ただ、同じ植物でも甲の人に比べれば、乙の人はマイルドで、押しも強くありません。癸の人は対等に付き合えるでしょう。
とはいえ、あまりにも雨が降りすぎれば、草は地面から抜けて流れ出してしまうことがあります。
癸の人が世話を焼きすぎて、相手の自活力を奪わないよう注意しましょう。相性は★3.5個です。
丙(火の陽)との相性
お日様=丙と、雨=癸。どちらかが優勢な時は、どちらかが鳴りを潜める者同士です。
つまり、相容れない部分が多く、相手と一緒にいると「なんでこの人こうなの?」と感じやすいということ。
たまに意見を聞き合う程度ならば、全く違う質を持つ分、有益なアドバイスをし合える相手。
ですが、それ以上の関係になろうとすると、アラが目に付いてイライラするでしょう。相性は★1つです。
丁(火の陰)との相性
何を言っても何をしても大丈夫な相手と、癸の人が感じる相手かもしれません。
丁は人の手によって作られる炎なので、癸の人がちょっと勢いを増せば、簡単に消せる=負かせることができるからです。
そのぶん、丁の人が2人の関係にストレスを抱いて去りやすい関係。
癸の人も丁の人を「歯ごたえのない相手」と思うので、ロマンティックな関係には発展しづらいでしょう。
相性は★1つです。
戊(土の陽)との相性
戊の人は癸の人から見ると、テンポが合わない人と感じるかもしれません。
でも、付き合ってみると意外なほど互いをサポートしあい、心地よく付き合える仲。
さらに2人でいると、2人とも前に出る気力や、熱さを身に着けることができる関係でもあります。
相性は最高の★5個。癸の人が、自分の気持ちや考えをマメに戊の人に話すと、戊の人が安心するので、より付き合いやすくなるでしょう。
己(土の陰)との相性
母性的ではあるけれど、線の細さも目立つ、己の人。癸の人は、支えてあげたいと思うことが多いかもしれません。
付き合い始めてからも、癸の人が己の人を支え、己の人が癸の人を守る関係を維持できれば、うまくいく可能性はアリ。
ただ、一方が「私によくしてくれて当然」と思い始めると、しんどい関係になる気配も大いにあります。そのため、相性は★3つ。努力が必要な組み合わせです。
庚(金の陽)との相性
庚の人は、折に触れて癸の人を可愛がってくれるでしょう。癸の人は庚の人に頼り、自分をさらけ出すようになるはずです。
ただ若干、庚の人には単純すぎる面が。「もうちょっと頭使いなさいよ」と癸の人があきれてしまいがちなのです。
そのうえ「何言っても許してくれる人」と癸の人が言動をエスカレートさせがちな面も。
相性は★3つなのですが、付き合うにはかなり努力が必要な相手です。
辛(金の陰)との相性
辛の人が「この人は光る!」と辛の人の可能性を見出し、育て上げようとするでしょう。
逆に、辛の人も癸の人は放っておけない相手。少しでも困っていれば、手を差し伸べてくれる人です。持ちつ持たれつができる2人といえるでしょう。
注意すべきは、癸の人が世話を焼きすぎることと、2人のテンポが違うこと。気が付けば癸の人が、疲れてしまうこともあり得ます。相性は★2.5個です。
壬(水の陽)との相性
壬も癸も、水。ただ、壬の方が大きさでもパワーでも癸に勝るため、壬の人が癸の人を守る関係になるでしょう。
癸の人も、壬の人の後方支援を惜しまないので、良い関係ができる可能性は大いにあります。
その一方で、豪雨が海や大きな河川に注ぐと、災害になることが。
喧嘩になった時や2人で改革を起こしたくなった時、大騒動を起こさないよう、注意が必要です。相性は★3つ程度でしょう。
癸(水の陰)との相性
文字通りの同類なので、相手の思考パターンや感情が手に取るように感じ取れるはず。とても付き合いやすい相手といえるでしょう。
一緒にいて心地いいと感じることが多いはずです。
ただ、2人とも互いを妬んでしまうことがありそう。それが原因で喧嘩になると、周りまで巻き込んでしまいかねません。
相性は★3つ。似た者同士でも、相手は違う人間だと認識して付き合う必要があります。
癸の十干十二支(六十干支)一覧
癸は十干の1つ。この後ろに、ある一定のルールに基づいて十二支を組み合わせると、癸の十干十二支ができあがります。
ただ、子から亥の全部の十二支が、全ての十干と組み合わせられるわけではありません。癸と組み合わせられるのは、酉・未・巳・卯・丑・亥の6つのみです。
ここでは癸の十干十二支の特徴をご紹介しましょう。
癸酉(みずのととり)
クールだけれど、他人への気遣いのできる人が多いでしょう。先回りしてやるべきことを終わらせておき、周りから感謝されることもありそうです。
分析力に優れているので、計画性をもって物事に当たれるという強みも持ちます。
反面、少し頑なになりがちな点には注意を。他人の意見を取り入れることで開かれる道もあるはずです。
関連特集癸酉(みずのととり)の性格や特徴
癸未(みずのとひつじ)
癸の人は、若干飽きっぽい人が多いのですが、癸未の人は、とても根気強い人。不退転の覚悟で、物事に当たります。
他人に対してはとても温かく接する人。何かを頼まれたら絶対に断らないでしょう。
一心不乱に物事に取り組みすぎて、周りをおいてけぼりにしがちな点には注意が必要。周りとの足並みは意識してそろえましょう。
癸巳(みずのとみ)
新しいものを生み出すのが得意。企画・研究関連の仕事で才能を発揮する人が多いでしょう。
また、皆で盛り上がることが好きで人懐っこいので、多くの人に愛されやすい人です。
気ままさに加え、何かと取り越し苦労をして悩みがちな点に注意。その気持ちに負けて、途中で仕事を投げ出すと、周りからの信頼を損ないかねません。
関連特集癸巳(みずのとみ)の性格や特徴
癸卯(みずのとう)
とても温かく人に接するうえに、マナーを重んじて用心深く事に当たる人。信頼度抜群の人といえるでしょう。
仕事や家事の精度もすこぶる高いので、デキる人という評価を受けることが多いはずです。
反面、周りをほったらかして突っ走ることがありそう。良い意味で少し、他人に頼ることを覚えると、さらに運が開けてくるでしょう。
関連特集癸卯(みずのとう)の性格や特徴
癸丑(みずのとうし)
「寄ってくる人皆仲間」と、他人の世話を焼いていることが多いでしょう。焼いた世話が、いざという時に恩となって返ってくることも少なくない人です。
根気強く、マルチな才能を活かして着実に前進するのも特徴。
ただ、常に自分の考えだけで動きがち。たまには他人の意見を取り入れることが、大きく運を開いてくれるはずです。
関連特集癸丑(みずのとうし)の性格や特徴
癸亥(みずのとい)
名実ともに、人の先頭に立っていることが多い人。仕事の処理能力が高いだけでなく、部下の世話を焼くことが上手なのです。
用心深さとともに、根気強さや勘の良さも持ち合わせています。
ただ、理想が大きいため、そこについてこない現実に幻滅することがありそう。小さな1歩を大切にし、自分の力を信じて前進するのが吉です。
関連特集癸亥(みずのとい)の性格や特徴