このページでは「庚」の意味や性格、他の十干との相性や庚の十干十二支についても解説していきます。
×
あなたは
【庚】
(かのえ)
です
O K(閉じる)
目次
庚(かのえ)とは?
庚とは、四柱推命や算命学でもおなじみの「十干(じっかん)」のうち7番目にあたる要素で、「かのえ」または「こう」と読みます。
持っている性質から、命式に当てはまる人の性格や特徴を読み解くことができるのです。
十干とは?十干一覧表
番号 | 十干 | 読み方 | 別読み | 五行 | 陰陽 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 甲 | きのえ | こう | 木 | 陽(+/兄) |
2 | 乙 | きのと | おつ | 木 | 陰(-/弟) |
3 | 丙 | ひのえ | へい | 火 | 陽(+/兄) |
4 | 丁 | ひのと | てい | 火 | 陰(-/弟) |
5 | 戊 | つちのえ | ぼ | 土 | 陽(+/兄) |
6 | 己 | つちのと | き | 土 | 陰(-/弟) |
7 | 庚 | かのえ | こう | 金 | 陽(+/兄) |
8 | 辛 | かのと | しん | 金 | 陰(-/弟) |
9 | 壬 | みずのえ | じん | 水 | 陽(+/兄) |
10 | 癸 | みずのと | き | 水 | 陰(-/弟) |
自分や周りの人の『十干』を調べてみよう
十干は生年月日から計算して出すことができます。十干が何なのか分からない人は、当サイトziredが開発した計算機能を使ってみましょう(もちろん無料です)
庚が表す意味・キーワード
庚は「金の兄」を指す言葉。金の中でも、まだ製錬をする前の金属の他、刀剣や金属で作られたもの全般を指します。
季節でいえば秋。自分自身は伸びきるところまで延び、次に命をつなぐための準備を始めた植物を表します。
キーワード
庚日生まれの人の性格や特徴
物静かそうに見えて、実はとてもパワフル。合理性的な判断に基づき、誰の意見にも惑わされることなく、突き進みます。
また、嘘は大嫌い。時に真っ正直すぎるほどにルールや人の道を重んじ、他人とのぶつかり合いも辞さない人です。
周りからは、1人で動くことが多いけれど、頼りがいのある人と思われることが多いでしょう。
合理的かつパワフル
庚の人には、情にもろい部分が全くないわけではないのですが、判断はとても合理的。
不採算を出している商品は容赦なく、バッサバッサと廃版にしていくような強さがあります。無駄は無駄、必要は必要なのです。
また、1度判断したら全くと言っていいほど迷いなく行動するのも特徴。他の人の意見はほとんど聞かず、自分の判断に愚直なまでに従って行動します。
その様はとてもパワフル。1歩も引かない内面の強さが表に現れ、周りを圧倒するほどの姿を見せるでしょう。
合理的な判断をせざるを得ない場面で、これほど強い人はいないといえます。
自分にも他人にも嘘をつかない
基本的に曲がったことが大嫌い。また、腹の探り合いは時間の無駄と考え、率直に自分の意見は言葉にするし、自分の気持ちに嘘をつくこともないでしょう。
そのため、周りの人からはとても率直で真っ正直な人と思われることが多め。
時に、周りと意見が異なったり不正の影を見た時には、ぶつかり合いも辞さない姿勢を見せます。そんな場面だけに遭遇した人には、ちょっと怖い人と思われがちかも。
ただ、「弱い者は守って当たり前」という価値観があるので、部下や後輩にはやさしく接するはず。周りから、慕われることも少なくはないでしょう。
どんな状況でも頑張り抜く
「これはもう、撤退した方がいいんじゃない?」と周りが言うような状況にも、庚の人は立ち向かい続けることがあります。
庚の人自身が「方向転換した方が良い」と納得できるデータが出るまでは、引くことはないでしょう。
その姿勢が、多くの成果をもたらし、新しいフェーズへの移行を促すことも少なくはないのが、庚の人の特徴。
刀剣を表すだけのことはあり、並みいる浪士をバッサバッサとなぎ倒すような力を持っているのです。
そんな状況をクリアするごとに、庚の人も大きな成長を遂げているはず。挑戦すればするほど、伸びる人といえます。
庚日生まれ(金の陽)と他十干との相性
こんなふうに思ってみえる方も多いでしょう。ここでは庚と、他の十干支の相性を見ていきます。
気になる人との相性はもちろん、家族や友人との相性を見る際にも活用ください。
甲(木の陽)との相性
甲=大きな木。刀剣を表す庚の人は、甲の人の無駄な枝葉をはらい、整えてあげる役割を果たす人です。庚の人もその過程を経て、成長できるでしょう。
お互いに一生一緒にいたい、頼りたいと思える相手ならば、うまく行きそう。
ただ、庚の人が甲の人の世話を焼きすぎると、甲の人に嫌がられる可能性が高まります。また、甲の人に庚の人が、頼られすぎて疲れる可能性も。相性は★3つです。
乙(木の陰)との相性
乙は草やツル。放っておくと伸び放題の乙を、刀剣である庚の人が切り、整えてあげる役割を担います。
庚の人があれこれと乙の人の世話を焼くことになるでしょう。
ただ、相性は最高の★5つ。実は2人でいると乙の人が庚の人を支えてくれる、力強い存在へと成長できるからです。
庚の人が、乙の人にビシバシと厳しく接しすぎないように心がけることが、付き合いを長続きさせるコツです。
丙(火の陽)との相性
丙はお日様。水素爆発を繰り返しています。そのため、金物や鉱石を表す庚の人は、溶かされてしまう可能性が大きい相手。
一緒にいると、無理を強いられると感じることがあるかもしれません。
反面「この関係、すごく成長できそう」と思えるならば、うまくいく可能性は無きにしもあらず。
ただし、自分が弱っている時には少し、距離をとる等の工夫は必要になります。相性は★2.5個です。
丁(火の陰)との相性
丁は人が手をかけて作り出す炎。そのため、金物や鉱石である庚の人を溶かしても、役に立つ形に作り替えてくれることが多いでしょう。
丁の人が庚の人に目をかけ、育て上げる関係になりやすい2人であり、そうなるとうまくいくことが多いという特徴を持ちます。
そのため、庚の人が丁の人への尊敬を忘れず、時に尽くす姿勢を忘れないのが、関係を長続きさせるコツ。相性は★3.5個です。
戊(土の陽)との相性
戊は大きな山や岩。鉱石である庚は、戊がなければ生まれることも成長することもありません。
そのため、庚の人にとっての戊の人は、世話を焼いてくれる人ではあるけれど、頭の上がらない人。頼りにはなるけれど案外、付き合いづらさを感じることが多いでしょう。
反面、庚の人が割り切って、戊の人を立てたり、甘えきることができれば良い関係に。相性は努力が必要な、★2.5個程度です。
己(土の陰)との相性
己は、養分に富んだ畑等の土。土がなければ育てない、鉱石である庚の人を上手に支え、養ってくれるでしょう。
そのため庚の人は「この人になら何でも話せる」と感じそう。それを己の人も嫌がらず、受け止めてくれるはずです。
ただ、相性は★3つといったところ。庚の人が自由気ままに振る舞いすぎたり、自分だけに従うことを求めてしまうと、己の人は精神的にボロボロになりやすいのです。
庚(金の陽)との相性
気楽に付き合える度はNo.1でしょう。同じ質を持つ2人なので、言葉にせずとも分かり合える部分は多いはずです。
ただその分、喧嘩や言い合いになった時が厄介。絶対にどちらも譲らないので、長期化しやすく、喧嘩別れになりやすいのです。
成育歴が違えば、どこかに違いはあるでしょう。そこを埋めあうことを心がけるのが関係を長続きさせるコツといえます。相性は★2.5個です。
辛(金の陰)との相性
自分の考えをしっかり持っている等、似ている部分もある2人。一緒にいて楽しいことも多いでしょう。
しかし、どうしても庚の人の方がパワフル。センシティブで、常に自分の身の処し方を考え続けている辛の人が、庚の人に圧倒されていると感じてしまいがちです。
相手はガラス細工のような人だと認識して、庚の人が辛の人を丁寧に扱えば、うまくいく可能性はあります。相性は★2つです。
壬(水の陽)との相性
庚の人には、息子や娘のように感じられる相手。気の赴くままに動く壬の人を、目を細めて眺め、必要があれば手を貸すでしょう。
ただ、庚の人が壬の人に求められるがまま手を貸しすぎると、自分の労力も時間も全て相手に捧げるような形になりがち。
庚の人が壬の人の自立心を信じて、適度に放っておけるかどうかが、上手に付き合うカギになります。相性は★1.5個といったところでしょう。
癸(水の陰)との相性
庚の人は癸の人の率直さや、細やかな気配りのできる部分に惹かれそう。
また、時に考え込みすぎてしまい、身動きが取れなくなる癸の人を助けてあげることもあるはずです。
ただ、癸の人はそんな庚の人におんぶに抱っこを決め込んでしまいそう。いつもの気配りも忘れ、ひたすら寄っかかってくるかもしれません。
相性は★1個。あまり距離を詰めない方が、相手から学べることも多いでしょう。
庚の十干十二支(六十干支)一覧
庚は十干のひとつ。この後ろにある一定のルールに基づいて十二支を組み合わせると、庚の十干十二支ができあがります。
ただ、子から亥までの全ての十二支が組み合わせられるわけではありません。庚には、午・辰・寅・子・戌・申の6つの干支が組み合わせられます。
ここではその、庚の十干十二支の特徴を見ていきましょう。
庚午(かのえうま)
真っ正直さが表に出ている人が多いでしょう。口数は決して多くなく、人を押しのけることもなく、常に静かな態度を貫くはずです。
他人にはやさしく、とても丁寧な物腰で接するでしょう。
一足飛びに成果を出そうとせず「やれることからやれば良い」と考え、少しずつ目指す場所に近づく姿勢が大切。それが運気UPにも繋がります。
関連特集庚午(かのえうま)の性格や特徴
庚辰(かのえたつ)
動きはスピーディー。でも、手を付けたことは絶対に投げ出さない、根気強さも持ち合わせた人です。
時代の先端を行こうとする気持ちもあり、その分野の第一人者になる人もいるでしょう。
ただ時に、歯に衣着せぬ発言で周りの人を驚かせがち。言葉を選ぶ習慣をつけ、他人の話を聞く姿勢を見せれば、運もさらについてくるでしょう。
関連特集庚辰(かのえたつ)の性格や特徴
庚寅(かのえとら)
常にパワフルに動き回っている人が多いでしょう。
それでも、暑苦しさを感じさせる人が少ないのは、ウェットさをあまり持たないからこそかもしれません。からっとした気風の良さを感じさせます。
他人に押されると従ってしまいがちな点には注意を。自分が間違っていないと信じられるならば、それを論理的に説明すれば良いのです。
関連特集庚寅(かのえとら)の性格や特徴
庚子(かのえね)
庚の人は理を優先しがち。でも、庚子の人は感受性と合理性をちょうどいい割合で持ち合わせている人が多いのです。
そのため、ファンが多いはず。頼られることも多いでしょう。
若干、自意識過剰が過ぎて、周りの人は格下に扱われていると感じてしまいがち。あくまで対等を心掛けると、人付き合いがさらにしやすくなるでしょう。
関連特集庚子(かのえね)の性格や特徴
庚戌(かのえいぬ)
庚の中でも特に、人の世話を焼くのが上手な人。自然と人が集まり、その人たちの世話を焼くことを喜びに感じる人も多いはず。
もし、部下や仲間を傷つけられたら、自分の身を盾にしてかばうこともあるでしょう。
基本、やさしい人ですが、怒ると怖いことは自覚して吉。特に、敵視した人をこてんぱんにしないよう、注意しましょう。
関連特集庚戌(かのえいぬ)の性格や特徴
庚申(かのえさる)
気風の良い親分肌。頼られたら断ることなく、徹底的に世話を焼く人が多いでしょう。その一方で、合理的な判断を下すことも忘れません。
何でもやろうとする意欲の高さと、やり遂げるだけの強さを持ち合わせています。
ただ、ワンマンになりがちな部分がたまにキズ。周りと歩調を合わせる姿勢を見せれば、運も付いてくるでしょう。
関連特集庚申(かのえさる)の性格や特徴