このページでは「甲」の意味や性格、他の十干との相性や甲の十干十二支についても解説していきます。
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【甲】
(きのえ)
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目次
甲(きのえ)とは?
甲とは、四柱推命や算命学でもおなじみの「十干(じっかん)」のうち1番目にあたる要素で、「きのえ」または「こう」と読みます。
持っている性質から、命式に当てはまる人の性格や特徴を読み解くことができるのです。
十干とは?十干一覧表
番号 | 十干 | 読み方 | 別読み | 五行 | 陰陽 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 甲 | きのえ | こう | 木 | 陽(+/兄) |
2 | 乙 | きのと | おつ | 木 | 陰(-/弟) |
3 | 丙 | ひのえ | へい | 火 | 陽(+/兄) |
4 | 丁 | ひのと | てい | 火 | 陰(-/弟) |
5 | 戊 | つちのえ | ぼ | 土 | 陽(+/兄) |
6 | 己 | つちのと | き | 土 | 陰(-/弟) |
7 | 庚 | かのえ | こう | 金 | 陽(+/兄) |
8 | 辛 | かのと | しん | 金 | 陰(-/弟) |
9 | 壬 | みずのえ | じん | 水 | 陽(+/兄) |
10 | 癸 | みずのと | き | 水 | 陰(-/弟) |
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甲が表す意味・キーワード
甲は「木の兄」を指す言葉。木の中でも、山に自生している大きな木や、建材、木を使った家具や雑貨等を表します。
季節でいえば春。芽を出すだけのエネルギーを種に蓄えているパワフルな状態を指します。
キーワード
甲の日生まれの人の性格や特徴
頑張り屋さん。常に、今の自分よりもっとデキる自分を目指して、頑張っているような部分があります。
また、法律はもちろん、暗黙のルールや義理も大切にする人。そのため、子どもの頃から正義に味方を地で行くような人も多いでしょう。
その影響もあってか、誰の意見も頼りにせず、自分の意思をどこまでも貫く傾向があります。
大志を抱いて進むしっかり者
甲の人は基本、頑張り屋さん。常に今よりもデキる自分、素敵な自分を目指しているようなところがあります。
1つ何かを成し遂げても「ここで留まったらダメ」と、次の目標を見つけて頑張るはず。
やると決めたことには、抜群の行動力を見せる一方で、石橋を叩いて渡る堅実さも忘れない、人です。
結果的に他人から見ると、常に大志を抱いて歩んでいる行動的な人と映るでしょう。
ただ、何事も真正面から受け取る分、傷ついた時にはダメージが大きめ。長期間、痛みを引きずるような一面があります。切り替えの早さを身に着けると、鬼に金棒です。
いつでもどこでも正義の味方
喧嘩をしている子たちを見かけると、真っ先に声をかけて、仲裁する。陰口をたたいている人たちを見かけると、たまらず忠告する。
これが、甲の人の基本姿勢です。「人間としてこうあるべき」というところをとても大切にしています。
そのため、場合によっては立場が上の人にも食って掛かるような場面があるかもしれません。
一本気で、しっかりした人、と高評価を受ける一方で、ちょっとお堅すぎてなじみづらい人と思われることもありそうです。
誰かが困ることがなければ、多少のことは大目に見る姿勢を持つと、他人となじみやすくなるでしょう。
曲げないし曲がらない
付和雷同なんて言葉は、甲の人の辞書にはないはずです。誰かに従うとしたら、従えるだけの明確な理由があるでしょう。
甲の人は、決してと言っていいほど自分の意見を曲げない人なのです。どんな小さなことに対しても、自分の意見や見解を持ち、それに従って行動します。
それが、良い方に現れると自分の意見をちゃんと持った素晴らしい人、と高評価を受けるはず。マイナスに現れると、強情な人と言われそうな気配です。
折れる必要はありません。ただ時には、試しに人に添ってみるという姿勢を打ち出すことで、人間関係も好転するでしょう。
甲(木の陽)と他十干との相性
こんなところが気になっている方も多いでしょう。ここでは、甲の人と他の十干の人との相性を見ていきます。
気になる人との相性はもちろん、家族や同僚等、身近な人との相性もチェックして、普段の生活にお役立てください。
甲(木の陽)との相性
同じ性質を持つ者同士、価値観やテンポ感が似ている2人。「そうそう、わかる~!」とラフな感じで付き合える、心地良い相手と感じるでしょう。
問題は意見が割れた時。お互い、絶対に自説を曲げないので「なんで譲ってくれないの!」と激烈な喧嘩になる気配があります。
「相手には違う世界が見えているのかもしれない」と、まず話を聞く姿勢を持つとうまくいきそう。相性は★3つ。
乙(木の陰)との相性
甲の人にとっては、吉にも凶にも出やすい相手。乙の人が甲の人に頼りっきりになるという図式が成り立ちやすい2人だからです。
甲の人は、乙の人の世話を焼くのに、多大な時間や労力を取られて疲れてしまうことが多め。「もう嫌!」と思ってしまいがちなのです。
上手くいくとすれば、控えめな乙の人が、甲の人を支える図式ができる時だけ。相性度は相当な努力が必要な、★2つです。
丙(火の陽)との相性
丙が表すのは、太陽。木=甲の成長にとって欠かせない存在です。
同様に、甲の人にとって、丙の人は傍にいるとホッとできたり、アドバイスをもらえたりする相手。一緒に大きな夢を追いかけられる仲でもあります。
ただ、お互いにワガママを抑えきれなくなると、他方を疲弊させてしまいそう。ある程度、礼儀を重んじながら付き合うことが必要です。
相性は★3.5個といったところでしょう。
丁(火の陰)との相性
木=甲をこすり合わせると、人が火=丁を生み出すことができます。また、燃える火に木を投入すれば、火の勢いを増すこともできるでしょう。
2人の関係は、こんなふうに1人ではできないことができる関係。ただ、甲の人が自分をすり減らし、しんどくなってしまうこともあり得る関係なのです。
互いにwin-winの関係を目指すことが、関係を長続きさせるコツ。相性は★4つです。
戊(土の陽)との相性
木=甲は土=戊に根を張り、大量の栄養をもらわなければ大きく育ちません。
戊の人はそれに対し、「絶対負けまい!」と頑張るので、互いに意地を張り合ってしまいそうな気配があります。
一方、大きく木は育てば山から土が流れないよう、守ってくれる存在にもなりえます。
お互い、粘り強く付き合えれば、息の長い関係が築ける可能性はあるでしょう。相性は、★2.5個といったところです。
己(土の陰)との相性
甲の人は己の人と付き合うことで、マイルドさや包容力を身に着けそう。丸くなったと言われることも増えるかもしれません。
一方の己の人はあまり変わらず、親切で温かい人柄を通します。甲の人の積極性を上手にサポートするので、一緒にいて居心地の良い関係を築けるでしょう。
お互いを大切にする気持ち、お互いの想いに耳を傾ける姿勢さえ忘れなければ、かなり良い相性。★4.5個です。
庚(金の陽)との相性
庚はチェーンソー的な存在。本来、原石や製錬前の金属を表すのですが、木=甲の人にとっては、自分を一刀両断する人のように思えてしまうでしょう。
ただ、そのアドバイスはとても的確。甲の人が庚の人に、尊敬の念を抱くこともあるはずです。
甲の人が、庚の人を敬う気持ちを忘れなければうまくいきそう。そうでなければ、あっという間に決裂してしまうでしょう。相性は★2つです。
辛(金の陰)との相性
センシティブで、見た目から言動まで常に気を使って振舞っているのが、辛の人。
甲の人から見ると「腹の中が見えない、気取った人」と見えてしまうことが多いでしょう。辛の人から甲の人を見ても、ちょっと押しが強すぎる人と見えそうです。
お互い、上を目指す姿勢等、憧れる部分はありそうですが、一緒にいる時間はかなり苦痛に感じそう。
相性は★1.5個といったところでしょう。
壬(水の陽)との相性
勢いの良さは、甲の人と壬の人の共通項。似たようなスピード感を感じ取ることもあるかもしれません。
ただ、壬=川や海=水だけあって、涙もろさ等のウェットさがのぞくのが、デメリット。
甲の人が、放っておいてもらえないうっとおしさを感じて、遠ざかってしまうことがあります。
逆に、甲の人が壬の人に甘えっぱなしになってしまうこともあるので、注意しましょう。相性は★2つです。
癸(水の陰)との相性
癸は水といっても、やさしくそぼ降る雨。木である甲の人を癒してくれる人です。
一方甲の人は、物静かな癸の人を上手にリードするので、互いを上手くサポートしあえる仲になれるでしょう。
ただし、甲の人が癸の人に頼りすぎ、何もしない人と化しやすい点には注意を。
そうなると、癸の人にそっぽを向かれかねません。基本的な相性は★5つなので、頼りすぎないようにだけ気を付けましょう。
甲の十干十二支(六十干支)一覧
甲は十干。この後ろに一定のルールに基づいて十二支の動物をあてがうと、甲の十干十二支が出来上がります。
ただ、子から亥のまでの12通りあるわけではありません、1つの十干について、組み合わせられる十二支は6つのみ。
甲は、甲子、甲戌、甲申、甲午、甲辰、甲寅の6通りとなります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
甲子(きのえね)
頭の回転の良さ、感覚の強さを兼ね備えた人。常にフットワーク軽く、スピーディな行動を見せるでしょう。
甲の中でも、何事にも真正面から立ち向かう傾向が特に強い人。その分周りと衝突する回数が多いかもしれません。
自分と同じ感覚を持つ人は少ないと自覚し、周りとの意思疎通を密にすることで、運が開けやすくなるでしょう。
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甲戌(きのえいぬ)
いつ、誰の前にいても素直な人。周りから「純朴な人!」と思われて、好かれるでしょう。
住居や職場が一定しない、人生を歩みがちですが、その方が実力を発揮しやすい傾向があります。
ただ、ぽろっと禁句を口にしたり、周りの人の気持ちを置いてけぼりにしがち。たまには聞き役に回ると、人間関係を築きやすくなるはずです。
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甲申(きのえさる)
フットワークの軽さと、人付き合いの上手さは甲の中ではトップクラス。特に、ストレートな物言いを封じられる点は見事です。
さらに人付き合いを上手にしたいと思うのであれば、ルールを重視するより、ユーモアを重視すると良いでしょう。
時にせわしなさを感じる人生を送りますが、その分、実りを手にできる運の持ち主です。
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甲午(きのえうま)
クールさの奥に、可愛らしさや傷つきやすさを秘めている人が多め。
ただ、人前で動揺や涙を見せることを嫌い、意地を張ってしまいがちなため、周囲から誤解されがちです。
元々は可愛らしいのですから、そこを前面に押し出して吉。
また、実は世話好きな面を持っている人。積極的に人の世話を焼くことで、運も開けるでしょう。
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甲辰(きのえたつ)
甲の人の中では、人一倍物静かな人。淡々と一言もしゃべらずに、やるべきことを片づけていくような人です。
たまに口を開くと、相手の痛いところを突いてしまいがちな点には注意を。キツい人と思われてしまいがちです。
周りの気持ちを察することさえできるようになれば、粘り強さを活かして大成できる可能性も、大いにあります。
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甲寅(きのえとら)
カラッとした人柄と思いやりの深さ、大らかさで好かれる人です。
何でも自分でやろうという意識も強く、たいていのことは自分でこなせる実力も兼ね備えています。
ただ、「これが絶対に正しいんだ!」という態度で、周りの反感を買うことも。
周りとの意思疎通を密にできるようになれば、今まで以上の成功もつかめるはずです。
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