占い関連メディアである当サイト「zired」は、直近1年間で占い利用経験のある男女380人(回答年齢:最年少18歳〜最高齢51歳)を対象にアンケートを行いました。
アンケートは18歳〜25歳のZ世代に位置づけられる方、それ以外の26歳〜51歳の世代の方、別々に同内容で行い、2022年8月20日~8月27日の期間で「Z世代の占い利用動向について」という調査名目で実施いたしました。また後に行った11月1日〜2日の追加調査の情報も含まれております。
調査結果は以下のとおりです。本ページデータの引用を歓迎します(条件を表示)
どのような傾向が現れたのでしょうか。解説や具体的な回答文も交えて見ていきます。
目次
Z世代が占いで相談すること
設問「占った内容、相談した内容は何ですか?」に対してZ世代とされる25歳以下の男女の回答で最も多かったのは「異性との出会い(18.8%)」。
次いで「恋人や結婚相手とのこと(15.0%)」、「今後の運勢や未来について(13.8%)」と続きました。
以降も片思い恋愛についてや結婚、復縁についてなど、恋愛中心の相談が占めています。
Z世代は「異性との出会い」に悩んでいる
Z世代とは異なる他世代(26歳〜51歳)に同じ設問へ回答してもらった内容と比較すると、非常に特筆すべきポイントがありました。
他世代では「異性との出会い」を選んだ人はわずか6.4%。Z世代の18.8%とくらべて2.9倍もの差が生まれたのです。
つまり、相対的に見てZ世代の多くが「異性との出会い」について課題を抱えているということが言えます。
これは一体どういうことなのでしょうか。
Z世代は出会い難民化している?
具体的に「出会い」について相談をしたと答えた方は、どんな悩みを持って、占い師への救いを求めたのでしょう。アンケートをいくつか紹介しましょう。
「出会いがない」「どうやって出会うの?」
相談内容:異性との出会いについて
ここ数年の緊急事態下で職場もリモート、友達と出かけたり、ましてや合コンなども一切なくなった。
独りで寂しくて心がヤラレたうえに出会いがなさ過ぎて、このまま一生恋人出来ないかもしれないという不安が大きくて、誰かに相談にのってもらいたかったので予約して行きました。
占い師の方には「今あなたと同じような子が本当に多い、あなただけじゃないからがんばってね」と言ってもらえました。
「結婚したいけど相手がいない」
相談内容:異性との出会いについて
結婚がしたいのですが、本当に相手を見つけるのが難しい時代に生まれてしまったとシミジミ思います。
これからの人生で彼氏であったり、将来のパートナーが現れるかどうかを相談しました。
また、いつ頃出会うのか、どういう人と出会うのか、どこで出会うのか、出会うポイント、どういうことに気をつけるべきかといった所も聞いてみました。
もっともパートナー探しが活性化するであろう20代前半。
たしかにここ数年の状況下では出会いは急激に機会を失っているのは簡単に想像がつくでしょう。
今回のアンケートでも同様の回答が多く見受けられました。つまりZ世代のみなさんは、他の世代の方より、出会い難民化しているのかもしれません。
将来不安も垣間見える
相談内容:仕事のこと
転職すべきかこのまま会社を続けるかについて占ってもらいました。
今いる会社は残業が多いが給料が高い会社なので、転職先は残業がない会社に行きたいけど、お金を取るべきか時間を取るべきか自分では決めきれなかったためどうしたら良いか相談しました。
相談内容:お金や家計ついて
今年の春から新卒の社会人として働き始め、一人暮らしを始めたのですが、これからの人生で自分一人で生計を立てて暮らしていくことに不安を感じています。
そのため、今後の金銭的な運気はどのようになっているのかを占ってもらいました。
出会いの悩みを中心に恋愛相談が多い印象ですが、一方で仕事や人間関係、人生の選択やお金について悩んでいるZ世代も。
先行きの不安を抱えているからこそ「このままでいいのだろうか。」「もっと良い判断は?」と将来を見据えて熟考している様子も窺えます。
悩みの8割近くは解決へ ときには占いがキッカケに
さまざまな悩みを抱えるZ世代。「相談した悩みはその後、どうなりましたか?」と問うたところ、およそ8割近くが解決に向かったと回答。
そのなかでも、占いで相談をしたことがキッカケになったとの声も34.9%あり、占いで相談したことがしっかりとプラスに働いている様子もありました。
「マッチングアプリ」というキーワードが頻出
具体的な悩みに自由記入で回答してもらっているなかで、多くの方の回答文に出てきたキーワードがあります。
それは「マッチングアプリ」。
マッチングアプリとは、男女が出会いを求めてオンラインでやりとり、それをきっかけにデートをし、交際相手を見つける目的の新しい形態のサービスで、ここ数年で正しくZ世代を中心に多くの利用が見られます。
相談内容:出会いについて
マッチングアプリで出会った二人の男性のうち、どちらを選んだ方がうまくいきそうかを聞きました。
また私がそうであるように、相手のほうにも恋人候補が何人かいるのか、そのなかで私はどう思われているのかなど、思いっきり自分本位な質問ばかりしました笑
相談内容:片思い恋愛
初回のデートをした彼と、私はとてもいい関係を築くことができたと思っていたのに、急に出会ったマッチングアプリからの返信がなくなった。
どういうつもりなのか、私は他の人を探した方がいいのか?などを相談しました。
結局、その彼とはそれっきりでしたが、タイプの相手だったし、リアルでの出会いもなかったので結構な期間、引きずってしまいました。
実は「マッチングアプリ」、他世代の回答文のなかでは一切出てこなかったにもかかわらず、Z世代ではおよそ10%の人の回答にこのキーワードが含まれていました。
出会いに悩めるZ世代と、新しいスタンダードとなっているマッチングアプリ。時代の流れを感じます。
占いに触れる媒体に変化 顕著な特色
日常的によく利用している占いに関しても質問してみました。そこでZ世代、他の世代それぞれの回答から見えてきた傾向もあります。
差が大きく現れたのは「テレビの占いコーナー(他世代35.5%:Z世代25.4%)」「雑誌の占いコーナー(他世代33.6%:Z世代22.2%)」。いずれも10%以上の大きな差が出ています。
こういった旧来のマスメディアは全世代通して根強いパワーがありますが、Z世代だけにフォーカスを当ててみると、比較的その威力は弱まる印象。
次世代の動画メディアがZ世代に強い
一方でその分の利用はどこに傾いているのか?というとここにも顕著な例が。
「TikTokやYouTubeの占い師(他世代3.6%:Z世代14.3%)」と、Z世代から占いに触れる媒体として圧倒的な支持を受けている次世代の動画メディアたちです。
こういった形で占いの主戦場も、少しづつ変わっていくのかもしれません。
本調査概要
- 調査期間:2022年8月20日~8月27日
- 追加調査期間:2022年11月1日~11月2日
- 有効回答:380人
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:18歳〜51歳の直近1年で占いを受けた男女
- 設問数 :6問
性別比
女性 | 79% |
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男性 | 21% |
設問概要
- あなたの性別を教えてください。
- あなたの年齢を教えてください。
- 占った内容(相談した内容)は何ですか?(択一)
- 具体的にどういう相談をしたかを教えてください
- その後、その悩みはどうなりましたか?
- 日常的によく利用している占いについて教えてください。(複数回答)