今回の記事ではタロットカードの「ワンド(棒)の2」について紹介いたします。ワンド2の全体的な意味、恋愛の悩みでのリーディング解釈を正位置と逆位置でそれぞれ詳しくまとめました。
恋愛で悩んでいる人やタロットカードに興味がある人は参考にしてみてください。
目次
ワンドの2の意味
ワンドは「情熱」や「生命力」を表しており「2」の数字は調和やバランスという意味があります。
基本的なキーワード
カードの人物の右手には地球のボールを持っていることから、その人から湧き上がる強い気持ちや独立心を表しています。
それでははじめにワンド2の基本的な意味を正位置、逆位置の順番で見てきましょう。
正位置
- 着実な前進
- 安全を考えた計画性
- バランスが取れている
- 無駄のない動き
- 目標にたどり着く
- 情熱と冷静さを兼ね備えている
- 野望を抱く
- 主導権を握る
- 達成感を感じている
- 毎日に満足している
ワンドは情熱や強いエネルギーを表していますが数字の「2」の性質が加わるので、情熱を上手く調和させるという意味になります。
ただ本能だけで動いているのではなく、直感と論理的思考を同時に働かせている状態です。また成功のための環境が整うという意味もあります。
逆位置
- ためらいがちになる
- タイミングを逃す
- 中途半端で終わる
- 消極的
- 計画性がない
- 物事が停滞する
- 予定が変更になる
- 決断できない
- 対人関係の不調和
- 前に進む勇気がない
- すぐに飽きてしまう
沸き上がる熱いエネルギーをどこに向けたら良いのか分からなくなったり、考えすぎて二の足を踏んでいる間にチャンスを逃してしまうことを表しています。
また、目標が見えずに路頭に迷うことがあるかもしれません。逆位置が出た時は積極的に動くよりも静観することが大切です。
恋愛相手や彼の気持ちのリーディング
恋愛相手や相手の気持ちで出た時のワンド2の意味についてまとめました。
正位置
- 一緒に過ごしたい
- 付き合いたい
- もっと話をしてお互いを知りたい
- メールや電話をしたい
- 一緒にいると楽しい
- 大好きな気持ち
- 楽しくて明るい人
- 自分がリードしたい
- 告白したい
- あなたに魅力的な印象を持つ
- 進展を望んでいる
大好きな人と盛り上がる気持ちだけでなく、これを上手く発展させるための工夫をしている段階です。
肉体的な欲求という本能の部分を理性でうまくカバーして、この情熱をどのように実現させたらいいか計画を練っている段階を表しています。
逆位置
- 中途半端な気持ち
- 自分を振り回す相手
- ただ今が楽しければ良い
- 自分の利益ばかり考える
- 消極的な人
- 素直になれない
- ノリが合わない
- その場しのぎの恋愛
- 妥協して選んでいる
- 対等でいられない
本能のままに動く事ができず、あれこれ考えて一歩踏み出せないといった心境です。自分に自信がなくて消極的になっていることもあるでしょう。
手にしたものが発展していく正位置と違って、逆位置の場合はせっかくの勢いやパワーをうまく使いこなせないことを表しています。
恋愛の今後(未来)のリーディング
恋愛リーディングでの今後の展開や2人の未来についての解釈を解説いたします。
正位置
- 両思いになる
- 同じ理想を思い描く
- 楽しい恋愛関係になる
- 今の状況から進展する
- 計画していた通りの展開になる
- 連絡が頻繁にくる
- デートの回数が増える
- 意気投合して盛り上がる
- 話が弾んで楽しい
- 未来に希望を持っている
- 大好きな人と結ばれる
自分の思う方向に情熱が向かうという意味があります。2という数字からも2人の熱が融合する、同じ温度で愛を感じられるなど、今より一歩前進することを表すカードです。
相手は自分が期待していた通りの人だったという喜びもあり、出会った時よりもっと好きな気持ちが盛り上がることを表しています。
逆位置
- 予期せぬトラブルに見舞われる
- 手に入れたものを失う
- 予定が変更になる
- 答えが出ない
- 悪い方向へ進む
- 後悔する
- 足並みが揃わない
- 判断力が低下する
- 不調和が起こる
- ゴールのない関係
- 周囲に反対される
逆位置が出た時の2人の未来は、バランスを崩して不調和が起こるなどの意味があります。
火が燃えあがるまでの間にトラブルが起きる、失速する、スタートせずに終わるというカードです。到達しそうで届かない、努力が報われないなど残念な結果になることが多いでしょう。
今の恋愛(片思い・復縁・不倫)へのアドバイス
恋愛についてのアドバイスとしてのワンド2の意味をチェックしていきましょう。片思い、復縁、不倫関係にある人の正位置と逆位置のアドバイスのパターンをまとめました。
正位置
- より高い理想を目指して
- 自信を持って
- 一緒に楽しんで
- 相手との感情を共有して
- この関係を大切にして
- タイミングを見極めて
- 全てのバランスを考えて
- 相手のペースを配慮して
- 節度のあるふるまいを心がけて
- 思いやりを大切にして
- 純粋な気持ちを忘れないこと
- 慎重に選択すること
片思いの人がこのカードを引いた時は積極性が大切だというメッセージですが、強引なアプローチをするよりも正しいタイミングを冷静に判断するようにとカードは告げています。
頭で考えるのではなく純粋に彼との時間を心から楽しみましょう。素直に甘えたり正直な気持ちを伝えるようにしてください。
復縁をしたい人は相手と足並みを揃えること、自分の気持ちばかりでなく相手と一緒に成長していくことを心がけるようにしてください。
このカードは自立するという意味もあるので、精神的に自立して成長することが復縁成功の鍵です。過去の経験から学ぶ気持ち大切にしましょう。
不倫をしている人がワンド2を引いた時、感情をコントロールしながらうまく調和を保つようにとカードは伝えています。
自分にとってのベストが何なのかを見つけること、あれもこれも全部欲しいというような自分本意の考えにならないことが大切です。相手のペースを考えた交際をしてください。
逆位置
- 無駄な時間を過ごさないで
- 自分勝手な態度に気をつけて
- 関係を終わらせて
- 今は動く時ではない
- 裏切り行為に注意して
- 焦らず冷静に対処して
- 自分から身を引くこと
- 二股をかけている
- トラブルに備えて
- 遊びだと気づいて
- 相手の望みを尊重して
片思いの人は彼が本当に正しい相手なのか、自分を大切にしてくれているのか見極める必要があります。自分の中で彼は良い人だと思いたいだけなのかもしれません。
今はアプローチしても返信があいまいだったり残念な結果になることがあります。スムーズにあなたの思い通りにならないことを覚悟しておきましょう。
復縁を希望している人は、相手には新しい相手がいたり、また同じ失敗を繰り返してしまう暗示です。あなたの成長や学びにならない場合は完全な別れとなってしまうこともあります。
今はやみくもに動いても状況が変わらないので冷却期間と捉えて様子を見るのが良いでしょう。
不倫をしている人は自分の都合ばかり考えてしまうことをカードが告げています。相手の都合を無視して自分さえよければ良いという考え方になり揉め事が増えるでしょう。
恋愛はあなたにとっての幸せだけではありません。相手の幸せも考えた行動や発言を心がけてください。
まとめ:ワンドの2を読む時に気をつけたいこと
ワンドの2はあくまでも着実な進歩を表していています。
一目惚れをしてそのままスピード婚というような急展開を表しているのではなく、片思いであれば交際に発展する、交際中であれば同棲するなど次の一歩に到達するという意味のカードです。
展開を急いでいる人にとってはもどかしいかもしれませんが、一歩ずつ進展していくことが恋愛成就の鍵となります。
今回の記事を参考にしてワンド2が出たときのアプローチ方法を考えてみてください。大好きな彼との恋愛成就を目指しましょう。