手相『運命線』を学ぼう！2股に枝分かれ…バツ×印が!?【パターン別図解】

手相の一つに、運命線というものがあります。

この名前を聞いただけでは、なにかドラマのような出来事が起こったり、大恋愛をしたり……というイメージを抱くかもしれませんね。

しかし運命線は実は、別名を“仕事線”や“生活線”、“苦労線”と呼ばれるくらい、日常に密着した線なのです。

そんな運命線ですが、具体的にはなにを意味し、読み取るときにはどの部分に注目すればいいのでしょうか。

◆動画で運命線を知ろう

運命線とは？何を表す？

運命線は、手の平の中央あたりを縦に、中指に向かって伸びる線です。

運命線はその人が社会や仕事でどのように成功したり、成長したりするのかをあらわしています。

運命線がないという人は

運命線は必ずしも全員に存在する線というわけではありません。少ないですが全くないっていう人もいます。

そんな人の読み解きもありますので、その場合には下記のページを参考にしましょう。

　　

運命線が2本！二股に枝分かれ

運命線が二股に分かれている場合、その人が社会的に成功し、大活躍することを示しています。

ただしそれは、線の上部が枝分かれしている場合の話。

線の下部が枝分かれしている場合は、その人が望むと望まざるとにかかわらず、ダブルワーク等の苦労を強いられることを示しています。

　　

運命線が三股のひともいる

運命線の上部が三股に分かれている場合は、その人の多彩な才能が花開き、社会的に大成功をおさめることを示しています。

また、三股の場合は下方が枝分かれしていてもいい意味があり、その人が大きな仕事を得、成功させることを示しているのです。

　　

長い運命線

長い運命線は、その人が長く社会とかかわることを示しています。

すなわち、10代のうちから社会の荒波にもまれたり、普通なら引退している年齢や状況になっても第一線で活躍し続けるということなのです。

　　

短い運命線

短い運命線は、その人と社会のかかわりがそれほど濃くないことを示しています。

これは、仕事以外のことに心血を注いだり、結婚後に仕事よりも家庭に入ったりすることでもあらわれる相です。

　　

濃い運命線

運命線が濃い場合、その人が自分の人生にはっきりとしたビジョンを持っていることを示しています。

たとえば、どういった仕事について、どう活躍し、なにを得て、最終的にどこを目指すのかなど。

もちろんこれは本人の希望にほかなりませんが、強い意志をもっているため、ある程度は実現できる場合が多いです。

　　

薄い運命線

薄い運命線の持ち主は、社会とのかかわりが薄いことを示しています。

もちろん、その人が仕事をしていないというわけではなく、中には社会的にけっこうな地位についている場合もあるでしょう。

しかし、その人がもっとも大切にしているものは仕事ではなく、ほかのものにより高い価値を見出しているケースが多いのです。

さまざまな運命線 ケース別にイラスト解説

運命線にあらわれる特徴は、もちろん線の長短や濃淡ばかりではありません。

そのほかにも注目するべき点があるので、読み取る際はそれらの特徴を見逃さないようにしましょう。

運命線に見られる特徴としては、だいたい以下のものがあります。ぜひ、自身の手相と見比べてみてください。

　　

運命線の起点が生命線の下部

運命線は上部が終点、下部が起点です。そして、起点がどこなのかによってもさまざまな意味があります。

たとえば、生命線の下のほうに運命線の起点がある場合、その人が自力で成功することを示しています。

この相の持ち主は境遇にめぐまれないことが多いのですが、そういった環境にくじけず、実力と努力で成功を手にするのです。

　　

運命線の起点が生命線の中央

生命線の真ん中あたりに運命線の起点がある場合、その人が生真面目であることを示しています。

社会との関わりが深く、仕事でも成功しやすいですが、それはすべて本人の努力によるもの。

そのほかのことをすべて後回しにしてでも、仕事に心血を注ぐタイプです。

　　

運命線の起点が生命線の内側

運命線の起点が生命線の内側に入り込んでいる場合、その人が親しい相手から金銭的な援助を受けることを示しています。

それをきっかけに事業で成功するなど、援助を足がかりにして飛躍できる相です。

　　

運命線の起点が月丘

小指の下、感情線の下あたりのふっくらした部分を月丘といいます。

この月丘に運命線の起点がある場合、その人は周囲の協力のおかげで成功することを示しています。

これは、水商売やカウンセラーなど、人と接する仕事によって相手に喜ばれ、伸びていくケースが多いでしょう。

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運命線の起点が感情線よりも上にある

運命線の起点が感情線よりも上にある場合、その人が晩年、50歳以降に忙しくなることを示しています。

これはもちろん、仕事で多忙を極める場合もありますが、退職後に仕事以外、社会となんらかの関わりや役目を担って忙しくなるケースもありえるでしょう。

　　

運命線の起点が手の平の中央にある

運命線の起点が手の平の中央にある場合、その人の環境がある日を境にガラッと変わることを示しています。

ただしこれは、決して突発的な出来事ではありません。

それまでにしてきた努力が報われて大きなチャンスが得られるなど、あくまでも自分自身でつかむ変化なのです。

　　

起点が手首にあり、生命線に触れない

運命線の起点が手首の中央付近の場合、あわせて生命線に注目することで読み取り方も変わってきます。

たとえば、運命線と生命が触れていない場合は、その人が親の愛情を存分に受けて育ってきたことを示しています。

大人になってからも、親の応援を受けてさらなる飛躍が期待できる相です。

　　

起点が手首にあり、生命線が短い

運命線の起点が手首の中央付近にあり、生命線が短い場合、その人が自立心にあふれた人物であることを示しています。

多くの場合、頼れる先はあるのですが、本人はそれをよしとしません。あくまでも自分一人の力で成功しようとするのです。

　　

起点が手首で生命線が短く、金星丘に支線が伸びている

運命線の起点が手首の中央にあり、生命線が短く、なおかつ支線が金星丘に向かって伸びる相があります。

金星丘とは、親指を折りたたんだときに一緒にたたまれるふっくらした部分。

この相の持ち主は、なにがなんでも自分一人で成功しようとする人。

頼る先があっても頼らないのはもちろん、どこからか手を差し伸べられても断ろうとするでしょう。

　　

運命線が手首から中指の下まで伸びている

手首から中指の下までまっすぐ伸びる長い運命線は、その人の気性がとても荒いことを示しています。

負けず嫌いの上に強運なので、多くの場合、社会的に大成功をおさめるでしょう。

ただしワンマンになりがちなので、人望はなかなか集まらないかもしれません。

　　

運命線が中指と人差し指の間に向かって伸びている

起点の位置にかかわらず、本来中指に向かって伸びるはずの運命線が中指と人差し指の間に向かって伸びる場合があります。

この相の持ち主は、積極的で、行動力に溢れていることがほとんど。

野心も強いので、どこまでいっても満足せず、さらに上を目指そうとするでしょう。最終的には、結構な位置までたどりつくはずです。

　　

運命線が中指と薬指の間に向かって伸びている

本来中指に向かって伸びているはずの運命線が、中指と薬指の間に向けて伸びる場合もあります。

この相の持ち主は、備わった才能が世の中に認められやすいでしょう。

そのため、本人が趣味だとしていたものが収入源にかわることも考えられます。

　

中指に向かって伸びる運命線が知能線で止まっている

運命線が中指に向かって伸び、知能線で止まっている場合、その人が30代半ばで重大なトラブルに巻き込まれるか、トラブルを引き起こすことを示しています。

これは、汚職事件など社会的に大きな出来事も考えられますが、すべて自分の意志によるもの。

心を強くもっていれば、踏みとどまることができるはずです。

　　

中指に向かって伸びる運命線が感情線で止まっている

運命線が中指に向かって伸び、感情線で止まっている場合、その人がとても控えめであることを示しています。

自分の力や意志でなにかをしたり、決めたりすることができないので、誰かに追従する形で社会とかかわっていくでしょう。

　　

中指と人差し指の間に向かって伸びる運命線が知能線で止まっている

運命線が人差し指と中指の間に向かって伸び、知能線で止まっている場合、その人がとてもポジティブであることを示しています。

どんな状況であっても決して諦めることをせず、前に向かって進むので、いつでもなんらかの形で突破口を見つけられるでしょう。

　　

運命線が中指の第三関節をこえている

運命線の終点が中指の第三関節と第二関節の間にまで伸びている場合、その人の人生が波乱万丈になることを示しています。

本人が望むと望まざるとにかかわらず、ドラマティックな出来事により大きく、何度も環境が変わりそうです。

　　

運命線と感情線の支線が交わっている

感情線に視線があり、その上を運命線が通っている場合、その人が目に見えないものを大切にしたり、神秘的なものにひかれたりしやすいことを示しています。

そのため、ボランティアなどの形で社会と関わる機会が多くなるでしょう。

　　

運命線が手の平の下部で止まっている

運命線が手の平の下部までしか伸びていない、とても短いものの場合、その人が休息状態であることを示しています。

運気も停滞しているので、社会的な成功は期待できそうにありません。

　　

生命線から短い運命線が数本伸びている

生命線の真ん中あたりから短い生命線が数本伸びている場合、その人が飽き性であることを示しています。

自身がどのように社会と関わっていくべきかまだはっきりしていないので、運命線もしっかりしたものにはなりません。

　　

運命線と感情線が合流して中指に向かっている

運命線が感情線と合流し、中指に向かって伸びている場合、その人が恋多き人生を送ることを示しています。

そのとき好きになった相手次第で生き方や考え方が変わるので、結果的に何度も変化を迎えることになりそうです。

　　

運命線と月丘から伸びた線が合流して中指に向かっている

運命線が月丘から伸びた線と合流し、中指に向かって伸びている場合、その人が玉の輿にのることを示しています。

その人のおかげで社会とのかかわりも強くなり、世の中との結びつきも濃く深いものとなるでしょう。

　　

月丘と金星丘から伸びた運命線が合流している

月丘と金星丘、それぞれから運命線が伸び、途中で合流している場合、その人が親族や恋人からとてもかわいがられることを示しています。

その人たちのおかげで、社会とのかかわりも保っていけるでしょう。

　　

運命線が月丘と生命線の二箇所から伸びている

月丘と生命線、それぞれから運命線が伸び、双方が合流しない場合、その人の人気が高いことを示しています。

それも、能力の高さから社会的にしっかりした地位を築き、周囲がそれを認めたり、ついてきたりするという形でしょう。

　　

運命線の先端を短い線が数本横切っている

数本の短い線が運命線の先のほうを横切っている場合、現在その人が充電期間であることを示しています。

この相があるときは社会との関わりがうまくいかないので、環境が許すのであればしばらく休息したほうがいいかもしれません。

　　

運命線の先端が行き止まりになっている

運命線の先端に短い横線がくっついていて、まるで行き止まりのように見える場合、その人に大きな災難が降りかかることを示しています。

それも、天災など、自分自身ではどうしようもない出来事が考えられるでしょう。

　　

運命線に並行する線がある

運命線の数ミリ横を平行に走る線がある場合、その人には強力な助っ人がいることを示しています。

助っ人は、日常的に姿を見せることはありませんが、本人がピンチになると必ずあらわれ、手を差し伸べてくれるのです。

　　

月丘からのびた線が運命線を横切っている

月丘から伸びる線が運命線にかかっている場合、異性からダメージを受けて生活が一変することを示しています。

たとえば、突然の婚約破棄等によって環境がガラっと変わる場合もありえるでしょう。

　　

運命線が切れ切れになっている

運命線が切れ切れ、つまり、短く途切れている場合、その人の生活が不安定であることを示しています。

人生の目標があいまいだったり、仕事が正規のものではなかったりと、どこか地に足がついていない様をあらわしているのです。

　　

運命線が波打っている

運命線がぐにゃぐにゃと曲がっている場合、その人の生活力が低いことを示しています。

これは、必ずしも収入が低いというだけではなく、知恵や工夫など、生きるすべを見つけ出す力が低いということもあるでしょう。

　　

運命線の一部がギザギザしている

運命線の一部がノコギリ状になっている場合、運気が停滞していることを示しています。

仕事など、必ず失敗したり、うまくいかなかったりするわけではないのですが、少なくとも大きく転機や躍進を迎えようとするのは難しいでしょう。

　　

運命線上に島がある

島とは、丸い形のこと。これが運命線上のどこかにある場合、トラブルの接近を示していると考えられます。

恋愛、仕事、金銭など、なんらかの理由で心身に影響を与えるトラブルが起こるでしょう。

　　

運命線の起点が生命線の内側にあり、島がある

生命線の内側にある起点に島がくっついている場合、資産家から援助が受けられることを示しています。

たとえば、起業したく、はっきししたビジョンもあるのに金銭的な理由で実行できなかった場合、そのための援助が受けられる機会がおとずれるのです。

　　

運命線と月丘から伸びる線が合流しており、島がある

月丘から伸びる線に島があり、その線と運命線が合流している場合、異性によって飛躍と失墜を味わうことを示しています。

多くの場合は不倫などの秘密な恋によるものであり、その相手のおかげで一度は飛躍するものの、結局、最終的には失墜してしまうのです。

　　

運命線の先端に十字がある

短い線が二本交わる十字が運命線の先にくっついている場合、災難注意の暗示です。

それも事故に巻き込まれるなど、大きな災難のおそれがあるので、この相が出ている間は身辺にじゅうぶん注意したほうがいいでしょう。

　　

運命線上に四角がある

運命線のどこかに四角がある場合、その人が九死に一生を得ることを示しています。

この相の持ち主は大きな事故などにあうおそれがあるのですが、そこでダメージをおうことはありません。

また、その出来事によって意識が大きく変わり、人生の転機を迎えるケースも多いです。

　　

運命線と感情線の交差点に星がある

運命線と感情線が交わっているあたりに星（短い線が数本重なり合っているもの）がある場合、恋愛トラブルで大金を失いかねないことを示しています。

ただし、異性にお金を盗まれるというわけではなく、自分の意志で貢ぐなどすることによるものです。

　　

合流する金星丘の始点に星がある

運命線と金星丘から伸びる線が合流しており、金星丘側の線の始点に星がある場合、その人が遺産を受け継いで成功することを示しています。

成功の形はさまざまで、お金を受け継いで起業する場合もあれば、親の仕事を引き継いで社長におさまる場合もあるでしょう。

　　

運命線上に星や斑点がある

運命線上に星、もしくは青黒い斑点がある場合、その人が裏切りによって失墜することを示しています。

たとえば、共同経営者に資金を持ち逃げされるなどが考えられるでしょう。

　　

運命線がない

運命線がない場合、その人がとてもマイペースであることを示しています。

必ずしも社会と関わっていこうとせず、そのときしたいことをしながら生きていこうとするようです。

　

そのほかに運命線が物語るもの

運命線にみられる主だった特徴は上の通りですが、それ以外にも意味を読み取ることのできるものがいくつかあります。

　　

運命線上の「バツ（×）印」

手相において、バツ印は一般的に“障害線”だととらえます。

障害線とはその名のとおり、その線が示す運気に障害があるということ。

つまり、運命線にバツ印がある場合、仕事がうまく行かないことをあらわしているのです。

　　

運命線に表れる「島」や「フィッシュ」

島も、手相において凶相をあらわすものです。

そのため、運命線上に島があるのなら、仕事で失敗したり、トラブルが起こったりすることをあらわしているでしょう。

ただし、二つの弧が交わりあってまるで魚のように見える“フィッシュ”は、幸運の証。

運命線上にフィッシュがあるのなら、仕事で成功したり、チャンスがめぐってきたりすることを示しているのです。

　　

運命線が「月丘」から始まっている

運命線にあらわれるさまざまな特徴の項目でも触れましたが、運命線が月丘からはじまっている場合、その人が周囲の協力を得て成功することを示しています。

この人は昔から周囲に愛され、可愛がられて育ってきた傾向にあるので、人の好意や優しさを身にしみてわかっているのです。

そしてそれを、自身も与えることができる人なのでしょう。

　　

曲がっている

運命線が曲がっている場合、その人の進む先や、社会的な目標がまっすぐではないことを示しています。

つまり、最終的には望む場所にたどり着けたとしても、そこまでにはけっこうなまわりみちをすることになりそうです。

　　

斜めになっている

本来中指に向かってまっすぐ伸びるはずの運命線が斜めになっている場合、その人の進む先が変化したり、違う場所にたどり着いたりすることを示しています。

これは、本人の考え方の変化による場合もありますが、多くは第三者の影響を受けるためでしょう。

運命線と他の線との関係

運命線はそれ自体でもさまざまなことを読み取れますが、ほかの線と合わせることでより多くのことがわかってくるものなのです。

運命線を読むときは、ぜひほかの線にも注目してみましょう。

　

影響線が合流している・クロスしている

影響線とは、運命線に接したり、横切ったりする別の線のこと。

運命線の場合、手の平の真ん中を走っているため、感情線、知能線、生命線の三大線すべてとかかわりあいやすいです。

運命線が影響線と合流したり、クロスしたりしているときは、その線の意味とあわせて運命線を読み解くことが大切です。

たとえば、生命線が短くても、運命線と合流しているのなら、運命線が生命線を補強して、強く社会と関わることで生きる気力を養っていると考えられるのです。

　

生命線との間にバツ「お助け十字（奉仕十字）」

運命線と生命線の間にバツ印がある場合、それは“奉仕十字”と呼ばれます。

この相の持ち主は自分を犠牲にしてでもだれかの役にたとうとするとても尊い人。

教育者や聖職者になることで、人生に生きがいと喜びを見出すでしょう。

手相 運命線のまとめ

運命線は、生きていく上での社会との関わりや成功度合いを示すものですから、ある意味もっとも重要な意味を持つ線だといえるでしょう。

運命線を読むときはもちろん、生命線や感情線など、ほかの線を読むときにもぜひ注目したい線なのです。

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