感情線 すべてのパターン 完全ガイド【図解・動画あり】

誕生日や星座、血液型などと違い、ひとりひとりが異なるものを備えているのが手相です。

手相は一見、不変のようなイメージを受けますが、実は年月や状況によって変わり続けるもの。

だからこそ、手相を見ればいろいろなことがわかるのだといえるでしょう。

なんといっても、手相はその人本人の身体にあらわれるものですから、なによりも信ぴょう性が高いですよね。

では、そんな手相のうち、感情線を読み解くためには、どういったところに注意するといいのでしょうか。

◆jupiter先生の感情線解説

感情線とは

手相にそれほど詳しくない人でも、“感情線”という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。

感情線とは、小指から人差し指の方向にむけて存在する線で、その名の通り、感情をあらわすもの。

この場合の感情とは、恋愛感情や友情、親や兄弟姉妹に向けられる親愛の情などを示すことが多いため、感情線は別名、愛情線と呼ばれることもあるくらいです。

しかし、もちろん感情線は人の感情、気持ちそのものをあらわす線ですから、愛情や親愛の情のほかに、喜怒哀楽などもここから読み取ることが可能です。

感情線の本数と状態

自身の手相を見れば確認できる人もいるかもしれませんが、感情線などの手相は、“線”とはいうものの、決して一本で描かれていると決まったわけではありません。

ときには二股、三股と分かれたり、二本の線が絡まって手相をなしたりしていることもあるでしょう。

もちろん、それら線の状態にはそれぞれ意味があるのです。

感情線が二股に枝分かれ

感情線に限らず、先端が二股に分かれている線は、通常運気アップを示しています。

ですから、感情線の先端が二股に分かれているのなら、愛情を確認できるできごとがあったり、喜怒哀楽のうち“喜”や“楽”の感情がクローズアップされると考えていいでしょう。
もっと詳しく感情線が枝分かれしている時の意味【完全ガイド】

三股のひともいる

中には、線が二股どころか、三股に分かれている人もいます。

三股の線は、二股よりもさらにいい運勢を示しており、感情線が三股ならば、天にも昇るような心地になれることが期待できそうです。

線の長さが示すこと（長い・短い）

手相の線の特徴といえば、本数や先が分かれているだけでなく、線の長さももちろんあります。

線が長いというのは、それだけ、手相の中でその線が多くの領域を占めているということ。

つまり、長い場合その線があらわすものが、もっとも本人に大きな影響を及ぼすことを示しているのです。

では具体的に、感情線が長い場合、そして短い場合は、それぞれどんな風に読み取るのでしょうか。

長い感情線

感情線が長い場合、その人がとても愛情深く、感情豊かな人であることを示しています。

理屈よりも感覚を重視するため、ときに損得勘定のない思い切った行動をすることも。

また、感情線が長い人は、人生の中で恋愛を最優先する傾向にあることが多いです。

短い感情線

感情線が短い場合、その人が引っ込み思案だったり、とてもクールな性格だったりすることを示しています。

もちろん、愛情に欠けるわけではないのですが、自分の気持ちを素直にあらわすことが苦手なのです。

また、このタイプは理屈や理論を大事にするので、納得できる理由があるのなら、自分の意思や意見を飲み込むことも比較的平気です。

さまざまな感情線 ケース別にイラスト解説

これまでに二股や三股に分かれている感情線や、線の長短について述べてきましたが、もちろん感情線の種類はそれだけではありません。

意外な形や、着目点に意味がある場合もありますので、当てはまるものがないかどうか、ぜひ自身の手相と見比べてみてください。

主な感情線、いろいろな意味のある感情線はだいたい次のとおりです。

感情線の先が二股に分かれている

二股に分かれている線が運気の向上をあらわすことは、すでに述べたとおりです。

もう少し具体的にいうと、二股に分かれた感情線は、その人が恋愛に対してとても誠実でまじめな考え方、受け止め方をすることのあらわれ。

だからこそ、幸運がやってくるのだと考えられるでしょう。

感情線が二本刻まれている

二本の線が決して交じり合わず、くっきりと刻まれている感情線にももちろん意味があります。

これは“二重感情線”と呼ばれ、恋愛に対してとても積極的であることを示しています。

とても精力的で、自分にとって楽しいことをとことん追求するので、趣味や仕事面でも成功する場合が多いです。

感情線が何度も二股に分かれている

感情線の先が二股に分かれ、それがいくつも重なっている……

まるでいくつもの矢印が連なっているかのように見えるものにも意味があります。

これは実は、恋愛に疲れている状態。ひいては、恋愛遍歴が多く、恋のあまりよくない面も知ったことをあらわしています。

小指の下に支線

小指の下、つまり感情線のはじまり部分に、上に向かって二、三本の短い支線ができる場合があります。

これは、その人がとても人懐こい性格であることを示しています。元気で明るいので人に好かれやすく、友人も多くなりがちです。

>>支線とは？

そのほかの上向きの支線

上向きの支線は、小指の下以外の場所にもできることがあります。

これは実は、出会いの暗示。それも、自身の心がときめく出会いですので、苦手なタイプに一方的に思いを寄せられるということはありません。

ただし、場合によっては自分の片思いがはじまるということもあるでしょう。

下向きの支線

支線はもちろん上向きばかりではなく、ときに、感情線の下方にできることもあります。

これは、位置に関係なく、失恋の証。つまり、失恋の数が多くなればなるほど、下向きの支線が増えていくのです。

感情線に島がある

感情線の先に島、つまり感情線の先が丸くなっている場合、これは別れを意味します。

つまり、恋人と別れたり、親と離れたりするということ。

ただし、その別れは永遠のものだとはかぎらず、場合によっては将来的に復縁できることもあるでしょう。

線上に三つの島がある

感情線上、とくに小指と薬指の間の狭い範囲に三つの島がある場合、勘が鋭く、人の気持ちに敏感であることを示しています。

そのため、相手の感情を見抜いて最適な言動をとるなど、人間関係をおだやかに保つことができるのです。

小指と薬指の下に島があり、線の先に十字がある

小指と薬指の間にある島が一つであり、さらに感情線の先端に十字がある場合はあまり良くない相だといえます。

これは、結婚に恵まれないという暗示。

必ずしも結婚できないというわけではないのですが、波乱万丈な結婚生活になるなど、険しい道であることを示しているのです。

感情線の先が行き止まりになっている

感情線の先端に短い横棒がくっついており、まるでT字路のようになっている手相は、強いショックを受ける暗示です。

たとえば、恋人との別れや家族との離散など。

また、感情線の真ん中に島があったり、斑点があったりする場合は、恋が敗れることや、衝突が起こることを示しています。

感情線の上に星か十字、もしくは四角がある

感情線に重なるように、もしくは感情線を一辺として四角があったり、短い線で星や十字が描かれている場合は、争いが起こることを示しています。

その原因は怒りや憎しみ、嫉妬など。感情が爆発する形で起こるのです。

これは、三つすべてそろわなくても、四角、星、十字のうちどれか一つでもあらわれれば読み取ることができるものです。

感情線と生命線の星がつながっている

感情線上の星は争いごとの相なのですが、生命線上にも星があり、二つが線でつながっている場合は恋愛に特化した争いを示しています。

たとえば恋人と敵同士になったり、三角関係に陥ったり。場合によっては、ストーカー被害にあうこともあるでしょう。

悩みは深刻なことが多い相ですので、一人で抱え込まずに信頼できる人に悩み相談をしたほうがいいかもしれません。

支線で感情線と知能線がつながっている

ほかの線とのつながりでいえば、中指の下に位置する支線で感情線と知能線がつながっている場合にも意味があります。

これは、失恋をし、そのショックを長く引きずるという暗示。

恋に破れることでほかのなにも手につかないほど落ち込むので、この相の持ち主はとても純情で純粋だといえます。

支線が金星丘までのびている

親指のつけ根のふっくらしたあたりを金星丘というのですが、感情線から枝分かれした支線がこの金星丘まで届く相があります。

これは、大恋愛を経験した証。

この相ができるきっかけになった相手のことは、生涯忘れられないことも多いです。

ただし、必ずしも未練というわけではなく、いい思い出として胸に残っていることも少なくありません。

>>金星丘をくわしく▶︎

金星丘に届く支線に島がある

同じ金星丘まで届く支線があっても、その支線の途中に島がある場合は意味が異なり、三角関係を示しています。

それも多くの場合、これから三角関係が起こるというよりは、すでに起こっているはず。

たとえば、自分の恋人に長年片思いをしてきた人があらわれるなどのトラブルが起こり得るのです。

感情線の先が第一火星丘

親指のつけ根を金星丘といいますが、親指と人差し指の又の部分は第一火星丘といいます。

この第一火星丘に感情線の先が届いている場合、その人がかなりのお人好しであることを示しています。

人がよすぎて損をすることもあれば、逆に、おせっかいが過ぎてうんざりされることもあるでしょう。

このように、感情線の先がどこに届いているかによっても、いろいろな意味があるのです。

>>第一火星丘をくわしく▶︎

感情線の先が人差し指の下

人差し指の下部分は、木星丘といいます。

感情線の先がここに届いている場合、その人がとても思いやりにあふれていることを示しています。

相手のことを第一に考えて行動するので、決しておせっかいにはなりません。恋愛に対しても誠実で、恋が実りやすい相です。

>>木星丘をくわしく▶︎

感情線の先が人差し指のつけ根まで届いている

木星丘を飛び越え、人差し指のつけ根まで感情線の先が届いている場合は、異性への尊敬が強い人です。

自分の性になくて相手の性にある部分を素晴らしいとほめたたえ、尊敬します。そのため、恋人に対しては尽くす傾向が強いです。

感情線の先が人差し指と中指の又

感情線の先が人差し指と中指の中間地点、又の部分にまで届いている場合は、自分に甘く、人に厳しいことを示しています。

また、人の好き嫌いも激しく、自身の味方や好きな人に対してはとことん甘いのですが、そうでない相手に対しては心底冷酷です。

感情線の先が中指のつけ根まで届いている

感情線の先が中指のつけ根まで届いている場合、その人がとても自分本位であることを示しています。

相手の気持ちはまるで考えませんが、考えようとしても理解できないので、結局自分本位にならざるを得ないことが多いです。

感情線が手のひらの端まで届いている

感情線がとても長く、手のひらの端まで届いている場合は、その人がかなり情熱的で愛情深いことを示しています。

ただ、その分独占欲が強く、嫉妬深いという面も。

おたがいに盲目的な大恋愛中はいいのですが、そうでなければ相手に重荷に感じられることも少なくありません。

感情線が生命線に合流している

感情線の終点と生命線の始点がくっついている場合、男性ならうぬぼれ屋、女性なら暗い印象を与えるくらい控えめであることを示しています。

この手相は、感情線がまっすぐではなく、中指の下あたりで下方に曲がって見えるのが特徴です。

感情線の先が中指の下で曲がっている

感情線の先が中指の下で下方に曲がり、止まっている場合、その人が極度のロマンチストであることを示しています。

純情で控えめなので、最初のデートはよくても、回数を重ねるごとに相手に物足りなさを感じさせてしまうこともあるでしょう。

感情線が中指の下で止まっている

まっすぐのびる感情線が中指の下で止まっている場合、その人がとてもクールであることを示しています。

決して恋に溺れたり、情に流されたりすることなく、恋愛よりも仕事を優先するタイプです。

感情線が波打っている

感情線は、先がどこで止まっているかだけでなく、線の状態や形によってもさまざまな意味を読み取ることができます。

たとえば、くねくねと波打っている感情線は、その人が感覚的に鈍感であることを示しています。

人の気持ちを察することが苦手なので気が利かない場合も多いのですが、決して悪気はありません。

また、自分の気持ちを表現するのも苦手な上、自身の本音に気づかないことも多々あります。

感情線にズレがある

感情線が途中で止まり、三ミリ以上、上または下にずれてまたのびている場合、結婚がだめになりやすいことを示しています。

原因はズレの生じている箇所によって異なり、たとえば小指と薬指の間でずれているのなら本人の身勝手、中指の下でずれているのなら経済的な理由で別れることになります。

ただしこれは初婚に限ったことであり、二度目以降の結婚ではじゅうぶん幸せになれる可能性があるのです。

感情線が短い線の繰り返しでできている

感情線が短い線の繰り返しでできている場合、愛情が長続きしないことを示しています。

そのため、短命の恋を繰り返すことになりやすいでしょう。

また、恋愛以外の面でも集中力がなく、気まぐれ屋になりがちです。

感情線が途切れ途切れになっている

上と同じ短い線の繰り返しでも、線同士が離れており、なおかつ小指や薬指の下に切れ目がきている場合は、失恋の暗示です。

それも、本人のワガママが原因で恋が終わってしまうでしょう。

ただし、人差し指のほう、感情線の先のほうで途切れている場合はとくに問題ありません。

感情線の上下に短い線がみられる

感情線自体は普通に一本あるものの、短い線がその上下に平行にある場合、身体の不調、とくに心臓が弱っていることを示します。

ただしこれは自らの不摂生や不規則な生活からきている場合がほとんどなので、生活を改善すれば手相も変わってくるでしょう。

また、感情線の一部がギザギザしている場合も、同じく心臓の不調を示す相です。

鎖状の感情線

まるで鎖のように、輪っかが連なった感情線は、とても魅力的な人にあらわれる相です。

比較的、女性に多くみられる相なので、一言でいうと男性にモテる手相となるでしょう。

また、鎖状の感情線を持つ人は、心理的に繊細な人が多いと言われており、また鎖状感情線の特徴でもいろいろな意味を読み取ることができます。

もっと詳しく鎖状の感情線

感情線だけでなく知能線も鎖状

感情線と知能線、両方が鎖状の人は、とても性欲が強いです。

セックス依存になりやすく、たとえ恋人がいても、ほかの人を求める気持ちが抑えられません。

感情線がない

これまで、さまざまな形の感情線について述べてきましたが、中には感情線自体がないという人も存在します。

線がない、それももちろん手相の一種で、感情線がない人は血のつながりに恵まれないことをあらわしています。

たとえば、親兄弟との縁が薄かったり、結婚しても子どもが生まれなかったり。

しかし、人との関わりがまったくないわけではなく、なにかの同士など、血のつながりのない仲間との縁はいくらでも強くなります。

そのほかに『感情線』が物語るもの

上で、線の位置など、特定の手相について述べましたが、もちろん感情線が物語るのはこれですべてではありません。

そのほかに考えられる手相の形についても触れておきますので、感情線を読み取るときの参考にしてください。

感情線に表れる「島」や「フィッシュ」

“島”とは、線が二股に分かれ、そのあとまたくっつくもの。

“フィッシュ”は二本の弧がヘコミどうしを内側にしてくっつき、魚のように見えるものです。

島とフィッシュはどちらも突然あらわれる手相で、島は運気の降下を、フィッシュは運気の上昇をそれぞれ示しています。

つまり、島があらわれたら家族や恋人との衝突に注意したり、気分が落ち込むような出来事に見舞われないように気をつけたりしたほうがいいということ。

逆にフィッシュがあらわれたら、恋人や家族との絆が強まるような出来事が期待できると考えられるのです。

両手の感情線がきれいに左右対称

両手の感情線が左右対称の人は、とても純粋で、素直な心の持ち主です。

そのため、異性人気は出やすいのですが、新しく出会った人のことよりすでに親しい友人のほうを信じるので、まわりが賛成してくれる人でないと交際や結婚になかなか踏み出せません。

感情線がまっすぐの直線

中指の下で止まるまっすぐな感情線についてはすでに述べましたが、それ以外にも、直線的な感情線はその人がクールで肝っ玉が座っていることを示しています。

感情の起伏がそれほどなく、何事にも動じないので、細かくて根気のいる作業等に向いています。

感情線が途中で途切れている

途中で途切れている感情線は、その人の愛情や気持ちも切れやすいことを示しています。

たとえば、とくに理由もないのに突然恋人に冷めたり、逆に振られたり。

また、些細なことでキレて怒ってしまうなど、感情の起伏が激しい性格を表しています。

もっと詳しく感情線が切れてる人は感情起伏が激しい？意味とケース別解説

感情線上にほくろ

感情線に重なってほくろがある場合、その人が感情を抑えるのが苦手であることを示しています。

ほくろがどの位置にあるのかによって抑えられない気持ちの種類も異なり、たとえば人差し指の下付近であれば理想を追い求める気持ちが抑えられません。

そして中指であれば理性が足りずに怒りっぽく、薬指であれば恋愛にのめり込みやすいです。

感情線と他の線との関係

手相には、線によってそれぞれ意味があります。

ですが中には感情線単独では読み取ることができなかったり、ほかの線との干渉しあっているからこそ意味のある線もあります。

知能線（頭脳線）と感情線がつながるマスカケ線

感情線と知能線をつなぐ一本の線のことを、マスカケ線といいます。

よくこの線は強運の線だとか、1000人に一人しかいないといわれますので、名前を聞いたことがある人も多いかもしれませんね。

しかし、感情線に特化して読み解くと、マスカケ線の持ち主はとても個性的で精力的です。

なので平凡な人生を歩むことはなかなかできず、世間に馴染むための努力が必要ということにもなってきます。

>>マスカケ線ってどんな線？

まとめ

繰り返しになりますが、感情線とはその名のとおり、気持ちをあらわす線で、別名を愛情線といわれています。

ですから、迷ったときは、線の状態をそのまま読み取ってみるようにすると慣れやすいかもしれません。

線が切れているので愛情も短命になりやすい、等ですね。

そうやって実践を重ねることで、単に知識をたくわえるよりもさらに的確な読み取り方ができるようになっていくはずです。

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