お店や会社の出入り口に、塩が盛られているのを見かけたことはありませんか?何の目的があって、あのようにしているのでしょうか?
今回は、
- 盛り塩を行う目的と意味
- 盛り塩から得られるすごい効果
について紹介します。
なぜ盛り塩をやると良いのか、どんなときに盛り塩がおすすめなのか解説していきましょう。
盛り塩の効果を正しく得る為に気を付けておきたいことについても解説するので、こちらも参考にしてください。
盛り塩とは?目的は何?
盛り塩とは、どういう理由があって行われているのでしょうか?なぜ、盛り塩をやると良いのでしょうか?
まずは、盛り塩の目的と意味について解説していきましょう。どんな目的を持って行うのか、そこにどのような意味があるのか知ることで、盛り塩の効果も高まるはず。
これまで何となく盛り塩をしてきた人、これから盛り塩を始めようと思っている人は、参考にしてください。
なぜ盛り塩をやると良いの?
盛り塩をすると、悪い運気を遠ざけて良い運気を引き寄せたり、気を安定させる効果があるとされています。
このことから、
- 悪い運気を家の中に入れない
- 商売繁盛・千客万来の縁起担ぎ
- 良い運気を引き寄せて運勢アップ
- 土地や家の中の気の乱れを安定させる
などを目的として、盛り塩を行うようになりました。
盛り塩には様々な良い効果があります。その為、運気を上げたいときは、盛り塩をやると良いと言われているのです。
邪気悪気を払う風水的意味がある
古事記によると、伊邪那岐尊が黄泉の国より戻った際、海で禊を行い穢れを祓ったと記録されています。
このことから、海水(塩)には、邪気・悪気や悪い運気といった穢れを祓う風水的意味があると言われるようになりました。
通夜・葬儀の後に、清めの塩を肩や背中にかけた経験はありませんか?これも、体についた穢れを祓うという意味があります。
穢れがつくと、運気が下がったり良くないことが起こると考えられています。その為、盛り塩によって穢れを祓い清めるのです。
すごい効果!盛り塩がおすすめな時
ここからは、盛り塩がおすすめなタイミングについて詳しく解説していきます。
盛り塩のすごい効果を得たいなら、これから紹介するタイミングで行うようにしてみてください。
ここぞというときに盛り塩をすることで、あなたの欲しい効果をしっかりと体感出来るでしょう。
どういう場合に盛り塩をしたらいいか迷ったら、こちらを参考にやってみてくださいね。
開運したいとき
盛り塩は、運気が下がっていると感じたとき、開運したいときにおすすめです。
最近、何をやっても上手くいかないと思ったり、ツイてないと落ち込むことはありませんか?
それは、家の中に、邪気や悪い運気が充満しているせいかもしれません。それらの良くないもののせいで、運気が低下している可能性があります。
塩には、浄化・開運のパワーが宿っています。盛り塩をして、ツキを呼び込みましょう。
邪気を祓い清めて魔除け・厄除けしたいとき
古来より、塩には邪気・悪気を祓い清める強力なパワーがあると、信じられてきました。
その為、家の中を清らかで居心地の良い空間にしたいときに、盛り塩をしてみてください。
盛り塩が、邪気・悪気をしっかりと吸い取って、魔除けや厄除けの効果を発揮してくれるでしょう。
魔や厄を出来る限り寄せつけたくない人に、盛り塩をとくにおすすめします。
悪い運気を排除して良い運気だけを家の中に入れたいとき
玄関は、人が出入りする場所というだけではなく、運気が出入りする場所でもあります。
外出から帰ってくる人とともに、良い運気も悪い運気も、玄関を通って家の中へと入っていくのです。
悪い運気が、家の中に入り込まないように。そして、良い運気だけが家の中に入ってこれるようにしたいなら、玄関への盛り塩をおすすめします。
玄関に盛り塩をしておくことで、家の中を良い運気で満たして運気アップ出来るでしょう。
商売繁盛の縁起を担ぎたいとき
昔々、始皇帝に訪問してほしいと思った女性は、家の前に塩を置きました。すると、車を引いていた牛が好物の塩を舐める為に、その家の前に止まったのです。
この話しが元となり、「盛り塩を置くと客を招く」という意味から、商売繁盛の効果を期待したお店や会社が盛り塩をするようになりました。
商売繁盛・千客万来の縁起を担ぎたい人、お客さんをたくさん招きたい人は、盛り塩をしてみてください。
家・土地の気を安定させたいとき
家の中、あるいは家が建っている土地の気を安定させたいときに、盛り塩をしましょう。
家や土地の気(エネルギー)が不安定な状態にあると、そこに住んで暮らしている人の運気も不安定になりやすいのです。
住んでいる家と相性が合わない気がしたり、引越したばかりの家に早く馴染みたいときは、家または敷地の四隅に盛り塩をしてみてください。
家・土地の欠けた部分を埋めたいとき
風水では、家・土地は、欠けた部分のない形が安定していて良いとされています。
建物の一辺を三等分し、一辺の長さの1/3以下の出っ張りを「張り」、2/3以下のへこみを「欠け」と言います。
この欠けは凶であり、家・土地、あるいはそこに住む人へマイナスの作用をもたらします。
その為、家・土地に欠けているラインがあるなら、そこに盛り塩を置いて凶作用を防ぎましょう。
キッチン・お風呂の気を安定させたいとき
キッチン・お風呂は、火と水の気が入り混じる場所です。火と水の気は対立関係にある為、キッチン・お風呂は気のバランスが乱れやすいのです。
気のバランスが乱れたままでは、邪気・悪気や悪い運気が寄り付きやすくなります。
そこで、キッチン・お風呂の気を安定させる為に、盛り塩を置くことをおすすめします。
キッチン・お風呂が嫌な感じがすると思ったら、盛り塩を置いて気を安定させましょう。
トイレを浄化したいとき
風水では、トイレは家のどの方角にあったとしても、凶となる場所とされています。
凶相には邪気・悪気、悪い運気が集まりやすい為、小まめな清掃と浄化が必要です。そこで、トイレに盛り塩を置いて、邪気などの良くないものを遠ざけましょう。
「トイレの居心地が悪い…」「照明をつけているのに、なぜかトイレが暗く感じる」というときは、盛り塩を置くことで解決する可能性があります。
子供の運気を安定させたいとき
子供部屋が家の中のどの方角にあるか、そして、子供部屋の家具の置き方によって、子供の性格や運気に影響を及ぼす場合があります。
部屋や家具の位置を変えても子供の運気が安定しないときは、子供部屋に盛り塩を置いてみてください。
すると、気が安定したことで、子供の性格や気持ちが以前よりも落ち着いたり、運気が良くなっていく可能性があります。
家の中に気持ち悪いと感じる場所があるとき
家の中のどこかに、「ここにいると何だか寒気がする」「気持ち悪くて近寄りたくない」と、思う場所はありますか?
そう感じる場所に、邪気・悪気や悪い運気、あるいは霊が溜まっているかもしれません。
家の中の気持ち悪いと感じる場所をどうにかしたいときは、盛り塩をしてみてください。
そうすると、盛り塩の効果によって不快感がなくなり、居心地の良い空間になるでしょう。
心霊現象が起きたり悪夢をよく見るとき
心霊現象が起きたり、悪夢をよく見るときに、盛り塩をしてみることをおすすめします。
例えば、頻繁にラップ音がしたり誰もいないはずの部屋で視線や気配を感じる、あるいは悪夢ばかり見てしまうのは、霊の仕業かもしれません。
盛り塩には高い浄化効果があると言われているので、霊を取り除くことが期待出来ます。
心霊現象や悪夢がどうしても気になる人は、気休めでもいいので盛り塩してみましょう。
不調を改善したいとき
不調の原因が邪気・悪気の影響によるもので、悪い運気を取り込んだせいで健康運が低下したからという可能性もあります。
不調を改善したいときは、邪気・悪気や悪い運気を祓うパワーを持つ盛り塩を行いましょう。
「盛り塩をしたから絶対に不調が改善される」とは、断言出来ません。しかし、「盛り塩をしたから良くなっていく」と、思うことで、気持ちが幾分か軽くなるはずです。
すごい盛り塩効果を正しく得るために気をつけたいこと
盛り塩をすることで、邪気の浄化や運気アップといった嬉しい効果を得ることが出来ます。
しかし、すごい盛り塩効果を正しく得る為には、気を付けておきたいことがいくつかあるのです。
これから紹介する基本的なルールを守って盛り塩を行うことで、良い効果を体感出来るでしょう。
今まで適当に盛り塩をしてきた人、初めて盛り塩をやってみようと思っている人は、チェックしてみてください。
専用の道具と正しい方法で盛り塩を行う
盛り塩は、専用の道具と正しい方法で行うことがおすすめです。
- 盛り塩に適している塩の種類は粗塩
- 盛り塩を置く場所によって得られる効果が異なる
- 固め器など専用の道具を使った方が綺麗な形が作れる
- 真夜中を避けて盛り塩を行った方が邪気が集まりにくい
などの簡単なルールがあるので、なるべくこれらを守って盛り塩を行いましょう。そうすると、より高い効果を得られるはずです。
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盛り塩を雑に扱わない
盛り塩を雑に扱うと、邪気・悪気や悪い運気が集まりやすくなるので気を付けてください。
- 盛り塩を長期間交換しない
- 盛り塩が変色したり崩れても放置している
- 盛り塩を置いてある場所が汚れていたり散らかっても掃除しない
このようなことを、していませんか?これでは盛り塩の効果が半減するだけではなく、せっかく塩が吸収してくれた邪気が、漏れ出てしまうことになりかねません。
しっかり邪気祓いするなら盛り塩を2つ置く
邪気祓いの効果を高めたいのであれば、盛り塩を2つ置いて結界を張りましょう。
お店や会社の出入り口、あるいは家の玄関って、盛り塩が2つ置かれていることが多くないですか?
これは、出入り口の左右に盛り塩を置いて見えない線を引き、邪気が中に入ってこれないようにしているのです。
因みに、1つだけ盛り塩を置く場合は、商売繁盛・千客万来の意味が強くなります。
盛り塩を置いても大丈夫な場所かどうかちゃんと確認しておく
盛り塩を置くと様々な良い効果が得られる場所と、盛り塩を置くと逆効果となってしまう場所があります。
逆効果となるのは、鬼門と裏鬼門を結ぶ線上です。ここに盛り塩をおくと、家の中に邪気が溜まったままになるので気を付けてください。
盛り塩を置く前に家の間取りをチェックしたり方角を調べて、「ここは置いても大丈夫な場所か」を、ちゃんと確認しておきましょう。
盛り塩の効果を信じる
すごい効果をしっかり得る為にも、「盛り塩には効果がある」と信じましょう。
「盛り塩に効果なんてない」「盛り塩をやっても何の意味もない」など、疑いや不安の気持ちを抱えていると、盛り塩のすごい効果を体感しにくいのです。
「盛り塩をやれば邪気祓い出来る」「盛り塩の効果で運気アップする」と、良い方に思っておくことで、気持ちも運気も高まっていくでしょう。