「凶方位へ引っ越しすると、どんなに頑張って吉方位旅行をしても間に合わない」と言われるほど、凶方位へ行くことは運気を下げるダメ行動なのです。
凶方位の種類とその影響力、そして凶方位への引っ越し・旅行に関するQ&Aと、凶作用の影響を軽減するためのおすすめの方法についてご紹介していきます。
目次
凶方位とは?凶方位の種類
凶方位とはその人にとって相性が悪い方位のこと。
凶方位へ行くと悪いエネルギーを吸収することになり、そのせいで「恋愛運が下がって恋人と別れることになった」、「金運が悪くなり赤字になった」など、不運に見舞われやすいといわれています。
この凶方位には二大凶方位と呼ばれる暗剣殺、五黄殺の他に、歳破、本命殺、本命的殺があります。
それぞれどのような凶作用を引き起こすのか詳しく見ていきましょう。
暗剣殺(あんけんさつ)※大凶
暗剣殺(あんけんさつ)は五黄殺のちょうど反対側に位置する、誰であっても例外なく凶となる方位。
その強力な凶作用から五黄殺と共に「二大凶方位」として知られています。
暗剣殺という言葉の通り、この方位の凶作用は暗闇で不意打ちされるかのように突然襲いかかってきます。
このことから暗剣殺は、「自分がどんなに気を付けていようとも、他人のトラブルに巻き込まれる方位」とも呼ばれているのです。
二大凶方位 暗剣殺の影響
暗剣殺は、他人発信のトラブルに巻き込まれやすくなる方位です。そのため、例えば
- 信用していた友人に裏切られて財産を失う
- 健康に気遣っていたのに酷い風邪を移された
- わき見運転の車にぶつかられて怪我をしてしまう
- 夫が事業に失敗して自分も連帯保証人になり借金まみれに
というように、「自分は何もしていないのに、他人のトラブルに巻き込まれて、自分もリスクを背負うことになる」といった影響を受けやすいといわれています。
もう1つ、暗剣殺の凶作用の怖いところは、自分だけではなく家族や恋人など周りも巻き込みやすいという点。
避けようにも避けられないトラブルに見舞われる恐れがある、それが暗剣殺という凶方位です。
五黄殺(ごおうさつ)※大凶
方位盤の中で、五黄土星が入っている方位が五黄殺(ごおうさつ)。五黄殺は暗剣殺と同様に「二大凶方位」と称され、誰にとっても凶となる方位です。
しかも五黄殺のパワーは大変強力なため、五黄殺の方位から移動した後にも凶作用が起きるといわれています。
五黄殺は五黄土星の持つ「破壊」や「腐敗」といったパワーを持っていて、これがマイナスに傾くと「自分が原因で災厄を招く」ことから、自滅を表す方位でもあります。
二大凶方位 五黄殺の影響
五黄殺は自分が原因でトラブルを招くとされる方位です。このことから、
- 空気が読めず職場の人間関係が悪くなる
- 恋人にわがままを言ってしまい不仲になる
- 余裕だと思っていたらお金を使い過ぎて借金まみれに
- 調子に乗りすぎて心無いことを言ってしまい人を傷つける
といったような、「自分の行動や言葉が原因で災厄を引き寄せてしまう」という影響が起きやすいといわれています。
五黄殺は急に運気が悪くなるというより、じっくりと時間をかけて少しずつ運気が下がっていくような凶方位です。
そのため気づいたら最悪の状況になっていた…、なんてこともあるでしょう。
歳破(さいは)※凶
歳破(さいは)は年盤の凶方位のこと。その年の干支が入っている方位の、反対側が歳破の方位となります。
歳破は誰であろうと凶となる方位で、「破(やぶれる)」という漢字が入っている通り、約束や交渉が上手くいかないという「破壊」や「破滅」に関連する凶作用を持っています。
歳破の影響
歳破は主に約束が破られる、交渉が上手くいかないなどの凶作用を招くとされている凶方位です。例えば、
- 恋人に約束を破られた
- 仕事の交渉が決裂してしまう
ということの他に、
- 恋人と別れる
- 友達と絶交する
- 縁談が破断になる
- 職場の同僚と不仲になる
- 禁煙や禁酒などを続ける気力が失くなる
というような、人間関係が壊れたり、自分の中の決意が薄まるという凶作用も持っています。
本命殺(ほんめいさつ)※凶
本命殺(ほんめいさつ)は自分の本命星が入る方位のこと。本命星はその人により違うため、皆に共通する凶方位ではなく、各個人の凶方位となります。
本命殺は「自分の行動や言葉がきっかけとなり、自分に不運が降りかかる」とされる凶方位です。
恋愛や人間関係、仕事の運気が下がることもそうですが、何よりも体に悪い影響が出やすいといわれています。
本命殺の影響
本命殺は自分が原因で、自分自身に悪いことが返ってくる凶方位です。
このことから、以下のような凶作用があるといわれています。
- 無茶をしたことで肉体的に悪い影響が出る
- 自分勝手になってしまうことで周りと溝ができる
- 恋人との関係をおろそかにするあまり振られてしまう
- 相手の気持ちを考えない行動により人間関係が破たんする
本命殺は自分がしたことが自分に返る、自業自得なことが起きやすい凶方位です。自分には影響がありますが、周りの人には本命殺の凶方位の影響はありません。
本命的殺(ほんめいてきさつ)※凶
本命的殺(ほんめいてきさつ)は自分の本命星が入っている方位の、反対側にある方位のこと。
本命星は人により違うことから、全ての人に共通する凶方位ではなく、それぞれ個別の凶方位となります。
本命的殺は「頑張っているのに自分以外のものから邪魔され、目的を達成することができない」という凶作用を持った方位です。
何かしようと思っても他から邪魔が入ってしまい、そのせいで精神的負担が増えて、色々と悩むことも多くなってしまいます。
本命的殺の影響
本命的殺は自分が原因で失敗するということもそうですが、他の人に邪魔をされて目的を達成できないといった凶作用を持つ凶方位です。
そのため、
- 恋人に束縛されてストレスを感じる
- 上司から否定されて仕事のやる気を失う
- ライバルから邪魔されて思うようにいかない
- 自分の意見を反対されて味方がいなくなってしまう
というような凶作用が起きるといわれています。
どんなに対策していても、邪魔が入って自分のやりたいことが出来ない…。本命的殺はそういった精神的に辛い状況となりやすい凶方位です。
凶方位への引越し
凶方位はそこにいるだけで悪いエネルギーを吸収してしまう方位。
「それなら凶方位への引っ越しって、もしかしてすごく危険?」なんて、心配になってしまいますよね。
「今の家からとても近い場所に引っ越したけど、そこが凶方位だった!」、「学校や職場が凶方位の場合はどうなるの?」といった疑問にお答えしましょう。
近距離なら大丈夫?
今の家からほんの100m程度しか離れていない場所に引っ越したとしましょう。このような近距離への引っ越しの場合でも、凶方位の作用は出てしまうのです。
ただし移動距離が大きければそれだけ大きく方位の作用が出ると考えるため、近距離凶方位への引っ越しならば、凶方位作用も出たとしても小さいでしょう。
家から学校や職場が凶方位になるんですが
家から見て学校や職場が凶方位にある場合は、凶方位へ出かけていることになるので、凶作用の影響を受けてしまうと考えます。
もしかすると通学・通勤途中だったり、学校や職場にいる時間に気持ちが塞ぎこむこと、思い通りにいかないことが起きるかもしれません。しかしそこまで気にしなくても大丈夫です。
凶方位の学校や職場では常に「何かあるかもしれない」と思って起こり得るトラブルへの事前準備をしておけば、いざ何かあったとしても安心できるでしょう。
休みの日にはたっぷり休息を取って普段の疲れを癒してください。
凶方位への旅行
吉方位への旅行は良いエネルギーを吸収できるので推奨されていますが、それでは凶方位へ旅行してしまった場合にはどのような問題があるのでしょうか。
凶方位への旅行は日帰りや一泊でも凶作用の影響を受けるの?海外旅行の場合はどうなる?といった疑問から、家族の出張先が凶方位という悩みについて回答していきましょう。
日帰りなら大丈夫?
「凶方位へ行くこと=凶方位に漂う悪いエネルギーを吸収してしまうこと」だと考えると、やはり日帰りであってもそこが凶方位なら、凶作用の影響を受けることになるでしょう。
出来れば凶方位への旅行は控えた方がいいのですが、どうしても行かなければならないという場合には、なるべく凶方位に滞在する時間を少なくしてください。
一泊なら大丈夫?
眠っているときが最もその方位のエネルギーを吸収しやすいとされているため、凶方位へ旅行して一泊することは、あまりおすすめできません。
どうしても凶方位に泊まらなければいけないというなら仕方ありませんが、日帰りできるのなら、凶方位には泊まらずその日のうちに帰る方が良いでしょう。
海外旅行はさすがにマズいですか?
移動距離が大きければそれだけ影響する方位の作用も大きいと考えることから、「凶方位への海外旅行は、凶作用の影響が大きい」のでおすすめしません。
しかし海外はしっかり知識を身につけた風水師じゃないと方位を調べるのが難しいところがありますから、「プロの占い師から凶方位への海外旅行を止められたのではなければ、そこまで気にしなくてもいい」という回答もできます。
主人の出張が心配です…
どんなにその出張へ行くのが嫌だと思っていても、余程の事情がない限り、断るのも憚られますよね。
凶方位へ行くことで凶作用の影響を受けるかもしれませんが、しかし気にし過ぎるのも良くありません。
凶方位へ行った場合に凶方位作用を軽減する対処方法もありますし、「気の持ちよう」だと前向きに考えておきましょう。
凶方位効果・影響
凶方位はその人にとって居心地が悪く感じる場所です。そのため凶方位にいると運気が下がることになり、精神的、肉体的に悪影響が出るといわれています。
凶方位の学校や職場に通学・通勤している場合、そして凶方位へ引っ越しや旅行をしたときは、どうやって凶作用を避ければいいのでしょうか?
また、凶作用はどの程度の期間、影響してしまうのでしょう。
避ける方法はある?
凶方位へ行って悪いエネルギーを吸収してしまったとき、凶方位作用を避けるための様々な方法があります。
中でもとくに効果があると言われているのが「吉方位旅行での毒出し」です。また、「神社で方位除けやお祓い」を受けたり、「お札やお守りを手に入れる」ことも良いでしょう。
もしも可能であれば、凶方位にある家から、今度は同じ距離だけ離れた吉方位の家へ引っ越しをするという方法もあります。
どれくらいの期間影響する?
凶方位の凶作用は長い人で60ヶ月続くといわれています。60ヶ月と言うと5年間です。5年間も凶作用が出ているなんてとんでもなく長いですよね。
それだけ凶方位は元々持っているパワーが強すぎるのです。そのため60ヶ月という長い期間中、凶作用が続いてしまうことになります。
軽減対策・対処法
凶方位とは知らずに引っ越しや旅行をしてしまったという人、そして凶方位にある学校や職場に通学・通勤しているという人におすすめな、凶方位作用の軽減対策・対処方法をご紹介します。
凶方位はそこにいるだけで悪い影響を与える方位だと考えられているので、一番良いのは凶方位から吉方位へ引っ越しすること!
それが出来ない場合でも神社でお祓いをしてもらったり、吉方位へ旅行するという方法もあります。
凶方位へ行ってしまったことを気にして思い悩んでいるあなたは必見です!
◎同じ距離だけ吉方位転居
もしも引っ越しが出来るのであれば、今いる凶方位の家から、新たに吉方位の家へ引っ越ししましょう。
凶方位は吉方位の良いパワーを打ち消してしまうほど、強力な悪いエネルギーを放っています。
そのため凶方位に住み続けることが気になってしまうのであれば、吉方位へ引っ越ししてしまうことが一番おすすめなのです。
吉方位へ引っ越しをする場合は、「以前の家から凶方位の家へ引っ越ししたときと同じ距離分だけ、吉方位へ引っ越しをする」ようにしてください。
同じ距離を取ることは難しいかもしれませんが、こうすることでより凶方位の凶作用を抑え、吉方位の吉作用を取り込むことができるのです。
二大凶方位転居などで実害発生なら本気で考えたほうが…
二大凶方位と呼ばれ恐れられる「暗剣殺」と「五黄殺」に引っ越ししてしまった。
それからと言うもの、やたらとトラブルに見舞われるといった場合には、本気で吉方位への引っ越しを考えた方が良さそうです。
と言うのも、暗剣殺と五黄殺は二大凶方位と呼ばれるだけあって、他の凶方位と比べると、とんでもなく強い凶方位パワーを持っているのです。
例えば「暗剣殺に引っ越したあとから、気を付けているのに他人の起こすトラブルに巻き込まれるようになってしまった」とか、「五黄殺に引っ越したら何だか人から嫌われやすくなった…」といったことに心当たりがあるなら、それは凶方位の凶作用が出てきているせいかもしれません。
○神社での方位除け・お祓い
神社によっては方位除けのお祓いを受けられるところもあります。方位除けで有名な神社を探してみて、そこで地相や家相、方位などの災厄を祓ってもらいましょう。
神社は聖域ですから、邪気祓いの赤い鳥居をくぐって神社の中に入るだけでもあなたにまとわりついている災厄を打ち消す効果が期待できます。
凶方位に引っ越したことで様々なトラブルが起きてしまい、それが気になっているもののすぐには吉方位に引っ越しできない…。そんなときは神社のお祓いを試してみましょう。
お札やお守りももらう
凶方位に住んでいることや凶方位へ行くことは気になるけれど、でもお祓いを受けるまではいかないという人は、方位除けのお札やお守りを手に入れてみるのはいかがでしょうか。
お札やお守りがあるから凶方位にいたとしても絶対に悪いことは起きないとは言い切れませんが、「これがあるから大丈夫なはずだ」と思えますし、気休めにはなります。
神社でお水取り
凶作用を除ける対策として、神社の湧き水をいただくという「お水取り」もあります。
湧き水が湧いていて、それをペットボトルなどの容器に入れて持ち帰れる神社がある場合には、そこへお水取りに行きましょう。
お水取りをするときは事前に、その神社の湧き水は飲水用なのか、どの程度の量を持ち帰っても大丈夫なのかをあらかじめ調べてから行くようにしてください。
○吉方位旅行で毒出し
凶方位に引っ越しをした人、凶方位へ出張や転勤、旅行をした人は、吉方位へ出かけて毒出しをしましょう。
毒出しとはデトックスのことで、凶方位で過ごすことで溜まってしまった悪いエネルギーを、吉方位へ行って吐き出すことを言います。
吉方位旅行の毒出しについては以下の記事で説明しているので、こちらを参考に実践してみてください。
-
祐気取り(吉方位旅行)のやり方・効果【完全ガイド】
ツイてない日常を何とかしたいときは、祐気取り(ゆうきとり)がおすすめ! 祐気取りとは、吉方位に旅行す …
凶方位のものはなるべく持ち帰らない
凶方位へ出張や旅行する場合には、なるべくその土地のものを持ち帰らないように気を付けましょう。
例えば海へ行って綺麗な貝殻を見つけた、川でピカピカの石を見つけたとき、思い出として持ち帰りたくなるかもしれません。
しかし凶方位の土地のものを持ち帰ることで凶作用の影響を受けてしまうこともあるのです。
凶方位のお土産は?食事はしても大丈夫?
「凶方位のお土産を持ち帰るのはやめた方がいい」、「凶方位の土地では食事も摂らない方がいい」と言う風水師もいます。
しかしお土産を買うのは我慢できても、食事を絶対に摂らないというのは、健康のことを考えるとそちらの方が良くないですよね。
凶方位の土地の石などを持ち帰るのはちょっと気になりますが、お店で売られているお土産を買うくらいならそこまで気にしなくても大丈夫です。
食事も気にならない人はそこで食べても構わないでしょう。
吉方位となる人と共に行動する
あなたの九星にとってはその方位が凶方位でも、他の九星を持つ人には吉方位ということがあります。
凶方位の凶作用を軽減するためにも、その方位が吉方位となる人と共に行動するという対策もおすすめです。
どうしても凶方位へ行かなければいけない、そしてちょうど周りに吉方位になる人がいるというなら、その人を誘ってみるといいでしょう。
パワーストーンを身につける
どうしても凶方位が気になるという場合には、悪いエネルギーを跳ね除けてあなたを守ってくれるパワーストーンをお守りがわりに身につけておくといいでしょう。
例えば代表的なもので言うと、「水晶」や「翡翠」、「オニキス」といったパワーストーンがあります。
パワーストーンを使ったネックレスやリングだと見た目も綺麗ですし、オシャレアイテムにもなりますよ。
あとは気にしすぎない
凶方位へ行ったからといって、「100%確実に不幸になる」ということはありません。
もしかしたら運気が下がって何か良くないことが起きる“かも”しれませんが、占いや凶方位、吉方位に絶対は無いので気にしすぎないことが一番です。
病は気からという言葉があるように、気にしすぎると、それが原因で良くないものを引き寄せることになります。
凶方位については「ちょっと気にかけておくといいこと」程度に軽く考えておきましょう。