自分や、身近な人が寅卯天中殺だと分かったけれど「で、それで？」で止まっている方は、意外と多いでしょう。
そこで今回は、寅卯天中殺の人の特徴や、他の天中殺の人との相性を詳しく解説します。
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目次
寅卯天中殺（空亡）とは？
四柱推命や算命学に必ず出てくるものといえば、六十干支。実は、天中殺は六十干支から生まれています。
六十干支は、10の十干に12ある十二支を、1個ずつ当てがって作るもの。12個ある十二支は、2つ余ります。
この２つの十二支を、存在しえないものとみなし、天からの支援を受けられない時期、体力や精神力が落ちる時期と判断する。これが、天中殺です。
なお、六十干支はすべての十二支が、十干の持つ木・火・土・金・水の全エレメントを兼ね備えるまで、十干と組み合わせます。
結果として、6通りの天中殺が完成。寅卯天中殺に当てはまるのは、以下の10の六十干支になります。
寅卯天中殺・空亡の天中殺はいつ？
天中殺は、12年の間に1度、2年続けてめぐってきます。
寅卯天中殺の人にとって、2023年は天中殺。実は、2022年から始まっているので、折り返してもうひと踏ん張り！というところです。
加えて気を付けたいのが、月や日の天中殺。
寅卯天中殺の人にとって、月の天中殺は2月と3月になります。西洋のカレンダーとは動きが異なるので、4月第1週程度まで気を付けるといいでしょう。
日の天中殺については、以下のサイトが便利。
気になる期間を指定するとカレンダー表が出てきます。その「日干支」の列が「●寅」もしくは「●卯」となっているのが日の天中殺です。ぜひ活用してみてください。
参考干支カレンダー
時間の天中殺もありますが、こちらは忙しい現代人には活用しづらいでしょう。
天中殺空亡期間の結婚や転職は注意
「天中殺＝良くない時期」。これは有名ですが、具体的に何に気を付けたらいいかは、意外と有名ではないかもしれません。
ざっくり言えば「大きなことをしない」こと。これが、注意すべきことです。結婚や転職はもちろん、住宅の購入や建築、車や高額ジュエリーの購入も避けましょう。
天中殺中は、判断力も直観力も落ちるといわれます。つまり、自分に似つかわしくない存在を選ぶ可能性が高いということ。
人生を左右する判断や、大出費を伴う行動は避けるに限るでしょう。また、体力や精神力も落ちるので、残業等も避けるのがおすすめです。
2026年の運勢バイオリズム
2026年の寅卯天中殺は、気持ちの流れと環境の動きがようやく噛み合ってくる一年になります。
2025年までは、やりたいことがあっても周囲の状況が追いつかなかったり、ペースが乱れたりと、思うように進まない場面が多かったはずです。今年は、そのズレが少しずつ整い始め、自分の選択に確信を持てる時間が増えていくでしょう。
もともと感性が鋭く、先を読んで動きやすい寅卯天中殺ですが、2026年はその直感が現実とつながりやすいタイミング。気になったことに手を伸ばしてみると、小さなきっかけから道が開くこともあります。
ただし、勢いだけで突き進むと疲れを溜めやすく、途中で集中力が切れることもあるため、休息をこまめに取り入れながら進むことが大切です。
春から初夏にかけては、予定の変更や急な方向転換が入りやすい時期。準備不足のまま動くと振り回されることがあるため、少し時間をかけてから判断するくらいがちょうどよいでしょう。秋に入ると流れが安定し、成果や評価として結果が返ってきやすくなります。
全体として、2026年は心の声と現実の動きが重なりやすい年。自分の中のペースを守りながら進めば、長く続く良い流れを作っていけます。
| 恋愛運 | 気持ちが素直に伝わる年 |
|---|---|
| 仕事運 | 発想が形になりやすい頃 |
| 金運 | 無理なく安定しやすい年 |
| 対人運 | 距離感の調整が大切な時 |
| 2026年1月 | ゆっくり調子が戻る月 |
| 2026年2月 | 興味のあることが動き出す |
| 2026年3月 | 判断が冴えて進める時期 |
| 2026年4月 | 計画の見直しが必要な頃 |
| 2026年5月 | 焦らず様子を見る月 |
| 2026年6月 | 急な変更に注意したい時 |
| 2026年7月 | 人間関係が広がりやすい頃 |
| 2026年8月 | 心が軽くなり行動しやすい月 |
| 2026年9月 | 成果が見え始める時期 |
| 2026年10月 | 良い縁がつながりやすい月 |
| 2026年11月 | 取り組みが安定して進む頃 |
| 2026年12月 | 満足感のある締めくくり |
寅卯天中殺・空亡の性格特徴
怖いイメージのある天中殺ですが、性格も把握できます。ここでは、寅卯天中殺の人の性格を解説しましょう。
1.馬車馬のごときパワーを持つ
誰よりもパワーに満ちている。こんな印象を他者に与える人です。朝から晩まで、外回りを続けても、疲れた顔ひとつ見せない。そんな人なのです。
どんな物事にも手を抜くことなく、全力投球。最高の結果を出すことを求めて、どこまでも頑張り続けます。
結果を見つめ続けるがゆえ、足元にある障害や、起こりうるアクシデントに気づきづらくなるのがたまにキズ。また、周りが見えづらくなることもあるでしょう。
本来、いい意味でのシビアさを持つのが寅卯天中殺の人。熱くなっても、シビアな目を、周りに向けることを忘れないようにしましょう。
2.基本は独立独歩
小さいうちから、家族や親類にまつわる苦労を背負いがちなのが、寅卯天中殺の人の特徴。
そのため、早いうちから「頼るべきは自分自身」と学ぶ傾向があります。他人に頼ることなく、自力で何もかも成し遂げる人が多いでしょう。
周囲の人からすれば、とても信頼のおける、何でも任せられる人と見られそう。いつの間にか責任あるポジションに祭り上げられていても、何ら不思議はありません。
ただ、先を急ぎたくなる時ほど、他人の力を頼ることも覚えれば、百人力になれるはず。細部の障害や、落ちを見逃すことなく、前進しやすくなるでしょう。
3.孤独を知るが故に温かい
寅卯天中殺の人には、身近な人からの助けを得づらい傾向があります。そのため、割と小さいうちから、深い孤独を感じることが少なくありません。
その孤独ゆえに世を拗ねてしまうのではなく、他人に対して温かい気持ちを持てるのが、寅卯天中殺の人の良いところ。
周囲にいる人の世話を、焼かずにはいられない部分があります。頼れる同僚、先輩、と目されることが多いはずです。
しかも、誰かからやさしくされたら、その分きちんとお礼をしないと気が済まないのもいいところ。
とても温かくて、しかも人とのご縁をとても大切にする人なのです。
寅卯天中殺の相性
天中殺が分かれば、相性を見ることも可能。ここでは寅卯天中殺の人と、他の天中殺の人の相性を解説します。
寅卯と子丑の相性
寅卯の人にない考え方、ものの見方で、寅卯の人を補ってくれるのが、子丑の人。
楽しみも知恵も与えてくれるパートナーとして、公私ともに支えてくれます。
イニシアティブとお財布は、寅卯の人が握って吉。逆にすると安定に欠けますが、この体制が築ければ、子丑の人も安心できるでしょう。結婚も視野に入れられる2人です。
寅卯同士の相性
自分と同じ性質を持つ相手なので、合う部分は徹底的に合うはず。相手が「それよ！」と言いたくなる発言をすることもあるでしょう。
ただ、寅卯の人は自分に厳しい面を持つはず。
同じ性質の人が目の前にいると、自分の欠点を見せつけられているようで、耐えられなくなりそうです。あまり相性の良い相手とは言えないでしょう。
寅卯と辰巳の相性
辰巳の人が、寅卯の人のお膳立てをし、良いところを立たせてくれる関係になるでしょう。
ただ、辰巳の人は見栄から、金遣いが荒くなりがち。また、寅卯の人に束縛されていると感じることが多々ありそうです。
長く付き合えば、辰巳の人が大人になる気配はアリ。そこまで寅卯の人が付き合えれば結婚の可能性も出てくるでしょう。
寅卯と午未の相性
寅卯の人の、意識ひとつで関係が変わる相手。一攫千金等、実益を求める間は、張り合いのない相手と映るし、付き合っても幸せを感じられないでしょう。
心の繋がりを求めるのであれば、良い時間を過ごせる関係になるはずです。
午未の人のシンプルな生活を好む部分を受け入れられるならば、長い付き合いも不可能ではありません。
寅卯と申酉の相性
寅卯の人の運やパワーに、ブレーキをかける相手です。一緒にいると調子が出ないと感じることが多いでしょう。
傍にいてくれてありがたいのは、運が落ちている時のみ。そんな時は、底まで運が落ちることを防いでくれる相手です。
普段は、自分とは違う価値観の持ち主として、遠巻きに見て学ぶ対象と割り切るのが良いでしょう。
寅卯と戌亥の相性
現実世界での成功や収穫を求めるのが、寅卯の人。対する戌亥の人は、精神世界の探求に精を出す人です。
それが起爆剤になるかのように、寅卯の人の運を爆上げしてくれる可能性が高い相手。
ただ、見る世界が違うだけに、長続きする見込みは薄いでしょう。寅卯の人が、戌亥の人のあまりの自由さに疲れてしまう気配もあります。
