どうせ占い師になるなら、良い占い師と言われる占い師になりたい!でも「良い占い師ってどんな占い師?」と改めて聞かれると困るのではないでしょうか?
今回は目指すならこんな占い師!というところを詳しくご紹介します。ぜひ、隅々まで読んで「良い占い師」を目指してくださいね。
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誠実さ
結婚相手の条件に上がることもあるほど、誠実さは人とお付き合いするうえで大切な要素。占い師も同じこと。誠実さがない人に、鑑定を受けたいとは思えないはずです。
では、占い師はどんな要素を兼ね備えていれば誠実といえるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
相手も「同じ人間」
「いいから私の言うことを聞きなさい」「こんなこともわからないの?」
悩んでいる時にこう言われたら、メンタルやられますよね?でも実際、こういうことを口にする占い師もいます。
知らないことやわからないことで、相手の価値は決まりません。相手も私も「人」。対等な存在という価値観に基づいて行動できてこそ、良い占い師といえます。
お金をいただくことの価値を知る
あなたの鑑定にお金が支払われるまでには、その方の「労働」が後ろにあることが多いもの。働いて、得た対価を支払ってくださっているのです。
本格的に鑑定を始めればその対価が、あなたの生活を支えてくれる存在になります。
そのありがたさをわかっていれば、利用者を金づるだなんて思わないはず。態度も自然と誠実なものになるはずです。
アゲ鑑定は信頼を失う元
良いことだけ言って、利用者をヨイショするのが「アゲ鑑定」。
一時的には、利用者の気分を良くできますが、長期的には「良いことだけ適当に言われる」と信頼を失う原因になりかねません。
良いことも悪いことも、利用者が受け入れやすく伝えるスキルを身に着けたほうが、良い占い師になれます。この後の項目にもじっくり目を通してくださいね。
軽々しく鑑定内容を他言しない
鑑定を受ける時には、恋愛や人間関係など、人にはあまり知られたくない中身を話していることが多いもの。
あなたの利用者になる方も、多くの方は同じように考えるでしょう。だからこそ秘密厳守をうたう店も少なくないのです。
知人等に鑑定内容を話す、利用者の了解を得ずに鑑定エピソードをSNSに掲載する。こういった行為は避けましょう。
態度・会話力・空気醸成力
占い師は、基本的に利用者と会話をしながら鑑定を進める仕事。コミュニケーションができなければ話にならない仕事といえます。
そのコミュニケーションのカギとなるのが、
- 態度
- 会話力
- 空気醸成力
この3つです。具体的にはどんなことができれば良い占い師といえるのか?見ていきましょう。
雰囲気を作るのは「占い師」
例えば、高級レストラン。一瞬、恐縮してもいつの間にかくつろいでいる。そんな雰囲気を作るのはスタッフですよね?間違っても利用者ではないはずです。
占いも同じで、利用者が話しやすい雰囲気を作るのは占い師。まずは自分主導でいい雰囲気を作る!と心に決めてください。そのうえで、次からの項目も参考にしてくださいね。
相手は「頼れる人」を求めている
悩み事は頼れる人、落ち着いた人に相談したいもの。自分が落ち着くにはどうするか?考えましょう。
鑑定前に落ち着くことをしましょう。深呼吸やストレッチなど、なんでもOKです。
また先述の「相手も人間」はおまじないとしても有効。相手も人間だから、誠心誠意鑑定すれば伝わる、という意味。心で呟いてみましょう。
雑談力を磨こう
緊張している利用者には、少し雑談をして気持ちをほぐすことが必要。
また、鑑定結果だけ聞きたい利用者にも、結果を例え話で伝えたり、世間話と絡めて伝えると伝わりやすいことがあります。
最初はニュースをこまめにみて世間話を仕入れるのがおすすめ。それに慣れたら、インターネットのコラムなども見て、さらに雑談のレパートリーを増やしましょう。
ヒアリング・カウンセリング能力
鑑定の決まり文句「今日はどんなお悩みでしょうか?」。これをはじめ、利用者の意向や状況を聞くことがヒアリングです。
良い占い師はヒアリング上手。そこにはカウンセリング能力を活用していることが多いものです。どういうことかお話ししましょう。
訊きすぎはNG?
占いは相手の気持ちや未来が見えるものといわれます。だからこそ、過剰に状況や相手との関係性等を訊くと、当たったというより聞き出しただけ?と思われかねません。
生年月日等、鑑定に最低限必要な情報と、今の状況をどう思うか?どうなりたいか?は確かめたほうがいいでしょう。
ですが、それ以外の質問は極力抑えて鑑定すると、鑑定の信ぴょう性が上がります。
カウンセリングを知らなくても使える、オープンクエスチョン
オープンクエスチョンとは、「はい、いいえ」では答えづらい、相手が心情を語りやすくなる質問のことです。
例えば「復縁後すぐ別れそうなのに、復縁したい」利用者がいたとしましょう。
「どうしてもしたい理由は?」と聞きます。2年以内に結婚したいから、新しい彼を探すのは面倒、と言われるかもしれません。
「どうしても復縁したい?」「はい」というより、鑑定の方向転換が早くなりますね。普段から、オープンクエスチョンを使う習慣をつけましょう。
訊く・聴く力を養おう
- 「訊く」⇒質問
- 「聴く」⇒集中して聞くこと
この2つをうまく使いこなせれば、根掘り葉掘り話を聞かなくても、利用者のニーズを聞き出せます。
「訊く」を磨くなら普段からオープンクエスチョンを使う他、聞き上手な人の話を聞くのが近道です。
「聴く」は1分でも人の話に集中するということから始めましょう。「今日のご飯何かな」など、よそ事を考えるのはNGです。
占いの基礎技術
ここが欠けていると利用者から無条件で「ホントに大丈夫?」思われがち。また、本来できることが叶わないことでその占術や占いへの信頼感を損なうこともなりかねません。
では、どのような占い師になれば基礎技術があるといえるのか?見ていきましょう。
流れるように鑑定できる?
すべて手引書を見ながら占う占い師、迷いながら占う占い師。正直、不安になりませんか?
だからこそ、本格デビューする前に無料鑑定で経験を重ねて、流れるように鑑定することが大切になります。
どうしても手引書等を確認したい場合は「これは紛らわしくて、間違いがあるといけないので」と断りを入れてから見ましょう。
トーク力も鑑定力
TVや動画を見ていても「あの~」や「ええ」が多い話は聞きづらいもの。なるべく端的に言うべきことを言える習慣をつけることが大事です。
そのためには「結果→その理由→もう1度結果」で話すことを心がけます。まとめやすいし、1度習慣になると伝えやすいんですよ。
「挨拶だけはする→礼儀がないと思われると火に油を注ぐ→だから挨拶する」といった具合です。
アップデートを忘れない
占術には新たな技法や解釈が入ることも多いもの。西洋占星術も、新たな要素が次々加わって今の形になっています。またタロットも、スプレッドが無限に開発されているものです。
占いのプロになってからも、常に最新情報を仕入れましょう。いくつかお気に入りのサイトを持って、定期的に見るのがおすすめです。
提案力・モチベート力
どんな未来も、努力次第で変わるもの。そのため、より良い未来を作るための解決策を提案し、利用者と検討できる占い師が、良い占い師であるといえます。
さらに、良い未来へのモチベーションを利用者が保てるよう、支援するのも占い師。何ができればいいのか、見ていきましょう。
本当の望みを引き出そう
結婚したいと言う割に何も行動しない人がいたとします。実は結婚より生活の安定を求めているかもしれません。
このように本音が見えなくなっている方もいるので、オープンクエスチョン等を使い望みを聞き出しましょう。
また、例のように「言ってる割には変かも?」に気づくことも大切。日頃から、人を観察して本音を見極める習慣をつけましょう。
道筋は1つじゃない
年に500万円の収入を得る方法は、転職、副業、株等、本当に様々ですよね。
でも、悩み事を抱えている利用者は視野が狭くなりがち。「転職でしか結果は出せない」と考えがちなのです。
そんな時「こんな道もあるよ」と、違った道筋を提示できるのが占い師。常に第2、第3の可能性を考える習慣をつけるのがおすすめです。
決めるのは占い師じゃない
自分の人生を決めるのは自分。「誰々がこう言った」と言っても、そうすると決めたのは自分です。
占い師にはこの価値観が不可欠。そうでないと、占い依存者を作るだけになってしまいます。
こちらが提示した解決策を採用するかしないか?利用者さんに決めてもらう。さらに、実行に際して問題点はないか?等も質問して、意思決定の機会を提供しましょう。
言動の一貫性
ちょっと難しい言葉ですが、案外身近なことです。要は「舌の根も乾かないうちに違うことを言っていないか」ということ。
ただ、占い師の場合には言葉だけでなく、行動も一貫性がないと困る場面が出てきます。そのあたりも詳しくお話ししましょう。
やっぱり避けられる?裏表のある人
影で悪口を言いまくる人、嫌ですよね。そんな人に悩み事を打ち明けたいとは思わないはず。思い当たるなら、改めましょう。
職場では難しいですが、せめて私生活では「あの人嫌」ではなく「~されて嫌だった」に変えます。噂話もやめましょう。
また、利用者に他の利用者や同僚の悪口を言うのは絶対NG。自分も言われているかも、と思われかねません。
占う手順にも一貫性を
タロットや易は、手順が流派や占い師によって違うもの。しかも、占う過程を利用者に見られることが多くあります。
どの手順を採用してもいいのですが、毎回手順が違うと「前と違う」と利用者に不信感を抱かれかねません。同じ手順で毎回占いましょう。
占星術や、四柱推命はデータさえ揃っていれば、利用者がほしい情報からお話すれば良いことが多いです。
どうしても前と違うことを言わなければならない、どうする?
鑑定結果を見たら、大幅に鑑定した時とは違う。こんな時の唯一の解決策は「理由を伝えること」です。
例えば、いい感じだった片思いの相手の気持ちが離れてしまっているとしましょう。最近出会った人に気持ちが傾いている等、何かしらの理由が、結果から見えるはず。
それを伝えましょう。納得できる理由であれば、一貫性のない占い師とは思われないはずです。
結論:占い師の良し悪しとは?
ここまで、良い占い師の持つ要素とその育て方をお話してきました。では結局、良い占い師と悪い占い師のボーダーラインは?というと以下のようになります。
- 人として気持ち良いお付き合いができる占い師
- 自分にとって有益な判断材料を出してくれる占い師
- 最良の道を、一緒に考えてくれる占い師
この3つが満たせれば、悪い占い師とは言われないはず。毎日の言動から見直して、「良い占い師」と言われる占い師を目指しましょう。