「自分は申酉天中殺」。こう分かっても、申酉天中殺が何かが分からないと、活用の方法も見いだせないのではないでしょうか？
実は天中殺、知れば知るほど、便利なもの。行動に気を付けるべき時期が分かることはもちろん、相性を見ることや、性格を見ることにも役立ちます。
今回は、申酉天中殺について詳しく解説しましょう。
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目次
申酉天中殺（空亡）とは？
天中殺を作るのは、四柱推命や算命学に欠せない、六十干支。10個ある十干に、12個ある十二支を1つずつ組み合わせて作ります。
12個あるものは2つ余りますね。その2つ余る十二支は、存在しえない存在とみなされます。
本来あるべき天からの援助を表す「干」がないので、体力・精神力がダウンする時期と判断するのです。これが天中殺の正体。
さらにすべての十二支が、十干のもつ木・火・土・金・水すべての要素を兼ね備えられるようにするのが、六十干支。そうすると結果的に全部で6通りの、天中殺ができます。
申酉が余る＝申酉天中殺に当てはまる六十干支は以下の10個です。
申酉天中殺・空亡の天中殺はいつ？
天中殺は、年でいうと、12年の間のどこかで2年連続でやってきます。
申酉天中殺の人の、直近の天中殺の年は2028年～2029年。2023年については、それほど注意する必要はないでしょう。
ただ、月の天中殺や日の天中殺というものも存在します。
申酉天中殺の人にとって、月の天中殺は8月と9月。ただ、西洋の暦とは違う動きをするので、10月第1週くらいまで注意すると良いでしょう。
日の天中殺については、以下のサイトが便利。
気になる期間を指定するとカレンダー表が出てきます。その「日干支」の列が「●申」もしくは「●酉」となっているのが日の天中殺です。ぜひ活用してみてください。
参考干支カレンダー
なお、時間の天中殺もありますが、多忙な現代人には活用しづらいでしょう。
天中殺空亡期間の結婚や転職は注意
さて、天中殺の時期は、具体的にはどんなことに注意すればいい時期なのでしょう？
1つ目の答えは「新しいこと、大きな変化」を避けること。結婚、転職、住居の建築や購入、引越、起業、車等の大きな金額の動く買い物を、控えた方が良い時期です。
何故かというと、天中殺は血迷った判断をしかねない時期だから。
しかも、天からの援助が受けづらい時期なので「これおかしい！」と気づきづらいのも特徴。災難を招き入れがちな時期でもあります。
もう1つ気を付けたいのが、心身の調子。気力体力が不足しやすい時期なので、無理は禁物です。
2026年の運勢バイオリズム
2026年の合言葉は「形にする準備」。申酉天中殺の方にとって、2025年まで続いていた不安定さや迷いが少しずつ薄れ、手応えを取り戻していく流れが見えてきます。これまで自分の中で整理しきれなかったことに光が当たり、「こうしていけばいいのかもしれない」と方向性が掴める場面が増えていくでしょう。
ただし、一気に伸びるというより、下地を固めながら整えていくイメージが近い年です。周囲からの信頼や協力も得やすくなり、人間関係の中で助けられる場面が多くなる暗示があります。焦らず、少しずつ積み重ねていく姿勢が来年以降への大きな力になります。
注意したいのは5月後半から7月頃。気持ちに余裕が出るからこそ、判断を甘くしやすい時期です。勢いで動くと、後から「やっぱり違った」と感じることも増えるため、特に仕事や契約ごとは慎重に進めていきましょう。
地に足をつけて確実に歩むことが、2026年の申酉天中殺の運勢をより良いものに変えていきます。外側の変化より、自分の中の軸を整える一年として過ごしてみてください。
| 恋愛運 | 距離感が安定しやすい |
|---|---|
| 仕事運 | 基盤固まり評価高まる |
| 金運 | 無理なく整えていける |
| 対人運 | 信頼が深まり助けられる |
| 2026年1月 | 落ち着きを取り戻し始める月 |
| 2026年2月 | 新しい考えが芽を出す時期 |
| 2026年3月 | 計画が形になり始める頃 |
| 2026年4月 | 周囲の協力が得やすい月 |
| 2026年5月 | 挑戦意欲が高まり動き出す時 |
| 2026年6月 | 勢い任せに注意したい時期 |
| 2026年7月 | 見直しで方向性が整う頃 |
| 2026年8月 | 穏やかさが運気を整える月 |
| 2026年9月 | 努力が評価されやすい時期 |
| 2026年10月 | 関係性が深まりやすい月 |
| 2026年11月 | 計画に現実味が出てくる頃 |
| 2026年12月 | 一年の成果を実感しやすい月 |
申酉天中殺・空亡の性格特徴
ここでは、申酉天中殺に当てはまる人の、性格の特徴を解説しましょう。意外な一面が覗くかもしれませんよ。
1.元気でパワフル
天中殺の時期は別として、気力体力ともに充実している人。初対面の人に「元気がいいね！」と思われやすい人と言えます。
そのうえ、どんな人を相手にしても、とてもフレンドリー。会う人すべてに、自分の幸福感や愛情を分かち合うような部分があります。
そういった態度の裏には、この世に生まれてきたことを幸せと信じられる気持ちと、良い意味での素直さがあるから。
また、お金に恵まれる傾向もあり、常に幸せを感じられているからこそ、元気でいられるという面もあります。
素直すぎて、悪意ある人に騙されないようにだけは注意しましょう。
2.どんな時でも動き回っていたい
気力も体力も充実しているだけあって、机にかじりついていることは性に合いません。学生時代は、運動系の部活にいたという人も多いでしょう。
やるべきことが決まれば、猛ダッシュで取り掛かりますし、内勤よりも営業等の外へ出る仕事を好みます。
プライベートな時間でも「これ、やりたい！」と思ったら、さっさと行動に移すはず。
昨日、知ったばかりのアクティビティに、今日さっそく挑戦しているということもありそうです。
こんな質が強いだけに、専業主婦・主夫志向の人は少ないはず。仕事に情熱を燃やしている方が、性に合うでしょう。
3.気の利くしっかり者
物事の抜けや落ちに気づく、しっかりとした目を持っている人です。
任せられた仕事に抜けがあることはまずないはず。むしろ、完成度の高い仕事をコンスタントにし続けるでしょう。
また、自分のことだけでなく、周りのことも正確に把握している人。周りの人の状態、抱えている仕事、進捗状況まで把握していることも珍しくはありません。
そのため、上司や同僚から「この人に聞けばチームのことは何でもわかる」と思われていることもあるでしょう。
結果的に、とても気の利く人、しっかりした人という評価を周囲から受けることになりそうです。
申酉天中殺の相性
天中殺が分かれば、相性も見られます。ここでは、申酉天中殺の人と他の天中殺の人の相性を見ていきましょう。
申酉と子丑の相性
結婚まで行きつく可能性のある相性の持ち主。
子丑の人の控えめかつ丁寧な心配りが申酉の人を支え、成功へと導いてくれる気配があります。2人でいると申酉の人は、安らげると感じることが多いでしょう。
なお、子丑の人は申酉の人に比べると、テンポがかなりゆっくりしています。その部分だけは、申酉の人が受け入れましょう。
申酉と寅卯の相性
申酉の人のテンポ感に、寅卯の人がついていけなさそう。申酉の人もぎくしゃくする感じに気持ち悪さを覚えそうです。
ただ、申酉の人が運が悪い時に、底の底まで運が落ちるのを防いでくれる人ではあります。
この先の伸びしろよりも、ある程度の盤石さを人生に求める、申酉の人には良い意味での重石になる人といえるでしょう。
申酉と辰巳の相性
感覚も、価値観も共有できる相手。話さなくても分かる、と思える面があるので、唯一無二の友人になるところから、縁が深まるでしょう。
また、互いに成長を促しあえる仲なので、一緒にいるとグイグイと自分が大きくなる間隔を味わえる可能性も高い2人です。
2人で忙しく動き回りすぎて、体を壊さないよう、気を付けましょう。
申酉と午未の相性
至極クールで、慎重な動きを崩さないのが、午未の人。
申酉の人にとっては物足らない人と感じられそう。それなのに、自分の痛いところをついてくる姿勢には反発を覚えるはずです。
申酉の人の、思わぬ弱みを埋めてくれる上司、先生という立場に午未の人がいれば付き合えるかもしれませんが、それ以上には発展しづらそうです。
申酉同士の相性
友達や、仕事仲間として付き合う分には、良い関係が築けそう。同じ天中殺の者同士、通じ合える部分が多いからです。
ただ、2人してあまり恋愛や結婚に興味がないので、いつまでたっても友人で終わりそう。
そのうえ、運気の動きが同じなので、落ちる時には2人してドーンと落ち、落ち込む互いを不快に思ってしまいそうです。
申酉と戌亥の相性
自分にない世界を教えてくれる相手として、たまに会うくらいがちょうどいい相手。
それ以上の時間を共にすると、自分とは違う得意分野を持つライバルとして、何かと競争したくなってしまう相手です。そうなると揉めかねません。
ただ、申酉の人にとっては、思いもよらないものの見方や、考え方を提供してくれる人ではあります。
