算命学とは?
算命学は中国発祥の干支占い。
自分の生まれもった運命を干支からつきとめ、未来の姿を辿っていく占いです。
占いといわれていますが、古代中国の陰陽五行思想を基礎とした、人間の人生と自然とのあり方を一体として捉える、道教や儒教にも根付く一種の哲学、学問のひとつとして考えられています。
その歴史を紐解くと、春秋時代に鬼谷子という人によって成立された占いとされています。
そして戦後、日本に入ってきて、算命学に現れる運勢のひとつ、「天中殺」がとくに広く知られるようになりました。
その後、日本で様々な研究家によって研究され、大きく発展していくことになります。
「算命学」で何が占えるの?
算命学での占うは、ほかの占いと同様に未来を占うこともできますが、それだけにとどまらず、その人の性格や行動の傾向を見ることができます。
つまり、その人の本質がわかってしまうわけです。
算命学は占う相手のもつ運命を複雑な計算を使って数値の形で表します。算命学は、生まれ持っている守護神や恋人や結婚といった、様々な人との相性値といったものを基準にして、大きな運命の流れを占うことを得意としています。
詳しい方であられば、一見すると、四柱推命に非常に似ていると感じられた人もいるかもしれません。
四柱推命はこの算命学をよりわかりやすく、より簡略化したものです。四柱推命といえば、こちらもよく当たる占いのひとつですが、そもそも算命学が元となっていますので、四柱推命よりも多く複雑な運命を知ることができるのです。
しかしながら、算命学は学問のひとつですので、研究される方や時代によって、その計算方法が微妙に異なりますので、すこし占いの結果がブレるということもあります。
算命学占いに必要な情報は?
算命学で必要なのは基本的には占う人の生年月日だけで占います。
そこから十干と十二支を決定し、その人が元々持っているオーラや守護神を読むことができます。同じ生年月日なら同じ結果になりますが、決して同じ運命を持っているというわけではありません。
決定された干支から人体星図をつくり、周りの人とのつながりの運命を占います。結果として、その人の環境によって、運命がかわってしまうことが分かるでしょう。
算命学を使った占いを受けるときどのように相談方法すればいいの?
基本的には生年月日だけで占いますので、相談方法は至って簡単です。
親や恋人などの生年月日の情報があれば、相性占いなども行うことができます。前述の通り、計算式や干支の割当で占う占いですので、最近ではコンピュータを使って計算結果をプリントアウトするケースが非常に多いです。
とりわけ、日本で有名な「天中殺」ですが、これは天が一切その人に手を貸さない時期のことです。
この時期は新しいことを始めるなどには向かない年になります。ですので、その時期がいつ頃なのか、どのように過ごすべきかを相談されるとよいでしょう。基本的には、落ち着いてゆっくりと、自分の人生と向き合うとよいとされています。