
自分や身近な人が、戌亥天中殺と分かったのはいいけれど、詳しいことがわからない。「そもそも、天中殺って何がマズいの?」という方も少なくはないでしょう。
今回はそんな、知っていそうで知らないことも多い、戌亥天中殺について解説。
気を付けるべき時期はもちろん、性格の特徴や、他の天中殺の人との相性まで解説します。
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目次
戌亥天中殺(空亡)とは?
戌亥天中殺を知るために必要なのが、四柱推命や算命学に欠かせない、六十干支です。
六十干支は、10ある十支に12ある十二支を1つずつあてがって作成します。12ある十二支は2つ余りますね。
余った干支は、本来存在しえないと考えられます。さらに、天の支援を示す「干」が組み合わせられないため、体力や精神力が落ちる時期と言われるのです。
これが、天中殺。しかも、六十干支は、全十二支が、十干の持つ木・火・土・金・水の全要素を兼ね備えられるよう6巡させます。結果的に、全6つの天中殺が完成するのです。
中でも、戌亥が余る=戌亥天中殺に該当するのは以下の10個です。
戌亥天中殺・空亡の天中殺はいつ?
年の天中殺は、12年間のうちに1度、2年連続でやってきます。
戌亥天中殺の人の、直近の天中殺は2030年~2031年。しばらく先になります。2023年は、人脈を増やす年として活用すると良いでしょう。
ただ、天中殺は年だけでなく月や日にも存在します。
戌亥天中殺の人の月の天中殺は、10月と11月。西洋のカレンダーとは、動きが異なるので、12月第1週程度まで注意して無難です。
日の天中殺については、以下のサイトが便利。
気になる期間を指定するとカレンダー表が出てきます。その「日干支」の列が「●戌」もしくは「●亥」となっているのが日の天中殺です。ぜひ活用してみてください。
参考干支カレンダー
なお、時間の天中殺もありますが、忙しい現代人には活用しづらいでしょう。
天中殺空亡期間の結婚や転職は注意
「天中殺の時期は、気を付けるべき」。これはよく言われることですが、では何に気を付けたら良いのでしょう?
答えは「ライフイベントと大きな買い物」。結婚や新しい恋人を作ること、婚活を始めることは避けて無難です。
その他、転職、起業、引越、住居の建築や購入、自動車等の大きな買い物も避けましょう。
天中殺の間は、判断力や直観力が落ちて、自分らしくない選択をしがち。「血迷った!」と後悔しないためにも、大きな動きは避けるに限ります。
また、体力や精神力もダウンしがちな時期なので、オーバーワークは意識して避けましょう。
2026年の運勢バイオリズム
2026年の合言葉は「種が芽を出す」。2025年に感じていた停滞感や報われなさから、ようやく抜け出していく気配が濃くなります。去年までコツコツ積み重ねてきたものが、ゆっくりと形になり始め、「あれ?前より進んでるかも」と感じる瞬間が増えるでしょう。
ただし、勢いよく結果が出るというよりは、少しずつ、静かに、確かな前進が積み上がっていくイメージ。周囲から評価され始めたり、良縁やチャンスが舞い込んだりといった外側の追い風も届きやすい時期です。昨年に折れずに続けてきた人ほど、その恩恵を受ける流れが強まります。
注意したいのは6月中旬から8月頃。昨年とは違い、動けてしまうからこそ判断を誤りやすい時期にあたります。調子が上がっているからといって、勢いに任せた拡大や、背伸びした選択は避けましょう。特に金銭面や契約ごとは慎重に。
「焦らなければ確実に前へ進める」これが2026年の戌亥天中殺さん。去年の停滞があったからこそ芽吹く運気なので、自分を信じて歩み続けましょう。
| 恋愛運 | 芽が出て関係深まる |
|---|---|
| 仕事運 | 積み重ねが光り始める |
| 金運 | 安定感強まり余裕増す |
| 対人運 | 気楽な交流が広がる |
| 2026年1月 | 静かな追い風が動き出す月 |
| 2026年2月 | 良縁が芽生え距離が縮まる頃 |
| 2026年3月 | 動くほど成果に近づく展開 |
| 2026年4月 | 環境変化に柔軟さが活きる時 |
| 2026年5月 | 新しい縁と好機が芽を出す月 |
| 2026年6月 | 好調でも判断ミスに注意必要 |
| 2026年7月 | 勢いより慎重さが求められる |
| 2026年8月 | 焦らず安定を優先すべき時期 |
| 2026年9月 | 積み重ねが実を結び始める頃 |
| 2026年10月 | 良縁と評価が高まりやすい時 |
| 2026年11月 | 成果が形となり手応え深まる |
| 2026年12月 | 心穏やかに一年を締めくくる |
戌亥天中殺・空亡の性格特徴

天中殺は、注意すべき時期を教えるだけではありません。ここでは、戌亥天中殺の人の性格の特徴を解説します。
1.タフに行動し続ける
なぜか、人に頼るとろくな目に合わない。こんな経験をしていることが多いため、人に頼らないことが基本になっているはず。
「自分の人生は自分で築くしかない」と、骨身に沁みて知っているので、何にでも1人で立ち向かい、行動し続けます。
反面、人と群れることはちょっと苦手。いつでも自分の考え、自分の力だけを頼るべきとして動くので、少し周りから浮く経験もしているかもしれません。
「頼る」とすると、たしかに運を下げることが多い人ですが「繋がる」はしてもいいはず。それを意識するだけでも、人間関係が変わってくるでしょう。
2.計画性に優れた堅実派
何でも自分でこなすだけに、休みをとっているように見えないのが、戌亥天中殺の人。
ですが、動き回る前には戦略を練りに練って、スキのない計画を立ててから動きます。その時だけが、戌亥天中殺の人のじっとしている時間といえるかもしれません。
実は自尊心の高さも、物事に向かう時の誠実さも、人一倍兼ね備えているのが、戌亥天中殺の人の特徴。
抜けなく、どこから見てもきちんとしたものを仕上げたい。こんな気持ちから、念には念を入れた計画をしていることが多いのです。
任されたこと、1度着手したことはきっちりと仕上げるでしょう。
3.やわらかな感性を秘めている
戌亥天中殺の人が周りに見せるのは、アクティブな部分や、1人でも力強く作業に取り組む姿が多いでしょう。
また、自尊心の高さから弱みを見せることもあまりないため、鉄の意志を持つ人と思われることも少なくないかもしれません。
ですが、実はとても傷つきやすい面を持っている人。詩人並みの感性を持つ人なので、普通の人ならば冗談で済むところを、流せないこともあります。
また、表現が詩的になることで、周囲の賛同を得難い部分も、傷つきの原因になりやすいのも特徴。
周囲とは違う感覚を、強みに変えることを心がけると良いでしょう。
戌亥天中殺の相性

天中殺が分かれば、相性を見ることも可能。戌亥天中殺の人と、他の天中殺の人の相性をチェックしましょう。
戌亥と子丑の相性
戌亥の人が、暗中模索の状態に陥った時、風穴を開けてくれるのが子丑の人。子丑の人の、行動や思考の軽やかさに救われるでしょう。
ただ、長く付き合えるかは微妙。考え方が正反対な部分を、受け入れづらくなってしまうのです。
2人とも、身内の力添えを受けづらい運を持っているため、結婚すると特にしんどさを感じるでしょう。
戌亥と寅卯の相性
戌亥の人に、安心感を与えてくれるのが寅卯の人。また、戌亥の人の見落としをさりげなく、教えてくれるでしょう。
ただ、寅卯の人の面倒見の良さが裏目に出そう。戌亥の人は面倒を見られることを邪魔と感じるからです。
自分のことは自分でやる、会う時間を限定する等の体制が整えられれば、長く付き合える可能性はあります。
戌亥と辰巳の相性
戌亥の人の、悪運が極まってしまうことを防いでくれる人。ツイている時に出会うと、足止めを食らっているような気分になりそうです。
ただ、言動すべてにお花が飛んでいるような辰巳の人は、戌亥の人にとって学ぶところも多い相手。
そこに魅力を感じ、戌亥の人が辰巳の人を立てられるならば、付き合える可能性は出てきます。
戌亥と午未の相性
最高の相性を持つといえる相手。2人でいれば、互いの良いところを伸ばしあえるでしょう。
特に戌亥の人は、午未の人の力を得て、人間的に大きくなれる可能性を持ちます。気を付けるとしたら、拝金主義にならないこと。
ボランティア精神を生かせること、世の中の役に立つことに目を向けると、2人の関係もうまくいくはずです。
戌亥と申酉の相性
1人でいることの多い戌亥の人を、申酉の人が人の輪の中へと連れ出してくれる気配。刺激と人とのかかわりをくれる相手です。
どうしても、申酉の人が戌亥の人にマウントをとってくるところと、互いが力で張り合いがちな点が、弱点になりそう。
それでも、戌亥の人が付き合いたいと思えるのであれば、付き合える可能性はあります。
戌亥同士の相性
互いの思惑が手に取るように分かる、同じものに価値を見出せるという点で、気の合う相手です。
反面、似ているだけにぶつかる要因になりやすいのが、互いに意志が強く、自分の考えを大切にするところ。
譲り合うことを意識し、結婚するならば週末だけ一緒に暮らす等、ぶつかり合う機会を減らせれば、うまくいく可能性はあります。






