【私のプロフィール】
性別:女性
年齢:31歳
住所:熊本県熊本市中央区
職業:商社勤務・一般事務
年収:320万円
その他:結婚歴あり、元夫と死別、現在は親と同居
何から話せば良いのか、正直に言うと戸惑っています。
このようなことが私の身に起こるなんて思ってもみませんでした。なんて書くとフィクションの常套句のようになってしまって歯痒いですが、これは、(昔の私も含めて)ほとんどの人が信じないスピリチュアルな、でも本当に私の身に起こった話です。
最愛の夫の死
30歳の夏、私は夫を亡くしました。
私は24歳のときに結婚して一緒にあらゆることを共有してきたソウルメイトとも呼ぶべき大好きな夫でした。
それはあまりにも突然の出来事でした。
交通事故。仕事で高速道路を運転していた夫は、カーブを曲がりきれず壁面に追突したのだそうです。
私は、その衝撃から、その記憶を失いました。完全に消失しているわけではなく、事故から半年くらいの覚えが極端に悪く、何か他人の人生を生きていたような感覚なのです。
その、事故からの半年後、私は疑問を持つようになりました。
「ねえ、あなた、本当に事故だったんだよね?」
もう、占い師にしか頼れない
もちろん確証めいた話でもなく、夫の仕事が2年ほどとても忙しかったことや、警察の方からのご説明で、「たぶんボーッとされたり居眠りされたりしていたんでしょう。ブレーキ痕がかなり直前にしか残っていないね。」ということを言われたくらいの淡いものです。
私は、その疑念をずっと持って過ごすことになりました。
もしかしたら彼を助けてあげられたのかもしれない、しょうがない事故でなく、少しでも激突したことに彼の意思が混ざっていたとしたら・・・。
窮地にいた私には、もうそれしか考えられなくなっていきました。
もう確証を得られるものではないことは重々承知しているつもりでした。でも、少しでもその答えを自分自身で見つけられなければ前には進めないと思いました。
彼の仕事場で一番仲が良く、飲みに行ったりしている方とコンタクトをとって、話を聞いたりもしました。
でも、彼は聞けたことは、
「正直わからないです。確かに忙しくて落ち込んでいるときもありましたが、それが本人の中でどんな大きさだったかは・・・」
という話でした。まともに相手にしてくれただけで感謝です。だけどどうしても釈然としませんでした。
そこからの私は常軌を逸していたと思います。
片っ端から、よく当たるという評判を聞いた占い師のところを回って、占ってもらいました。
適当なことを言ってずっと客として引っ張ろうとしてくる占い師もいましたし、きっぱりと専門外だと断ってくれる方もいました。
アドバイスをくれるかたもいて、「それであれば、スピリチュアルな、ちょっと占いとは違うんだけども、そういう能力を使って商っていらっしゃる人もいるから、そういうところに尋ねたほうがよいんじゃないか」ということを言ってくれました。
それを頼りに調べて、スピリチュアル占いを行うかたをまわりました。
一人目の方は、もう直感でこの人は能力がないとわかる人で、すぐに帰って来ました。
なかなかスピリチュアルを謳う方で悪評がない方が少なく、めげ始めていたところ、とあるブログ(現在はなぜかブログを削除されている)で見た情報を元にその占い師のかたを訪ねてみました。
真のスピリチュアル占い師は「パパ」
その方は屋号などは出しておらず、商売をしている方ではありませんでした。鑑定料ではなく、時間分だけ場所代として1時間1,000円だけ頂くという方針らしく、その方がお住まいの一軒家でインターホンを鳴らして出て来た占い師の方にも商売っ気は微塵も感じませんでした。
こう言っては失礼ですが、普通のおじさん(とは言っても35歳くらい)でオーラがあるかと言えば、そんなにないような・・といった印象でした。
驚くべきは、その方が奥様とお子さんの家族で暮らしていて、そのリビングに招き入れられたこと。
「客人だから1時間くらい2階にあがってなさい。あとで一緒に遊ぼう」
と二人きりの空間にはなりました。そこにいたのは、スピリチュアル占い師というか、拍子抜けしてしまうほど「良いパパ」だったのです。
しかし次の瞬間、私は彼の挙動に息を飲みました。
「んんーーーーー。」
文字では書けないですが、常人ではとても息が続かないであろう長い唸りを3分間くらい途切れず続けたのです。
そのとき彼の目は堅く閉じており、目玉がプルプルプルと何かの光景をとてつもないスピードで見ているように高速に動きつづけました。
私は出会ったかもしれないと思いました。探し続けたスピリチュアル能力を持つ私に答えをくれる占い師に。
3分ほどそれを続けた彼は、先ほどまでの彼に戻りました。
どうやら、イタコのようなものではないようです。
「えー、結論からお話いたします。」
「旦那さんのことは、彼の体調不良が引き起こした事故です。」
え?・・・・
私はまだ何も・・・何も話していない・・・
という驚きの後、私はその言葉を受け入れたことによる震えが止まらなくなりました。
彼はつづけます。
「えー、わたしは彼の魂が乗り移ったり、代弁したり、そういうことはできませんで、あくまでも、生前に彼がどう感じて来たかを知ることしかできませんが。」
「旦那さんは心からあなたを愛していらっしゃいました。」
そのとき、私は自分のものとは思えない叫びにも似た声をあげながら泣きました。
わたしもおおおおおおおおおおおおおお。
わたしもおおおお。
ありがとううううう。
幸せでした。ありがとうううう。
・・・
それ以外に何か聞きたいことはあるかという問いに「いいえ」と答え、涙が落ち着いた後、深々とお礼を申し上げて、その家を後にしました。
この日、私の中の彼の命日にもなりました。本当に彼の死を受け入れ、感謝し、彼が愛してくれた私自身を、また私自身らしく生きよう。
寂しく思うことがないわけではありません。でも今では前を向いて歩いているつもりです。
彼と共に。
私のスピリチュアル占い体験は以上です。
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