今回の記事ではタロットカードの小アルカナ「ソードの10」のカードの特徴について徹底紹介していきます。ソードの10の主なキーワードや恋愛リーディングにおいての解釈の仕方などを詳しくまとめました。
タロット占いの勉強している人や恋愛に悩んでいる人はチェックしてみてください。
目次
ソードの10の意味
ソードの10のカードは10本の剣が男性の身体に刺さっています。とても恐ろしいカードに見えますが、数字の10は完成や終わりなどの意味があるので悪い運気が終わろうとしているカードです。
基本的なキーワード
まず最初にソードの10の基本的な意味を正位置と逆位置の順番で見ていきましょう。
正位置
- 始まりのための終わり
- 極端な精神状態
- 心に傷を負っている
- 悲しみのどん底にいる
- 悪い状態がさらに悪くなる
- 人生の岐路にたっている
- 精神的に弱っている
- 予想外の展開にショックを受ける
- 挫折や失敗が続き苦しんでいる
体に10本の剣が刺さった人物は息絶えているように見えます。とても怖いカードに見えますが、今の状況がどん底であと這い上がるだけということをカードは告げています。
今は辛い気持ちでいる人も、この苦しみの後に幸せが訪れるターニングポイントであるということを教えてくれているカードです。
逆位置
- 運気が回復していく
- 悟りの境地にたどり着く
- 苦しみが和らいでくる
- 悪い状況が終わりに向かう
- 精神的に強くなる
- 絶望のあとの再チャレンジ
- 周囲の人に救われる
- 光明が見え始める
- 古い環境から抜け出す
逆位置になると、身体に刺さった剣が取れて明るい状況になることを意味しています。ソードは思考や言葉を表しているので、混乱していた自分の考えがまとまってくるようになるでしょう。
精神的が安心して落ち着くなどメンタル面に関わることが安定していくことを表しています。
恋愛相手や彼の気持ちのリーディング
続いては恋愛占いについてのリーディング解釈を見ていきましょう。好きな人の気持ちや相手の人物像、相手の性格などを詳しくまとめました。
正位置
- 友達や知り合いのうちの1人
- あなたのことを見ていない
- 悲しみのどん底にいる
- 過去の恋愛に後悔している
- 恋愛する気分ではない
- 悲観的な性格
- もう少し時間が必要
- 精神的に参っている
- 不幸のどん底にいる
正位置の場合は過去の恋愛が精算できず、あなたの好意に全く気づいていない場合があります。また恋愛できる精神状態じゃないという意味もあるでしょう。
悲しみのどん底にいるのであなたへの恋愛感情はまだありません。今は時間が経って相手が元気になるのを待つ必要性があります。
逆位置
- もう少し話してみたい
- 好印象ではある
- あなたの魅力に気づいている
- この関係を前向きに考えている
- 打たれ弱い人
- 恋愛したい気持ちでいる
- あなたとの恋愛に期待している
- 素直で繊細な人
- もっと近づきたい
- 一か八かで積極的にアプローチしたい
逆位置になると回復する前向きになる状況が好転するなどの意味があるので、相手の気持ちにも良い変化が期待できるでしょう。あなたと一緒に過ごしたいというポジティブな気持ちを抱いています。
潔い性格の人や気遣いのできる人などを表しています。好きな気持ちはあるのであとはタイミングが大切です。
恋愛の今後(未来)のリーディング
今後の2人についての展開をのリーディング解釈を見ていきましょう。
正位置
- 相手のことを理解できない
- 冷静に話し合いができない
- 今のままで進展しない
- 過去のケンカを引きずっている
- 関係がどんどん悪くなる
- 解決策が見つからない
- 相手を責めてばかりいる
- 都合の良いところだけ見ている
- 状況を変えるきっかけがない
お互いの気持ちにすれ違いが起きたり責任を押し付け合うなどして、ケンカやトラブルに巻き込まれることがあるでしょう。
状況はこれまでで一番最悪のものになるかもしれません。このカードを出た時は悪い状況を避けようがないので、ただ事実を受け止めるしか方法はないでしょう。
逆位置
- 状況が好転する
- 交際が始まる
- 気分が晴れてポジティブになる
- お互いの欠点を受け入れる
- 穏やかな関係になっていく
- 未来に向けて進み始める
- 健全な精神を取り戻す
- 楽しい関係が続く
- だんだんと運気が回復する
トラブルや悪い状況から解放されて2人の関係は良好になるでしょう。お互いのことを心から大切に思いやる心の余裕ができることを表しています。
心の中に留めていたモヤモヤが晴れて自分の気持ちを素直に伝え合うことができるようになります。
今の恋愛(片思い・復縁・不倫)へのアドバイス
片思いや復縁、不倫やその他の恋愛で悩んでいる人への対策の解釈を見ていきましょう。
正位置
- 全ての痛みを受け入れること
- 被害者意識を捨てること
- いったん落ち着いて考えて
- 今ある状況から逃げないで
- 必ず答えはあると信じて
- 妄想から抜け出すこと
- 古い考えにしがみつかないで
- 今がふんばり時だと捉えて
- これ以上落ちないから安心して
片思いの人は残念な結果に終わることもあります。相手にひどく振られてしまう、複雑な恋愛だと発覚するなど期待はずれの結果に終わることもあるでしょう。
今回の挫折は次の新しい出会いのためのきっかけなのかもしれません。今はとても辛いかもしれませんが悲しみをしっかりと受け入れて乗り越えることが大切です。
復縁したい人はなかなか難しいかもしれません。2人の別れは平和なものではなかったのでしょう。相手はあなたを恐れてとても傷ついているようです。
相手の中では2人の関係は完全に終わったと感じているかもしれません。今は自分の心の整理をすることが大切です。
不倫をしている人は関係がこじれてしまうことを暗示しています。2人の中で決定的な意見の違いや価値観の違いを感じることがあるかもしれません。
決して口にしてはいけない一言を言ってしまうなどで2人の関係を悪化させてしまうでしょう。今は冷静になって少し距離をおいて様子を見てみてください。
逆位置
- 心機一転生まれ変わって
- 明るい未来を描いて
- 満たされていることに気づいて
- 過去は捨てて前向きになって
- 助け合いの気持ちを忘れないで
- 優しい気持ちを大切にして
- 同じ過ちを繰り返さないで
- 初心を思い出して
- 未来を悲観しないこと
片思いの人は恋愛成就の可能性がありそうです。お互いに惹かれ合う部分がある、価値観を共感できるなどで相性が良さそうです。
お互いの至らない部分をカバーし合うなどサポートする支え合う関係になりそうです。デートの回数も増え交際に至る場合もあるでしょう。
復縁を望んでいる人はゆっくりと復活の方向に向かうでしょう。勢いで別れてしまった部分もあるのかもしれません。
もう一度チャレンジしてみようという気持ちになるでしょう。過去の失敗は水に流して新たな気持ちでスタートしてみてください。
不倫に悩んでいる人は2人の距離が近づくチャンスがありそうです。2人の間でこれまで言えなかった悩みを打ち明けることができます。
心の距離が縮まるのでより深い仲になるでしょう。素直な気持ちでいることを心がけて相手を詮索しすぎないようにしてください。
まとめ:ソードの10を読む時に気をつけたいこと
ソードの10は暗いネガティブなカードと思われることが多いですが、カードの背景をよく見てみると遠くのほうに夜明けが待ち受けています。
このことから、今はどん底でもこれから前向きな方向へと好転していくことをカードを教えてくれています。
苦しい時は逃げずに耐え忍ぶことが大切だというメッセージです。ソード10のカードから学びを得て、心から愛しあえる人と幸せになってくださいね。