今回はタロットカードの「ワンド10」のカードについて詳しくまとめました。ワンド10のカードの解説、基本的な意味や恋愛の悩みでのリーディング解釈なども徹底紹介していきます。
タロット占いを勉強している人や恋愛の悩みを解決したい人はぜひ参考にしてみてください。
目次
棒(ワンド)の10の意味
ワンドの象徴する「やる気」「情熱」に数字の10の「完成」「終わり」という意味が加わります。
カードの人物はこれまで情熱を向けていたことを抱えすぎて、仕事を増やしてしまったのでしょう。責任や余計な物事まで引き受けて重苦しい雰囲気が表れています。
基本的なキーワード
それではまず、ワンド10の正位置と逆位置の基本的な意味を確認していきましょう。
正位置
- すでにヘトヘトな状況
- 課題が山積み
- 心に余裕がない
- 仕事を抱え込みすぎている
- 苦労をしている
- 高い理想を掲げている
- 抱えているものが多すぎて効率が悪い
- 責任感を感じている
- 心身ともに疲労困憊している
- 重荷を背負ってゆっくりと進む
- 心理的なプレッシャー
ワンドの10は、正位置であっても重苦しいエネルギーを持ったカードです。10本の方を抱えて休む隙がないと言うような必死さが人物の背中から伝わってきます。
抱えているものたくさんあるけれど何とか前に少しずつ進む様子を表しています。ポジティブな意味はあるけれどあくまでもゆっくり少しずつしか進展しないという解釈です。
逆位置
- 余計な仕事を押し付けられる
- 全てにおいて中途半端
- 疲れすぎて動けない
- 集中力がない
- 全てを諦める
- 不本意な結果になる
- 気が抜けない状況
- こだわりすぎて効率が悪い
- 何もしたくないという気持ち
- トラブルを抱える
カードの人物は抱えた荷物が多すぎてもはや動けないという状況を示しています。
自らが選び取った選択ではありますが、それをうまくこなせない、オーバーワークで苦しむなどの意味があります。
抱えているものが多ければ多いほど注意力が散漫になるでしょう。1つのことに対して中途半端な対応しかできないことを意味しています。
恋愛相手や彼の気持ちのリーディング
彼の気持ちや相手からの印象、相手に対する印象などのリーディング解釈をまとめました。
正位置
- 好きだけど行動できない
- いつも疲れている人
- 好意はあるが気持ちを伝えられない
- なんとなく近寄りがたい印象
- 責任感の強い人
- 一途でまじめな人
- なんでも手伝ってくれる人
- あなたに嫌われたくない
- あなたの好意を重く感じる
- 精神的に疲れている
ワンド10は足取りの重いカードなので、好きな気持ちはあるけれど他のことに気をとられて進めない、恋愛だけに構っていられないなどの意味があります。
ポジティブな意味もありますが、気軽さやウキウキしたような感覚はありません。
逆位置
- 相手にそこまで興味がない
- こだわりが強い人
- 必死すぎて楽しくない
- 反応が鈍い
- いつも緊張している人
- 何を考えいるかわからない
- 消極的な態度
- 逃げ腰
- 何人も好きな人がいて決められない
- あまり関わりたくない
- ほっておいて欲しい
逆位置で出た場合は他のことに気をとられて恋愛に集中できない、そもそもそんな余裕がないなどの意味を表しています。
そのため頻繁に連絡をしてもなかなか返事が返ってこないこともあるでしょう。あなたを嫌いだというわけではなく、恋愛に費やす時間がないというのが相手の本音です。
恋愛の今後(未来)のリーディング
今後の2人の未来についてのワンド10の解釈を詳しく見ていきましょう。
正位置
- ゆっくりと進展していく
- 責任を持ってつきあう
- 2人にとって解決すべき課題がある
- 誰かの助けが必要になる
- がんばりすぎて空回りする
- 2人の幸せな未来を描けない
- 相手の全てをサポートする覚悟
- 不安や心配事がつきまとう
- へとへとになってしまう
- 周囲のプレッシャーを感じる
- 頑張らなければ続かない恋愛
今後の未来を表すワンド10は、前には進むけれど軽やかではない、問題や課題を抱えたまま進むというニュアンスが含まれています。
お互いに距離が近づくけれどもう一歩踏み込めなかったり、恋愛に集中できていないような状況を表しています。
逆位置
- 愛情が薄れていく
- ケンカばかりしてしまう
- 嫉妬や束縛でドロ沼の恋愛になる
- 全てを投げ出してしまう
- 重荷に感じて別れる
- 過去の恋愛を引きずっている
- 苦しいのにずるずると続けてしまう
- 心身ともに疲れていて進展しない
- 別れを告げられる
- 自分のことしか考えられない
- モヤモヤした状況が続く
逆位置のワンド10は全てを諦めたいというような、エネルギーが枯渇して誰かに助けを求めたい必死な姿が現れています。
恋愛においてこのカードが出た時は今は恋愛をしている余裕は無いという解釈と捉えてよいでしょう。
今の恋愛(片思い・復縁・不倫)へのアドバイス
片思いや復縁、不倫に悩んでいる人のためのアドバイスを見ていきましょう。その他のシチュエーションで悩んでいる人も、ワンド10が出た時の恋愛アドバイスを参考にしてみてください。
正位置
- 求められてない役割は手放して
- 困ったら周囲に相談すること
- 厳しい状況は覚悟して
- 難しく考えすぎないで
- ひとりで責任を負わないこと
- 少しリラックスする時間を取ること
- 自然体を心がけて
- 役割を分担して
- 嫌われたくないからといって無理しない
- まず誰かに相談すること
- あれこれと手を出しすぎないで
- やりたくないことは引き受けないこと
片思いの人は、相手の思うことを必死に叶えようとしすぎて無理をしてしまう傾向があります。
気に入られたいという気持ちはわかりますが、もっと自然体でいる方が恋愛上手の可能性は高いでしょう。肩の力を抜いて自分らしいアプローチ方法で想いを伝えてみましょう。
復縁を望んでいる人は復縁できる可能性もありますが、2人のなかでの問題が山積みであることも考えられるでしょう。
相手に未練がある気持ちはわかりますが、本当に彼でなければならないのか自分の感情を整理する必要があります。
不倫をしている人はなんとなく相手との関係は続きますが、深い部分では繋がれないということを意味しています。
会っているときは楽しいけれどうわべだけの交際になってしまうこともあるでしょう。嫌われないための愛情ではなく自然体でそのまま愛してくれる恋を見つけるのも良いでしょう。
逆位置
- 最後までやり遂げて
- 相手に迷惑ばかりかけないこと
- 無責任な行動は避けて
- ちゃんと責任をとること
- 頭で考える恋愛でなく心で感じて
- 恐れを克服すること
- 問題を抱えこまず共有して
- 肩の荷を降ろして
- 周囲の人との繋がりを大切に
- やり方を見直してみて
片思いの人は思うように物事が進まないでしょう。相手には仕事や過去の恋愛など生産すべき物事が山積しているというような状態です。
今はあなたとの恋愛に集中できない状態です。まずは様子を見て彼の余裕ができてからアプローチするようにしてください。
復縁を望んでいる人は思い通りにはいかない可能性があるでしょう。2人の問題ではなく他の問題も介入してくることで余計に2人の関係がこじれる可能性があります。
まずは優先すべき物事を決めてから取り掛かるようにしてください。
不倫をしている人は、2人の関係を続けると決めたならばそれを貫く決意が大切です。
もしかしたらこの関係がばれてしまうという可能性がありますが、もともとは2人で決めた覚悟だということを思い出すことが大切です。
まとめ:棒(ワンド)の10を読む時に気をつけたいこと
ワンド10のカードは正位置でも逆位置でも重い雰囲気を持っています。
自分が引き受けた多くのものを手放すと決めるのか、無理に奮闘するのか…その心の持ち方で今後の展開が変わってくることを表しています。
この記事を参考に相手の深層心理を知って素敵な恋愛に発展させてくださいね。