手軽に占いを受けられることで人気が高まり利用者も増え続けている『メールでの鑑定』。
しかしながら、何事にも良い点、悪い点、気をつけたほうが良い点などが潜んでいるものです。そこでこのページでは、メリットとデメリットをそれぞれ紹介し、どういう場合にメール鑑定が向いているのかを判別するとともに、デメリットを解消するためにはどんなことに気をつけなければならないのかを解説、メール文例をもとに相談方法をレクチャーしていきます。
メール鑑定の5つのメリット
メール鑑定とは文字通り、相談者、占い師ともにメールを通じてやりとりをする占いのこと。
一般的な占いでは、相談者のほうが占い師が所属する占い館に訪れ(必要があれば予約をした上で)、対面で話をして鑑定を行いますが、メール鑑定では、相談者は自宅のパソコン・タブレットやスマートフォンから相談文面を打ち、占い師側に送信、占い師はその文章を読んだ上で、鑑定を行い、結果を同じようにメールで相談者に送ります。
つまり一度も対面することなく占いを行う形式なのです。ですので、最初に上げるべき大きなメリットが、これです。
メリット① 場所や時間を問わない
相談者はいつでも、どこにいても占いを受けることが可能になります。
普通は占いに行こうとすると、その場所まで、日中の営業時間中に出向かなくてはなりません。近くに相性の良い当たる占い師がいるなんてごく稀な話ですから、大体は交通機関を乗り継いで、駅からは徒歩・・などとかなりのお金、労力、時間を使ってしまいます。
その点で言えば、どこでもできてしまう訳ですから、そのぶんの移動にかかるコストを削減することができると言えますね。
しかも、相手の営業時間に合わせなくても良い、つまり送りたいときにメールを送って後は鑑定内容が返ってくるのを待つだけなので、かなり自分のペースで楽に鑑定を受けることができるんですね。これは大変大きなメリットです。
これがウケて、日中に時間を使えない深夜帯に仕事をしていらっしゃる方々(水商売の方々)、占い師が多い繁華街などが近くにないところにお住いの方々などを中心にメール鑑定という形式が受け入れられてきたんです。
そして場所や時間を問わないってことには実はもう一つ、優れたポイントが隠されています。
メリット② 日本全国各地から自分に会う有能な占い師の鑑定を受けられる
場所が関係ないってことは、つまりそういうことになりますよね。
地方にお住いの方からすると、「一度鑑定を受けてみたかった首都圏のメディア露出がある人気の占い師」が、
逆に首都圏にお住いの方からすると、「本当に地場で力をつけていらっしゃり口コミだけで人気が出ているような普段行きたくてもなかなか行けない占い師」が、それはもうグッと近くになったりするわけです。
良い占い師を選ぶ条件のなかに、もちろん他人などの評判なども参考になりますが、自分の悩みと相性がよいスキルを持っているかも重要なファクターになりますので、実はぴったりの占い師の条件は狭いのです。
短期的な事柄で悩んでいる場合には、例えばタロットなどの方法に強い先生が向いていますし、長期的な運気の流れなどに関わってくる悩みの場合には四柱推命など東洋のスキルセットを持った先生が向いており、そういったあたりも加味して人選をする際に、範囲として全国に広げられるのとそうでないのとの差は、鑑定結果に大きくかかわってきます。
メリット③ 占いたい内容を明確に伝えられる
悩み相談というのは案外難しいもので、いざ店舗に足を運んで先生と向かい合っても話の流れで本来聞きたいことを聞きそびれてしまったり、しっかりとまとめて本番に臨んでも、コミュニケーションが不得手で思うように伝えられないといったことも多々あります。
そういった面ではメール鑑定は、どれくらい時間をかけてもしっかりと自分が聞きたい悩みが盛り込まれた文章を練ることができ、聞き忘れなどのリスクが大幅に軽減されますよね。
自分の状況を的確に文章にし、その上で自分がハッキリとさせたい(鑑定してほしい)ことを明確に示し伝えることで消化不良をなくすことができます。
メリット④ 鑑定料が明朗である
よくある話ですが、対面占いや電話占いでは、聞きたいことがなかなか聞けず、当初予定していた時間よりも大幅にオーバーしてしまい、そのぶん鑑定料も跳ね上がってしまって・・・というケースがあります。
商売っ気の高い先生につかまってイタズラに長引かせられることもありますし、良心的な先生であっても、先ほどのメリット③で挙げたような、内容がまとまらないまま取り留めなく話してしまった結果、長時間に渡ってしまうこともあります。
鑑定時間で料金が計算される対面や電話占いに対して、メール鑑定の場合では1通いくらという料金体系。
つまり予定外の支出を生みにくい仕組みなので、安心して受けられるということなんです。
逆に注意しておきたいのが、メール鑑定であっても商売っ気を出して、こちら側が明確に訪ねたことに対して回答を先送りする先生もゼロではないこと。何通もメールをやり取りしたほうが、収入が上がりますからね。
そういう雰囲気を少しでも感じたら、思い切って先生を変えちゃいましょう。先々も無駄な費用を払い続けることになってしまうかもしれませんからね。
メリット⑤ 文章で返信があるため占い結果を忘れることがない
意外にバカにできないのがこれ。
文章で鑑定結果を受け取れることです。
対面でもメモを取りながら先生がおっしゃったことを忘れないようにするために慎重に鑑定を受ける人もいますが、これがメールであれば、必要がなくなります。なんてったって文章ですからね。
話しながらのメモでは要点だけひかえることになり、そのときの先生の言葉のニュアンスなどは記録できませんが、メールの場合は文章として、しかも清書された状態で受け取れるため、日々その結果を見返しながら指針として生活を送ることができるのです。
脱線しますが、占いっていうのはその場で助言された言葉を相談者が日々気を付けながら、意識しながら生活のなかで遂行できるかが重要だぞっていうのはこの記事を読んでいる皆さんなら基本だと思います。
それが、非常にしやすくなる訳です。
メリット⑥ 本音をさらけ出して相談できる
有名な占い館に所属している知り合いの先生と話したとき、「相談者って何をもっとも気をつけるべきですか?」って聞いたのですが、その答えは「どんな少しのことでも嘘はやめることです。」でした。
実は多いのだそうですよ。
- 自分の不倫相談を友達の話にすり替える
- 夫婦不仲についての相談で、自分の浮気が原因だったことを隠す
- 交際経験人数のサバ読み
うーん、気持ちが分かるような分からないような・・でも本人のために良くないとのこと。
嘘を混ぜてしまうと「嘘の情報に基づいた鑑定」となってしまい、それはもはや当たる当たらないの話ではなくなんの意味もない鑑定になってしまうということです。
でも・・そんなこと面と向かって話すのは誰だって恥ずかしいし、どんなに気を付けたって少しはデフォルメが入ってしまったりしちゃいますよね?
そのあたりの変な羞恥心を取りはらえるっていうのは良いですよね。
実際に、メール鑑定では、通常の対面や電話占いと比較して、ドロドロした相談の比率が圧倒的に高いのだとか。
メール鑑定のデメリット
ここまではメリットを細かく解説させていただきましたが、「デメリットがないのか?」というともちろんそうではありません。何事にも良し悪しが存在します。それはどういう内容でしょうか。
デメリット① 双方の言葉のニュアンスが伝わりづらい
普段の生活のなかで誰だって経験したことがあると思います。
「この気持ち、細かなニュアンスはメールでは伝わらないだろうから実際に会って伝えよう」
占いでも同様に、文字だけのやり取りではそういったコミュニケーションにおける細かな部分をうまく伝えることは困難になります。
そのニュアンスが伝わるかどうかで、鑑定結果が左右されてしまうこともあるので注意が必要です。
加えて逆も然りです。
白か黒かはっきりしているような鑑定結果を伝えるぶんには、文章でもまったく問題ありませんが、複雑な内容になれば文才がないと完全に伝えることが難しい場面もあるでしょう。
これがメールならではの大きなデメリットの一つです。
デメリット② あなたから出る雰囲気やオーラを生かしてもらいにくい
特に、スピリチュアル系の占い師のなかでも「オーラ診断」を得意とする先生に関しては、対面できないことはデメリット以外の何物でもないです。(というか普通に診断できないんじゃないかなというレベル)
これは誰がなんと言おうと完璧には解消はできない問題です。
デメリットを解消するメール相談文面
メール鑑定のメリット・デメリットをそれぞれ解説してきましたが、このままではより良い結果を得ることはできません。
デメリットを解消するような鑑定しやすい相談文面を書くコツをサンプルを元にお教えします。以下は、メール占いの相談でもっとも多い二股についての実例で、すべてのポイントが押さえられた好例です。(※名前は仮名を使っています)
ちょっと文量が多いかもしれませんが、一度ゆっくり読んでみてください。
初めて依頼をさせていただきます田中花子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
今回、◯◯先生に私が鑑定していただきたいことは、「どちらを結婚相手として選ぶべきか」です。
私は現在2名の男性と交際をしており(世間でいう二股)、
その男性両方からプロポーズを受けています。
【候補の男性①】
名前:鈴木 太郎
年齢:28歳
交際歴:4年
出会い:知人の飲み会
職業:システムエンジニア
年収:400万円前後
出身:山形県
家族:両親健在、妹一人
性格:温厚で優しい
良い点:何事も私優先に考えてくれる点
悪い点:話がつまらない点
【候補の男性②】
名前:佐藤 二郎
年齢:36歳
交際歴:2年
出会い:同じ会社
職業:商社営業
年収:600万円前後
出身:東京
家族:妻有、子ナシ。両親健在、兄2人。
性格:明るくポジティブ
良い点:的確なアドバイスをくれる点
悪い点:いいかげんと感じることがある点
4年前に友人の開いた飲み会で、太郎と出会い付き合いました。
一緒にいて落ち着く感じと優しさに惹かれてのことでした。
その後、交際を続け2年前に同じ会社の年上の二郎と、付き合い始めました。
二郎には結婚している奥さんがいましたが、明るくて話をよく聞いてくれる点に惹かれました。
太郎には後ろめたい気持ちもありますが二人とも好きになってしまい、これまでズルズルと関係を続けました。
先日、太郎のほうからプロポーズを受け、それを受けようと思い二郎に別れを告げようとしたところ、二郎にも「今の奥さんと別れるから自分と結婚して欲しい」と言われました。
すっかり私だけでは、どうしていいのか分からなくなり、先生にご相談をと思った次第です。
私としては結婚となりますので、経済的にも性格的にも末長く共に幸せに過ごせる相手を選びたいと思っているのですが、どちらと結婚したほうが幸せな結婚となりますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
いかがでしたでしょうか。占い師にとって必要な情報がすべて詰まっていると思いませんか?
メール占いでは相談時に文字量制限があります。数千字が一気に送られてきたらそれを読むのに時間がかかってしまいますからね。
だいたいその目安はサイトや占い師によって異なりますが、1,000字以内であることが多いです。
その限られた文字のなかで簡潔に、必要な情報を盛り込む必要があるんですね。
不要に長い挨拶は入れない
これだけ。継続しての相談なのか、初診なのかをはっきりさせ、名前を名乗る。
それだけで良いのです。ダラダラと挨拶を書く必要はありません。
また、自分の情報は相談文面とは別に入力を求められるのが一般的です。名前、生年月日など、それらの情報は別の入力欄で記入してしまうことが多いですので、重複を避け、ここではあえて含めません。
最初に「得たい結論」を明確に書く
こうしておくことで、先生もこの結論を前提として文章を読んでくださいますので、非常に効果の高い方法です。
どういう鑑定が欲しいかを書いておくことは、具体的であれば具体的であるほど良いですね。
逆に、「結婚について悩んでいます」とだけ書かれていると、結婚したいのかしたくないのか、したいなら誰としたいのか、悩んでいるのはわかったけど私にどうして欲しいのか、あまりよく伝わりませんよね。
その辺りに気をつけて明確に最初に打ち出しましょう。
登場人物がいるのであればその情報を
名前:鈴木 太郎
年齢:28歳
交際歴:4年
出会い:知人の飲み会
職業:システムエンジニア
年収:400万円前後
出身:山形県
家族:両親健在、妹一人
性格:温厚で優しい
良い点:何事も私優先に考えてくれる点
悪い点:話がつまらない点
【候補の男性②】
名前:佐藤 二郎
年齢:36歳
交際歴:2年
出会い:同じ会社
職業:商社営業
年収:600万円前後
出身:東京
家族:妻有、子ナシ。両親健在、兄2人。
性格:明るくポジティブ
良い点:的確なアドバイスをくれる点
悪い点:いいかげんと感じることがある点
占い師の方は、あなたを軸にして鑑定を行います。ですのであなたの情報は実はそれほど多く必要とせず、占いに使う必要な情報のみとなります。
しかし他に登場人物がいて、その鑑定結果に大きく影響してきそうな場合には、多く情報を渡すようにしましょう。
今回の場合では、本人とは別に2人の男性が登場しました。2人のどちらが良いかを判断してもらう相談内容ですので、その差が明記されていないとやりようがありませんよね。姓名判断などを伴う場合には、これらの情報の他に生年月日などもお忘れなく。
経緯を忘れずに書く。でも決して長くならないように
一緒にいて落ち着く感じと優しさに惹かれてのことでした。
その後、交際を続け2年前に同じ会社の年上の二郎と、付き合い始めました。
二郎には結婚している奥さんがいましたが、明るくて話をよく聞いてくれる点に惹かれました。
太郎には後ろめたい気持ちもありますが二人とも好きになってしまい、これまでズルズルと関係を続けました。
先日、太郎のほうからプロポーズを受け、それを受けようと思い二郎に別れを告げようとしたところ、二郎にも「今の奥さんと別れるから自分と結婚して欲しい」と言われました。
ことの経緯は、忘れずに書きましょう。これがあるのとないのでは大きく違います。この経緯にこそ、あなたの持つ文章から感じ取れるオーラのようなものが含まれているからです。
よって経緯を書く際には、その時の自分の気持ち・感情もある程度盛り込むようにすると良いでしょう。
気をつけたいのが、経緯を書き出すととても長くなってしまう人が多いことです。ここで文量オーバーとなってしまう人も多いため、ここはあくまでも必要最低限の言葉で簡潔に、状況を伝えるようにしましょう。
最後の締めくくり
ここにもポイントが含まれています。
どちらを選んだ方が良いかというのはつまり、どうなればあなたがハッピーになるかが明確でないとブレるんですよね。
例えば、結婚というものに「家族的な穏やかさを求める人」と、「いつまでも続く熱情を求める人」では、定義が異なります(むしろ真逆)。
ですので最後にあなたのモノサシを教えてあげてください。
ここでいうと「経済的、性格的に永く過ごせる」ですね。つまりお金も優しさも、ちょうど良いバランスが良いというモノサシを結婚相手に対して持っていますよということを伝えているのです。
有名な占い師にメール鑑定をしてもらおう
さて、長くなってしまいましたが、以上を踏まえてメール鑑定を行えば、まず失敗はしませんし、電話や対面よりリーズナブルに明確な鑑定結果が手に入るでしょう。
あとは、メール占いに定評がある当たる占い師を選ぶことです。
その辺は「当たるメール占い!ヴェルニのメール対応可能の占い師14選」にまとめてありますので引き続きご覧いただければと思います。
ぜひこのページをブックマークしていただき、ポイントを再確認をしながらメール鑑定にチャレンジしてみて欲しいです。それでは、幸運を祈っております。