恋愛において、ネガティブな気持ちになる要因で最も多いのが「嫉妬心」です。
しかも嫉妬深いは好んでそういう風に振舞っているのではなく、そんな自分を嫌いになっていってしまうの。
自分の望まない嫌な感情が湧き上がってきたときに、あなたができる対処法を紹介していきたいと思います。
目次
嫉妬心とは何かを冷静に知りましょう
まずは、根本的に自分が抱いている気持ちは、どんなものなのかを体系的に理解しておくようにします。
大別するとジェラシーには「自己の劣等感」から生まれるものと「所有欲」から生まれるものにわかれます。
自己の劣等感から来るもの
例えば他人と比べて本来負けたくない部分が「劣っているな」と感じたときにネガティブな感情が生まれるケースです。
結婚したくてもなかなかできないのに、あの人は彼と来年結婚するって言っている。などがこれにあたりますね。
所有欲から来るもの
今回取り扱う嫉妬心はこの所有欲から来るものを指しますが、具体的には、自分の所有物(彼氏など)は、少しでも他人に貸したくない、つまり独占していたいっていう気持ちです。
また、他人に貸すという行為は、たとえば異性のいる飲み会にいくことや、友人の異性とLINEで相談を受けるなどの一見自然なシチュエーションです。
「そのシチュエーションが許せるのか、許せないのか」「その気持ちを抑えられるのか抑えられないで表現してしまうのか」が今回の焦点です。
独占していたいという独占欲の裏側には「他の誰かに私のものが取られてしまうのではないか」という不安も大きなファクターとして存在しています。
つまりは、自分に自身がない、自分を信じることができない=相手の自分への気持ちを信じることができないということが原因だったりするものです。
ここら辺を中心に、対策を考えていきましょう。
「良いこと」に着目し、嫉妬心から自分の心を遠ざける
まず、嫉妬心を感じていると、そのことだけを思案するため盲目になります。
実際に起こっている問題にだけ目を向けてしまうため、もしかしたら私に気持ちがなくなっているのではないか、他の異性と出会って彼(彼女)がその異性を好きになってしまうのではないか。とかなり飛躍した発想になってしまうのです。
それを避けるためには、一旦、その気持ちから自分の心を遠ざける必要があります。
何でも良いので、最近楽しかったことや、自分の好きなこと、映画を見たりとか音楽を聴いたりすることに時間を使うようにしてみましょう。
カラオケなどに出かけて、一気にパワーを外に向けて解放するのも良い方法です。
もちろんそれだけでは解決しませんが、だいぶ盲目的な状態からは解放されるはずです。
彼(彼女)との過去のやりとりを思い出す
次に、前の項目で述べた通り、自分への自信のなさが、相手の心が動いてしまうのではないかという不安につながっているケースが多いため、実際に気持ちに余裕を持たせるために、過去にあなたと彼(彼女)がどんなに楽しい交際をしてきたか、彼(彼女)にどんな愛情を表現してもらったかを思い出すようにしましょう。
昔のLINEのやりとりを見ても良いですし、写真を見返すのでも良いでしょう。
それに加えて、私は相手の中で1番の異性の存在だという風に意識して再認するようにしましょう。現に絶対そうなのですから。それを忘れていけません。
嫉妬するメリットについて考える
客観的に嫉妬に狂ったり、嫉妬深い態度を相手にとることでのメリットとデメリットについて考えていきましょう。
メリット
- 相手への愛情を自己のなかで再認識できる
- 表現の仕方によっては、相手への愛情表現になる場合がある
だいたい考えられるのはこれくらいではないでしょうか。しかもこのメリットを享受できるのは、嫉妬深い自分の心をしっかりとコントロールして、自分に対しても、相手に対しての表現においても適切なレベルに落とし込むことができる人のみです。
対して、デメリットを考えるとどうなるでしょうか。
デメリット
- 自分自身が苦しい
- 自分自身がそれを思案する時間がもったいない
- 嫉妬深い自分に気づき、さらに自分自身を愛せなくなる
- 相手を縛るような発言が自然と増え、相手が息苦しく感じる
- 相手が「自分信頼がない」と勘違いして気持ちが離れる
- 相手が異性の友達との接触機会を減らすようになり相手がこれまで築いてきた社会が壊れる
まだまだ挙げることができると思います。さあ、いかがでしょう。実際に嫉妬にはデメリットしかないのです。誰も幸せにはならない。なによりもあなたが苦しみ、相手が本来好きだったあなたの明るい面、魅力がなくなってしまうのです。
好きだった魅力を失ってしまったあなたから、自然と離れていってしまう。。
相手を責めることはできませんよね。これはあなたが作ってしまった破局なのです。
厳しいことをいうようですが、相手にとってもあなたは魅力的だったから付き合っているのです。その魅力を嫉妬心によって失ってしまっては無意味だとは思いませんか。
嫉妬深い心を抑えますか?抑えませんか?
いかがでしょう。こういうことを整理して考えてみたときに、もう考えないようにしようと本気で思えるはずなのです。
モヤモヤした気持ちが残ったとしても、それを解決する方法論として相手を縛るという方法をとってはいけません。
友達やカウンセラー、占い師のおじさんなどにブチまけて、発散してやり過ごしたほうがまだマシな結果が残るのです。
あなたの幸せのためにも、今一度嫉妬との付き合い方を見直してみてはいかがでしょう。