手相 生命線の全パターン徹底ガイド【イラスト/動画付】

手相をよく知らない人でも、一度は聞いたことのある線の一つ、生命線。

それも、名前を知っているだけではなく、「これが長いと、長生きできるんだよね？」等、なんとなくイメージを掴んでいる人も多いのではないでしょうか。

そんな生命線について、もう少し詳しく説明していきます。

はたして生命線からは、どんなことが読み取れるのでしょうか。また、そのためには線のどういった点に注目すればいいのでしょうか。

まずは生命線というものをしっかり理解しましょう。

そのために的確に要所をつまんで学べるプロ占い師の「jupiter先生」の動画解説をご覧ください。

生命線とは何を表す？

生命線は「長いと長生きできる」、そんなイメージのとおり、生命線からは寿命を読み取ることができる線です。

それに加えて、寿命に大きく関係すると考えられる、身体の調子。つまり、健康状態。

こちらも、生命線にしっかりとあらわれるものなのです。

　

生命線の状態とその意味

一言で生命線といっても、その形態は様々。長い生命線もあれば、短い生命線もあります。

寿命に関係する線なのですから、長短の意味はある程度推察できるかもしれません。

しかし、そのほかの特徴がある線の場合は、いったいどのように読み解けばいいのでしょうか。

　　

線が2本！二股に枝分かれ

生命線の中には、途中で枝分かれ、つまり二股にわかれているものもあります。

もしも枝分かれしているのが先のほう、数ミリ～１センチ程度であれば二股部分は視野に入れず、通常の生命線としてとらえて構いません。

しかし、もっと生命線の始点のほう、人差し指や中指の下あたりから枝分かれしているのであれば、これは、その人が驚異的な生命力の持ち主であることを示しています。

精神力も強いですし、たとえ重病を患うことがあったとしても、奇跡的な回復力が期待できるのです。

もっと詳しく生命線が二股に枝分かれしている手相【全ケース画像解説】
　　

二重になっている

また、中には枝分かれはしていないけれど線は二本ある、つまり、生命線が二重（二列）になっている人もいます。

これは“二重生命線”と呼ばれ、その名のとおり、生命力が通常の倍ほどあるとされています。

そのほか、気力や忍耐力がすぐれていたり、意志が強かったり。

もちろん二重生命線があるといってもまったく病気をしないわけではないのですが、その回復力は通常とは比べものになりません。

この二重生命線、火星線とも呼ばれ、非常に珍しいものです。

　

生命線が短い？中には線自体がない人も

生命線の長短は、見れば一目瞭然です。しかし、そのときに気になるのが、短い生命線。

長い生命線が長生きをあらわしているのなら、もしかしたら、短い生命線は短命の証なのでしょうか。

そしてもしも、生命線がなかったとしたら、その意味ははたしてどうなるのでしょうか。

　　

生命線がない場合

生命線がない場合、一般的には生きる気力が不足していると考えられます。

しかし、中にはとても自由奔放な生き方をしており、枠にはまらないために、通常どおりに健康状態や寿命の傾向をはかることができずに生命線が消えている場合もあるようです。

　　

短い生命線は短命？寿命を表すの？

生命線が短くても、それほど心配することはありません。

なぜなら短い生命線は寿命というよりも、生命力や気力をあらわしていることが多いから。

つまり、この先何かに対して意欲的になることができれば、生命線も長くなることは十分ありえるのです。

その辺りのことはこの記事「生命線が短いのは早死にサインじゃない！正しく解説します」に詳しく書きました。生命線が短くて不安な方はぜひチェックしていただけたらと思います。

生命線の年齢の見方

生命線の年齢の見方は以下のイラスト図のとおりです。

自分の線がとぎれていたり、他線から影響を受けていたりする部分をこの図と照らし合わせて年齢に置き換えて読み解いてくださいね。

さまざまな生命線の状態における意味！イラスト解説

生命線の特徴は、もちろん線の長短や枝分かれだけではありません。

線そのものの形状や、線が伸びている位置など、さまざまな側面から意味を解釈することができます。

生命線にあらわれる特徴は、主に以下のとおりです。ぜひ自身の生命線がどのタイプなのか、見比べてみてください。

　　

生命線が長い

生命線が長いと長生きできる……そのイメージ通り、長い生命線は長寿を示しています。

もちろん健康状態も抜群によく、心身ともにまったく問題ありません。

生命線が短い場合

短い生命線についてはすでに述べたように、生命力の低下をあらわしています。

しかしそれは、自身の覇気のなさですから、意欲と気力しだいでいくらでも伸ばすことが可能です。

生命線が短く、運命線がはっきりしている

たとえ生命線が短くても、ほかの線との関わりや特徴しだいでは、読み取り方が変わる場合があります。

たとえば、運命線が強くはっきりと刻まれている場合。

これは運命線が生命線の足りない部分をカバーするので、一概に生命力不足だとはいえません。

ただしこの相の持ち主は我が強く、周囲の言葉に耳を貸さない傾向にあります。

短い生命線が運命線と合流する

生命線が運命線と合流している場合、運命線も生命線の一部だととらえることができます。

そのため、生命力も非常に強いといえるでしょう。

ただし、これは生命線を読む場合の見方にほかならず、運命線を読むときも生命線の一部だととらえるとはかぎりません。

短い生命線と運命線の間にひし形がある

生命線と運命線の間に小さな線が走り、ひし形を形成している場合は、その人物が強運の持ち主であることを示しています。

たとえば、九死に一生を得るような出来事に見舞われても、無傷でいられる可能性が高いでしょう。

短い生命線の先端に十字の印がある

生命線が短く、なおかつその先端に十字マークがある人は、突発的な災難に注意が必要です。

急病や不注意によるケガなどですが、中には健康管理をきちんとすることで避けられるものもたくさんあるはずです。

生命線が短い線の連続でできている

短い線の連続でできている、つまり細切れの生命線は、その人が病気になりやすいことを示しています。

ただし、はじめのほうは細切れで次第にしっかりした線になる場合は、年齢を重ねるごとに健康になっていくことをあらわしています。

生命線の途中に切れ目がある

生命線の途中に途切れがある場合、健康面でなんらかのトラブルがあらわれることを示しています。

その途切れの幅が大きければ大きいほどトラブルの度合いも大きいとされています。

ですのでもし、自身の生命線にこの相があらわれたら、休息をしっかりとったり、検診を受けたりすることおすすめします。

切れ目があるがその境が重なっている

生命線に途切れはあるものの、その境目の線同士が二重になっている相は、病気はするものの、早い段階で回復することを示しています。

生命線が鎖状になっている

輪がつながった、まるで鎖のようにみえる生命線は、心身の調子がよくないことを示しています。

現状でははっきりした病気やケガではありませんが、そうなる予兆ととらえることはできるので、今のうちにしっかり正しておきましょう。

途中まで鎖状になっている

途中まで鎖状で、最後は通常の線になっている生命線は、年々健康状態が上向くことを示しています。

とくに中年以降は心身ともに絶好調で、病気知らずになりそうです。

生命線の一部がギザギザしている

一部がギザギザしている生命線は、精力が減退していることを示しています。この相の持ち主は夜の生活が弱くなりがちです。

矢印が重なったような生命線

生命線の先のほうに“く”の字状の線がいくつも並んでいる相は、その人の老化が早いことを示しています。

とくに病気をするわけではないのですが、晩年以降の衰えるスピードが早いために、急激に老け込む印象を与えるのです。

生命線の先端に島がある

手相では小さな円のことを島といいますが、生命線の先に小さな円がくっついている。

すなわち島がある場合、気持ちが先走ってしまうことをあらわしています。

つまり、意欲には溢れているのですが、身体がついていかず、失敗してしまいやすいのです。

生命線の途中に島がある

生命線の中ほどに島がある場合、慢性的な疾患があることを示しています。

ぜん息や腰痛など、自覚できる持病がある場合も少なくないでしょう。

生命線上に星がある

生命線の上の同じ位置に角度の違う短い線が何本も重なり、まるで星のようにみえる相は、突然のアクシデントを示しています。

これは十字がある場合と同じですが、その度合いは星のほうが大きいとされています。

生命線の先が三角になっている

生命線の先に短い二本の線があり、三角形をなしている場合、恋愛面で問題が起こることを示しています。

とくに三角関係のおそれが高く、それにより精神的に悩むことになるでしょう。

生命線上に四角形がある

生命線とそのほかの短い三本の線によって四角形が形成されている場合について。

これは、心身に影響を及ぼしそうなトラブルには見舞われるものの、結果的に助かる（問題なくおさまる）ことを示しています。

十字が生命線に接している

先ほど、生命線の先に十字がある相を紹介しましたが、ほかに、十字が生命線のどこかに接している場合にも意味があります。

それは、突然のケガや病気に注意という警告。

とくに、中指の下にかかる位置で十字と接している場合、ケガをしてしまうおそれが高いことを示しています。

生命線上に赤い点がある

生命線上に赤い点は、もともとあるというよりは、突然あらわれることが多いです。

そしてこれは、ケガや病気に注意という警告の印。生活習慣を見直すなど、予防につとめましょう。

生命線が大きなカーブを描いている

ほかの線に比べて、大きなカーブを描いている生命線。

実は、このカーブの様子からも、いろいろと読み取ることができるのです。たとえば、大きなカーブ。

中指の下を越え、薬指の下あたりまでカーブが届いている生命線は、その人が精力的で、とても生命エネルギーにあふれていることを示しています。

生命線が小さなカーブを描いている

上とは反対に、中指の下まで届いていないカーブは、その人がとてもおとなしい人物であることを示しています。

覇気がなく、あまり目立ちません。

生命線がカーブを描いていない

生命線がカーブを描かず、まっすぐストンと手首に向かって落ちている場合、その人がとても疲れやすく、病弱であることを示しています。

基礎体力をつけるなどで、改善できる場合もありそうです。

カーブがS字を描いている

一度下方に向かったあと、親指方向ではなく再び小指側に舵を切っている生命線は、その人が変化の多い生活を送ったり、好んだりすることを示しています。

その都度、生命力や気力も上がったり下がったりするため、手相も落ち着きません。

生命線から中指に向かって支線が伸びている

支線、つまり生命線から枝分かれして伸びている線がある相も、その線がどこに向かっているかによっていろいろと意味があります。

たとえば、生命線から中指に向かってまっすぐと伸びる支線は別名“努力線”と呼ばれ、その持ち主がとても努力家で粘り強い性格であることを示しています。

生命線から月丘に向かって支線が伸びている

親指を手の平に向けて折りたたむと、親指の下部分の手の平も一緒に動くと思います。

小指の下でそれと同じような位置にあたる部分を月丘といいます。

生命線から伸びる支線がこの月丘にかかっている場合は、中年期の健康がそこなわれやすいことを示しています。

とくに働き過ぎによる過労やストレス、アルコール依存等に注意しましょう。

>>月丘をくわしく▶︎

生命線から伸びる支線が小さなカーブを描いている

生命線から支線が伸び、親指の下に向けて小さなカーブを描いている場合があります。

形や伸びる方向が生命線と同じなので、生命線とそのミニチュア版が存在しているように見えるかもしれません。

これは実は、大病の予兆。この線が見られたら、できれば病院で検査を受けましょう。

ただし、支線からまっすぐ下の位置に本来の生命線がかかっていれば、その病気は生命に関わるようなものではありません。

生命線と知能線の間に二本の支線がある

生命線と同じ始点をもつ線は、知能線です。

手のひらの中心あたりで生命線から二本の支線が伸び、それが知能線に届かずおさまっている場合、二人の異性から愛される予兆を示しています。

生命線の先にたくさんの支線がある

生命線の半分より先の部分にたくさんの短い支線が出ている場合、その人の体力が落ちていることを示しています。

そのため疲れやすく、風邪などちょっとした体調不良が多くなるでしょう。

生命線のはじまりに短い横線

生命線の最初のほうに、親指方向にむけた小さな支線がある場合、その人が短気で、とても神経質であることを示しています。

この相の持ち主は、年齢、性別を問わずヒステリックになりがちです。

　

生命線を大きな線が横切っている

生命線を大きな線が横切っている場合、その線は“障害線”と呼ばれています。

この線はその名のとおり、失敗や落胆、離別などをあらわすと言われています。

金星丘に放射状の横線

手の平の、親指と一緒に動くあたりを金星丘といいます。

親指の付け根から生命線に向けた放射状の線が複数、この金星丘にある場合、それらは“心労線”と呼ばれています。

これはその名のとおり、人生において苦労することを示すもの。

一般的に、心労線が生命線をこえている場合は仕事などの社会的、こえない場合は家庭的なものが原因になると言われています。

金星丘について詳しく

星から伸びる二本の線が金星丘に届いている

手の平に星があり、その星から二本の線が伸びて生命線を横切った上で金星丘に届いている場合、二人に対して失恋することを示していると言われています。

生命線上の島と月丘の格子がつながっている

生命線に島、月丘に四本の線でできるシャープのような格子がそれぞれあり、その二つが線でつながっている場合は、婦人科系の病気に関する警告です。

男性でも、血行不良による冷え性や腰痛、肩こり等に注意しましょう。

生命線上の星と月丘の十字がつながっている

生命線に星、月丘に十字がそれぞれあり、その二つが線でつながっている場合は、水難の相をあらわしています。

水の事故に注意をはらいましょう。

生命線上にへこみがある

手の平に小さなへこみがあり、それが生命線上の場合は、気力の衰えを示しています。

とくになんらかの病気が関わっているわけではありませんが、気力の衰えは万病につながりかねません。

体力と気力のアップをはかりましょう。

　

そのほかに生命線が物語るもの

とくに意味のある生命線の形や特徴については上で述べたとおりですが、もちろんこれですべてではありません。

そのほかにも、生命線にどういった兆候が見られるのかをよく観察し、手相を読み解く参考にしていきましょう。

　　

生命線に表れる島やフィッシュ

“島”とは、正円であれ楕円であれ、手の平にあらわれる丸い形のこと。

フィッシュとは、二本の曲線がへこみを内側にして重なり合い、まるで魚のように見える形のことです。

生命線上にこれらが見られた場合、島は生命力や気力の低下を。

フィッシュは気力がみなぎるほどの幸運な出来事の到来を示しています。

　　

線が薄い

生命線が薄い場合、その人の気力や生命力が弱いことを示しています。

これは病気等は関係ないので、本人の意欲次第でいくらでも改善できる相だといえます。

　　

生命線が途中で途切れている

途中で途切れている生命線は、上記でも触れたとおり健康面のトラブルを示しています。

病院にいっても原因が見つからない場合、肉体的ではなく精神的な落ち込みをあらわしているのかもしれません。

その際は、規則正しい生活をするなど、自律神経をととのえるようにつとめましょう。

　　

生命線上にほくろ

手相では、ほくろは運勢が乱れることを示していると捉えます。

そのため、生命線上にほくろがある場合、急病や予期しないケガに注意と読み解くといいでしょう。

生命線と知能線（頭脳線）との関係

さまざまな生命線の項目でも、いくつかほかの線が関係するパターンを紹介しました。

このように、手相では注目している線だけでなく、ほかの線との関わりをみることでさらに深い解釈ができるものなのです。

　

2つの線の距離について

生命線と知能線は、始点が同じ親指の上です。

しかし、中には知能線の途中から、まるで支線のように生命線がのびている手相もあります。

これは実は、始点から二つの線が離れるまでの間、二本の線はぴったりくっついているということ。

そして、このくっついている距離が長ければ長いほど、その人は慎重派であるといわれているのです。

もしも手の平の中ほどまで二本の線がくっついていたら、その人は石橋を叩いても渡らないくらい慎重な人だといえるでしょう。

　

2つの線のはじまりが離れている場合

生命線と知能線の始点は、通常同じ。つまり、最初のうち、この二本の線はくっついているのです。

しかし中には、はじめから生命線と知能線が離れている相があり、これは通称、“KY線”と呼ばれます。

KYと言われると、もしかしたら空気が読めない人という印象を受けるかもしれませんが、実際は逆。

この手相の持ち主の我が強いのは本当ですが、そのぶん常に前向きで、周りの空気に敏感な側面をもっているのです。

生命線手相のまとめ

生命線は基本的に寿命や、健康状態をあらわすものです。

とはいえ、いくつか紹介したように、中には恋愛や性格等を示す相もあるのです。

これらのことに注意して手相を見るようにすると、生命線一つとってもいろいろなことが読み取れるようになるはずです。

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