LINEで気軽に本格的な占いが受けられるとしてたくさんの人に定着している『LINE占い』。『LINE占い』と検索して情報を探そうとした時に、検索窓に「危ない」と出てきてしまうことが謎だと話題になっています。
今回は、危ないはずがないLINE占いに「危ない」と出てしまう理由について検証してみます。
LINE占い関連LINE占いが無料?
目次
「LINE占い 危ない」と出てくる仕組み
まず、「LINE占い 危ない」と出てきてしまうのは、Google検索で「LINE占い」と打ったとき。(2023年10月時点)
これはGoogleが先回りしてセットになるキーワードをおすすめしてくる機能で、専門的には「サジェスト機能」と呼ばれる検索システムの一部です。
では、どういう仕組みでこのサジェスト機能が働いているのでしょうか。
「LINE占い 危ない」で検索した人が一定数いるということ
「LINE占い」と打つと「危ない」と追加で出てくるこの機能は、過去にセットで検索をした回数が多ければ多いほど、出てきやすいシステムなんです。
つまり、ある一定の期間において「LINE占い 危ない」で検索をした人が多めだったということを意味します。
また、検索窓だけではなくて、検索結果ページの「関連性の高い検索」にもこのように出てきます。
LINE占いが危険だと警告している訳ではない
なかには勘違いをしている人も多いのですが、Googleが「LINE占いは危ないですよ!」と警告を発している訳ではないので注意が必要です。
Google検索ではあくまでも、「そうやって調べた人が一定数いましたよ。あなたもそう調べたいのではないですか?」と検索者の行動を助けるために機械的に出しているだけなのです。
なぜ?「LINE 危ない」で検索する人の意図
ではなぜ、これだけ信頼を寄せられているLINEヤフー社が提供する占いサービスに対して「LINE 危ない」と検索をする人が多いのでしょうか。
検索者の意図を4パターンに分けて分析してみました。
1.LINE占いは危険じゃないか確証が欲しい
まず最も多いと思われる検索意図が、「念のため危険ではないか確かめる」ものです。
こういった検索を行ったことのある人も多いのではないかと思いますが、何か新しい食べ物を買ったりするときに「○○○ 美味しくない」とか調べてみるアレです。
検索した人は、決して食べた後に美味しくなかったと言いたい訳ではありません。
自分で購入を検討しているときに、美味しい可能性が高いと思いながらも、美味しくなかった言っている人はいるのかな?と念のため調べているに過ぎません。
LINE占いは安心であると思っていながらも一部の用心深い人が、より安心するために「危険だった」と言っている体験者はいないかをチェックしているのです。
2.当たり過ぎて怖くて「危ない」
あとは、危ないと検索されているキーワードには、「LINE占い 危ない 花子」のように占い師の名前もセットになっているものもありました。
これを読み解くと、検索されている先生はどれも評判の良い占い師ばかり。
同じように「LINE占い 当たる 花子」や「LINE占い 花子 当たり過ぎて怖い」などの類似検索もありました。
つまりこの危ないとは、当たり過ぎてヤバイと言っている、当たり過ぎて危ないと言っている絶賛する口コミはあるのかを探している検索行動なのです。
3.先生に依存しちゃって「危ない」
当たり過ぎて怖くての「危ない」と似ているものとしては、先生から離れられなくなって危ないという意味の意図も含まれていることがわかりました。
こちらも人気評判ともに高いランキング占い師に多いことも判明。
特に悪徳な手法(コールドリーディング・ホットリーディング・過度なアゲ鑑定・サゲ鑑定)によって離れられないのではなく、これ以上先生に頼ってしまっはマズい…。自立しないと危ない…。という意味が含まれた検索なのです。
4.LINE占いをするとバレるんじゃ…?の「危ない」
一番目の理由に次いで多かったのが、LINE占いを使っていると自分のLINE友だちに占いにハマっていることがバレてしまうのではないかという理由によるもの。
たしかにLINEといえば、今や昔のメールのようなコミュニケーションツールとして欠かせないアプリ。
システム的に占いを使ったことがタイムラインに流れたりして周囲にバレてしまっては恥ずかしいと思う気持ちもわかります。
そんな「バレてしまわないか」という意味を包括して「危ない」と調べている人が非常に多いのです。
そのあたりは編集部が徹底検証していますので、気になる方は下記をお読みくださいね。
LINE占いは友達にバレる?相手や周囲のタイムラインは?
念のため…LINE自体のセキュリティについて
さて「LINE占い 危ない」が実際にLINEが危ないわけではないということが分かりました。
しかし、まだLINE自体を使ったことがない人や、LINEについて知らない人も一部いると思います。
そこで、ここからはそんな人に向けて、LINE占いを本当に信頼をしてもよいのかを解説していきたいと思います。
言わずと知れた通信インフラ大企業
まず、LINEヤフーという会社ですが、認知度の非常に高い通信インフラ企業として日本を支える大規模な組織です。
従業員は3100人。売り上げは300億円を超えます。
まず規模からして、危ないことをする企業でないのはお分かりいただけると思います。
情報漏洩などの問題がほんの少しでもあれば、国内メディアを通して日本中に知れ渡ってしまいますよね。
Letter Sealing暗号化技術
また、LINEというアプリには、やりとりの一部に高精度のセキュリティ技術が使われています。
それが「Letter Sealing暗号化技術」。
LINEヤフー社が自社開発したエンドツーエンド暗号化(end-to-end encryption, E2EE)プロトコルのことで、LINE内のトークや音声通話といった通信内容をユーザー間の端末で暗号化し、送信者と受信者以外には解読ができないようにする技術です。
プライベートな情報が漏れてしまうリスクを恐れている人は、LINEがいかに優れた秘匿性を持つアプリかを知ることで安心してLINE占いを利用することができるでしょう。
結論まとめ:LINE占いの危険性は限りなくゼロ
結論として、編集部ではLINE占いの危険性は限りなくゼロに近いと判断しています。
Google検索窓に現れる「LINE占い 危険」は、危険な目に遭った人はいないか調べる意図であるほか、当たり過ぎ、使い過ぎを心配する声や、LINEを通じて占いが友だちにバレないかを心配するサービス仕組み上の懸念が多くを占めるでしょう。
ただ、どんなサービスを利用するにしても一度疑って見るのは素晴らしい危機管理です。
その用心深さでさまざまなネット利用をおこなっていきましょう。