占いのスキルが他人を占える程度に身に着いたら考えたいのが、プロデビュー。「でも、いざ働くとなったらどこで働けばいいんだろう?」と悩む方もいるでしょう。
そんな方におすすめしたい働き方の1つが電話占い師。実は、電話占い師はプロデビューする方にとってうれしい要素がたくさん詰まっているのです。
今回はそんな電話占い師になるにはどうすればいいのか?電話占い師のメリットや採用の流れ、採用をつかむコツをお伝えします。
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目次
電話占い師の採用試験は常時募集
「電話占い師の募集なんて見たことない」という方も多いでしょう。でも実際には、多くの電話占いを手掛ける企業がほぼ常時、募集をかけているのです。
試しに「電話占い 占い師 募集」こんなキーワードで検索いただくと、驚くほどの数の募集が出ています。
大手の会社が募集を出しているので、びっくり!なんてこともあるでしょう。
いつでもどこかしらの会社が、しかも大量に募集をかけている。これだけで、採用確率が高いことは、想像に難くないはずです。
対面店と比較して採用してもらいやすい
対面鑑定を行う、対面店の占い師はよほどのことがない限り採用枠はできません。なぜなら、出産や介護などの大事がなければ、長く務める占い師が多いからです。
もし他にチャンスがあるとすれば、新規店舗の出店くらいでしょう。
それよりも、ほぼ常時募集をかけている電話占いの会社のほうが、採用してもらえる可能性は高まります。
対面占いと違いスペースに限界がないため
対面占いの店舗には、どうしてもスペースに限りがあります。占い師を増やしたくても、占いブースをすぐには増やせません。気軽に占い師の採用ができないのです。
一方、電話占いは会社が鑑定スペースを用意する必要がありません。占い師の自宅から鑑定してもらえます。そのため必要があれば占い師をすぐに採用できるのです。
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電話占い師 採用の流れ例
初めての応募は、どんなものであれ緊張しますよね。まして、仕事の応募となれば緊張の度合いは増すものです。
そのうえ、電話占い師の知人を持つかたはかなり少数派でしょう。採用の流れや注意点を知りたいと思っても知る機会は少ないはずです。
まずここでは、電話占い師の採用までの流れを時系列で解説します。ぜひ、大体こんな流れなんだなというところをつかんでください。
ここがわかっていれば、きっと安心して採用に臨めるでしょう。
求人応募(あなた)
現在は、インターネット上に採用ページを持つ会社が多いもの。
先ほどご紹介した「電話占い 占い師 募集」あるいは「電話占い企業名 募集」などのキーワードで検索します。
出てきたページ内の応募フォームに必要事項を入力して、送信すれば終了です。
必要事項は氏名、連絡先、使える占術、鑑定歴等。その他、自己PRや希望待機時間、生年月日や性別を訊かれる場合もあります。
最初の1歩はこれだけ。バイトの応募と変わりません。
書類選考(占い会社)
何か、改めて書類を送らなければいけないの?と思われるかもしれませんね。
でも、ご安心を。多くの会社が、先ほどのステップでフォームに入力した情報をもとに選考を行うからです。
次に書類の提出を求められるとすれば、採用後に身分証明書や契約書のやり取りをする程度でしょう。
ただ、裏を返せば「応募フォームに入力したことが、自分を唯一PRするもの」になるのです。常識を踏まえたうえで、自分の人となりが伝わる書き方をしておくに限ります。
面接・実技(あなた・占い会社)
これが「試験」にあたるステップです。
まず、応募内容の確認と、実技試験の日取りを決める電話が来ます。これが「面接」。実際に、占い会社に出向いて面接を受けるわけではありません。
続いて担当者と相談して決めた日時に、電話で鑑定を行うのが「実技」。
占い会社の職員を、電話を通じて実際に鑑定するプロセスです。基本的な流れは、面接の時に知らされるので、それに従って行いましょう。
この鑑定、1度で終わる会社もあれば複数回行われる会社もあります。
採用不採用決定(占い会社)
合否の連絡方法は会社によって様々。電話やメールが使われます。
合否連絡までにかかる日数も様々で、即日~10日と幅があるのが現状。いずれにせよ、目安は採用ページに出ているので、確認しましょう。
晴れて採用となれば、契約。紙ベースの書類でかわす他、Web上のファイルでかわす場合もあります。
また、デビューまでの間に研修がある会社も。いずれにせよ、担当者と密に連絡をとって、円滑に作業を進めましょう。
勤務条件などの相談(あなた・占い会社)
応募時点で尋ねられている場合もありますが、改めて尋ねられるでしょう。
何曜日の何時から何時まで待機するか?等、細かくお互いの希望や意向をすり合わせる時間です。
また、ここで公式ページに載せるあなたの情報を作る場合や、鑑定専用電話の接続テスト等が行われる場合もあります。
スムーズにデビューできるようにするには、ここで不明点や疑問点をつぶしておくのがおすすめ。疑問がわいたら、どんなに小さなことでも担当者に質問しましょう。
デビュー(あなた)
上記までのステップが終われば、いよいよプロデビューです。占い会社から提示された方法で待機を行い、申し込みがあれば鑑定を行います。
当然のことながらデビュー後も占い会社とかかわり続けることになります。予定提出や心配なことが発生した時など、マメに連絡を取るよう、心がけましょう。
なお、会社によっては売上UPのためのバックアップを積極的に行っていることもあります。そういった制度も利用して、占い師としてのステップアップを目指しましょう。
電話占い採用試験の最低限のポイント
占い師の採用試験を受けたいとなったら、採用試験の流れともう1つ、気になることはないでしょうか?
ここからは、電話占いの採用試験に受かる最低限のポイントをご紹介します。つまり、これからご紹介する要素を兼ね備えた人が、受かりやすいということ。
さらに言い換えれば、この要素は電話占い師として最低限必要な能力とも言えます。
細かい要素までご紹介するので、ぜひ、隅々までチェックして、試験突破に活かしてください。
コミュニケーションが全て
ただ、電話占いは「顔が見えない」占い。そのため、対面鑑定以上にコミュニケーション力を求められます。
お互いに動作や表情が見られない分、言葉だけですべてをやり取りしなければいけないからです。対面鑑定以上に、誤解を招きやすいリスクをはらんでいます。
電話占いの性質を理解し、お客様と丁寧にコミュニケートできる占い師が、採用されやすい占い師であるといえます。
では、具体的にどこを見てコミュニケーション力を見極められるか?見ていきましょう。
一般的な採用面接と一緒
ここまでの内容を読んで、ドキドキしている方もみえるかもしれませんが、基本は一般的な採用試験と変わりません。
一般的な採用試験でも場にふさわしい言動ができるかは、見られますよね。また、服装を見られるのもTPOという常識があるかを見極めるからです。
電話占いは服装までは見られませんが、コミュニケーション力を見極められるのは、一般的な採用試験と変わりません。
ただ、それを踏まえたうえで特に注意したいポイントはあります。ご紹介しましょう。
一般常識があるかを探るような質問も
一般常識があるかを探る質問といってもわかりやすい質問をされるとは限りません。
例えば、応募フォームに入力した中身の確認。嘘を書いていないか?それとなく確認されることがあります。これも、嘘をつかないという一般常識が備わっているかの確認。
また、面接の段階でのやり取りも、電話応対のマナーが最低限、あるか否かを確かめられていることが多いです。
さらに、実技の段階では失礼ともいえるような態度をとって、対応力を試されるようなこともあり得ます。
気をつけたい会話マナー
当たり前ですが、会話は誰でもすること。それだけに案外、正しいマナーを身につけられていないことも多いものです。
今、他の業界で働いている方でも、いざ接待やお客様を自社にお迎えする場面ともなれば、会話に戸惑うこともあるはず。
でも、電話占い師になったら会話以外、お客様とできることはありません。会話マナーには十分気を遣う必要があるのです。
ここでは電話占い師になるなら、最低限これだけは身に着けておきたいことを、4つご紹介しましょう。
必ず敬語を使う
初めての鑑定からからいきなり、タメ口で話す占い師はまずいないですよね。
きちんとした占い師なら、気心が知れてきたとしても、初めの挨拶と終わりの挨拶は必ず敬語でしているはずです。
プロになってから使うべき敬語が、面接や実技の際に使えないのはNG。
「です、ます」等の丁寧語はもちろん、「拝見」等の謙譲語、「~みえる」などの尊敬語も使いこなせるのがベストです。
もし心配があれば、書籍等で勉強してから試験に臨みましょう。
相手の話をしっかり聞く
言うのは簡単、でもやろうと思うと案外難しいことです。特に普段、何か別のことをしながら電話を受ける、会話をすることに慣れている方は要注意。
つい「もう1度言って?」「今のところ、わからなかった」と言ってしまうことはありませんか?
実際の鑑定は、仕事だから大丈夫だと思うかもしれませんが、クセは慣れてきた頃につい、出てしまいがちです。
集中して話を聴く習慣をつけるのがおすすめ。特に、最終目標や、気持ちを聞き逃さないように気を付けましょう。
話を遮るのはNG
「今言っておかないと忘れちゃう!」「それ違う!」こう思った時、人は相手の話を遮ってしまいがちです。
でも、特に電話占いの場では顔が見えないだけに、悪くとられがちな行為になります。「話したがりの占い師で、こっちが話せない」こんな風に思われがちなのですね。
面接や試験の際にも、思わず話を遮ってしまわないよう、気を付けましょう。
自己紹介やお礼などの挨拶を欠かさない
自己紹介は初対面の方には必ず必要。電話越しのやり取りでもこれは変わりません。面接や、採用後の担当者から電話連絡があった際には必ずしましょう。
以下のような挨拶で大丈夫です。定型文として覚えておくといいでしょう。
「応募させていただいた~で間違いありません。お電話いただいてありがとうございます」
「このたびお世話になる~です。よろしくお願いいたします」
なお、鑑定を始めてからもお客様へのご挨拶は必要です。
採用したい占い師の条件とは
一般的な採用面接と変わらない要素がある一方、占い師だからこそ求められる条件も、もちろんあります。ここからはそんな条件を4つご紹介しましょう。
なお、この中には、
- 占い師という職業全般に求められる条件
- 電話占い師だからこそ求められる条件
この2つがあります。ぜひそのあたりもチェックして、採用試験前に整えられる条件を整えてくださいね。きっと、採用率アップにつながるはずです。
十分な鑑定力、説明力、提案力がある
これは占い師全般に必須の条件。「当たり前じゃない!」と思われた方も多いことでしょう。
でも、電話占い師は鑑定結果をお客様に見ていただけません。的中率の高い鑑定ができることに加えて、その鑑定結果を言葉だけでわかりやすく伝える説明力が必要とされるのです。
さらに、お客様が抱える悩みの解決策の提案も、見える形で伝えることは不可能。
こちらも、お客様が納得しているかを耳からのみで確かめながら、上手に説明する能力が求められます。
性格が良くトラブルにならない対応力がある
こちらに落ち度がなくても、トラブルがあれば悪評につながりかねない。占いを手掛ける会社も、一般の企業と変わらない心配を抱えています。
だからこそ、クレーマー?というようなお客様にも穏便に対応できる占い師は、求められる占い師。
特に、言葉でのみやり取りをする電話占い師は、ちょっとした言葉の行き違いがトラブルの元になりやすいもの。
そのため性格も温厚で、絡んでくるような方にもうまく対応できる占い師が、より求められるのです。
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安定してコンスタントに待機ができる
「必ず火曜・日曜は午後~夜にかけて待機できる」「水曜日以外は毎晩深夜まで待機可能」。
こんな風に、安定してコンスタントに待機できる占い師は、電話占いの会社からも、お客様からも喜ばれやすいでしょう。
待機できる時間がそれなり長ければ、会社は採用する人数を減らせるため、採用コストや人件費を減らせます。
お客様にとっても、自分の都合を占い師に合わせなくても鑑定が受けやすくなるので、喜ばれるはずです。
中には、待機時間が長くなると報酬が優遇されるような会社もあります。
待機が不安定だとリピーターがつきづらい
例えば、先月は火曜日と水曜日に稼働、今月は木曜日と日曜日に稼働という占い師がいたらどうでしょう?
どんなに鑑定の精度が高くても、この占い師に鑑定を受けるのは面倒だと思うはず。
家族の都合でどうしても急な休みをもらわざるを得ない、ということは誰にでもあるでしょう。そういった時以外は、コンスタントに決まった曜日・時間に稼働するのがリピーターを集めるコツです。
応募前に、どの曜日のどの時間ならば稼働できるか?検討しておきましょう。