ルノルマンカードとは？オラクルやタロットとの違いや占い方

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カード著者：占い師 邑崎志帆

ルノルマンカード とはどんな占いができるの？

ルノルマン 、オラクル、タロット。占いにはさまざまなカードを使用した占いがあります。

カードの種類も実にさまざまで、どのカードを使っていいのか、違いはなんなのか、自分が占いたい相談には、どのカード占いが良いのかわからないかたも多いかもしれません。

この記事ではルノルマンカードについて、やオラクルカード、タロットカードの違いに触れながら徹底的に解説していきます。

カード占いに興味がある人や、占いの勉強中の人は参考にしてみてください。

ルノルマンカードとは？

ルノルマンカードとは、フランスの天才占い師「ルノルマン」にちなんで付けられた36枚のカードのことです。

また、ルノルマンカードにはトランプの要素も含まれています。全てのカードに対応してるわけではありませんが、ルノルマンカードを持っていない人はトランプを使ってルノルマンカード 占いをすることもできます。

それぞれのカードに描かれた絵柄は「花」「犬」など、とてもシンプルですが、組み合わせるカードによって、相談内容をとても深く読むことができます。

ルノルマンは当たる？なぜ当たる？

ルノルマンカードを使った占いは当たるのか疑問を抱いている人もいるかもしれませんが、ルノルマンカードは的中率が高く、当たると評判のカード占いです。

ルノルマンカードはフランスの天才占い師「ルノルマン」から名付けられたカードですが、ルノルマンは一般人に向けた占いだけでなく、宮廷で皇族への占いや政治に関しての予言も行っていたそうです。

国の大事な決定事をルノルマンの占いに委ねるほど、的中率の高い占いだとされていました。

また、その他の理由としてはルノルマンが用いたカードの展開方法です。ルノルマンが発案したカード展開を使用することで、占いたい問題の奥深くまで把握することができます。

このことからルノルマンカードは当たると評判で、今現在でも世界中の人々に人気を誇るカード占いなのです。

象徴カードを決める方法も

ルノルマンカードには「象徴カード」を決めてリーディングする方法が特徴的です。

ルノルマンカードには「紳士」「淑女」というカードがあります。恋愛について占う場合はあなたと相手としてこの象徴カードを使用します。

あなたが女性なら「淑女」相手を「紳士」、あなたが男性なら、あなたを「紳士」相手を「淑女」と見立ててリーディングをしてみましょう。

あなただけを占う場合には、「紳士」または「淑女」を置いてカードを展開し、淑女の周辺に出たカードを見て深堀りをしていきます。

リーディングの前にこの象徴カード2枚をあらかじめ用意しておくことで、相談者をとりまく周囲の状況をより詳しくイメージすることができるでしょう。

オラクルやタロットとの違い

カードを用いた占いはたくさんありますが、オラクルカードやタロットカードとルノルマンカードにはどんな違いがあるのかについて見ていきましょう。

ルノルマンは正位置逆位置を問わない

ルノルマンカードは正位置のみを採用しているのが特徴です。カード占いはシャッフルをしてカードを引くので、カードが正位置と逆位置でランダムに出てきます。

通常は逆位置はおおむね反対の解釈をして読むことが多いのですが、ルノルマンカードは他のカードと違い、正位置と逆位置を採用せずに全て正位置のみを使ってリーディングします。

ルノルマンカード は、出たカードのメッセージをそのままシンプルに受け取ることが目的です。

そのため、オラクルカードやタロットカードのように逆位置で本来の意味を逆転させることはせずに、単純にカードのシンボルを受け取ってリーディングを行います。

心に問いかけるオラクル、現実を見るルノルマンとタロット

ルノルマンカードやタロットカードは、カードに描かれている絵が現実的であることが特徴です。

ルノルマンカードはとてもシンプルなので、国や習得レベルを問わず、誰が見てもカードが何を指しているのかわかります。

日常に起こる出来事をダイレクトに描写しているので、カードを見て具体的にどんな行動を取り入れたら良いのかを知ることができるのです。

一方でオラクルカードの読み方は、カードに描かれた絵柄や文字を組み合わせ、そこから得たインスピレーションを元にリーディングをします。

オラクルカードに描かれている絵は、天使や妖精、その他にも抽象的な絵柄のものもあり、カード1枚の中の情報量が多いことが特徴です。

そのため、読み手の直感と個人的見解が含まれるため、人によってカードの解釈がかなり異なってきます。

ルノルマンの占い方・スプレッド紹介

ここからはルノルマンカードの占い方やスプレッドについて徹底解説していきます。これから占いを始めたい人もチェックしてみてください。

【最初に】シャッフルの方法

カードを広げたら、カードに聞きたいことを頭に思い浮かべましょう。トランプのように片手にカードをまとめてカードを切る方法と、カードを机の上に広げて両手でカードを混ぜる方法があります。

あなたが「これでいい」と思うまでシャッフルし続けてください。その後デッキを一つにまとめ、その中からカードを1枚引きます。

上から7枚目のカードを引くのが一般的ですが、自分で決めても問題ありません。ただし、自分で決めたルーティンは変えず、毎回同じやり方を採用してください。

ワンオラクル 1枚引き

ワンオラクルは、名前の通り1枚だけカードを引いて占う方法です。今日がどんな日か、明日の運勢など、期間が短くてシンプルな内容を占うときに適しています。

36枚を全てをシャッフルして、聞きたいことをシンプルに問いかけてみましょう。象徴カードを先に取り出しておいて、残りの35枚でリーディングしても問題ありません。

1枚だけしか引かないので「効果が無い」「初心者向け」だと感じる人もいますが、1枚だからこそカードのメッセージが凝縮されています。

そのため、聞きたいことをしっかりと明確にしておきましょう。

スリーカード 3枚引き

3枚引きは時間の流れを深く読んでいく時に使います。象徴カードと3枚のカードを使って、特定の悩みについて過去、現在、未来を読むリーディング方法です。

象徴カードを先に抜き出しておいて、残りのカードをシャッフルします。仕事や恋愛、今後の未来などについての質問を決めてください。

左から「過去」「現在」「未来」と読んでいきます。占いたい相談に対してこれから起きる変化などを時系列で詳しく読むことができるスプレッドです。

相手の気持ちの推移や、近い将来にどんなことが起きるかなどを占うことができます。

ファイブカード 5枚引き

ここからは中級レベルになります。5枚のカードを引いて相談内容を深く掘り下げていきます。

象徴カードを抜き出して、その他に5枚のカードをシャッフルして展開してみましょう。左から、過去、現在、原因、アドバイス、未来の順にみていきます。

5枚引きの場合は、相談したい内容に隠された根本的な原因や、それを解決するための行動アドバイスなども深く掘り下げてリーディングしていきます。

カップル間での悩みや、仕事や家族、プライベート、今後の未来についてなど何でも幅広く占うことができます。切実な相談内容であればあるほど、カードは的確な答えをくれるでしょう。

ナインカード 9枚引き

ナインカードは、相手や自分の深層心理を読み解く時に使用します。

象徴カードを抜き出して35枚のカードをシャッフルします。3枚ずつ左から右、上から下にカードを並べます。

左の列から過去、中央の列は現在、右の列は未来を意味しています。次に上の段は表向きの問題、中央の段は状況、下の段は深層心理を読むことができるスプレッドです。

一番中心にあるカードは最も重要な意味があるとされており、リーディングのキーワードとして読みます。

上の段のカードと下の段に出たカードにギャップが大きければ、相談者が自覚していないところが悩みに対しての根本的な原因であることが大きいです。

ハウス読み

ハウス読みは、カードの数字に着目したスプレッドです。ハウス読みの場合は象徴カードを抜き出さず36枚のカードを全て展開してください。

展開方法は8枚ずつを4段、最後の4枚を最下段に並べましょう。カードの番号を「家の番地」として読み、出たカードと組み合わせてそのエネルギーを読みます。

キーワードとなるカードは一番左上に出たカードです。このカードを中心に、周辺のカードを組み合わせて状況を深掘りしていきます。

例えば、左上の「1番　騎士」のハウスに出たカードが「3番　船」だとします。

この場合は、相談内容に対して「騎士のような男性のサポート」を借りて「船の新しい物事が始まる」と読むことができるでしょう。

ルノルマンカードで占える内容例

ルノルマンカードの実際の鑑定例について紹介いたします。相談内容別の占いの鑑定例を見ながら解釈方法を見ていきましょう。

はじめに象徴カードを抜き出して、残りの35枚をシャッフルして、それぞれのリーディング例に出てくるスプレッドを展開してみてください。

YesとNo読み

Yes/Noリーディングは、今の自分のアクションが正しいかどうかを占う時に使います。シンプルに1枚引きで良い意味のカードならYes、ネガティブのカードならNoと解釈します。

変化や転換期を表すポジティブなカードなので答えはYesです。コウノトリのカードは移動や引越し、良い知らせを運ぶなどの意味があるので、転職には最適なタイミングだと解釈することができます。

また鳥のカードはスピードを表しているので、できるだけ早く転職活動に取り掛かるのが良いでしょう。

二者択一

仕事や恋愛などで選択肢に迷った時に使用するスプレッドです。AとBのどちらを採用するかを決めたい時に二者択一スプレッドを使います。

AとBのカードをみてポジティブな方をYesと採用してください。どちらも意味合いが似ている場合は、どちらを選んでも良いという解釈になります。

どうしても迷った時は、自分の直感で決めるか、補足としてもう1枚ずつ引いてみましょう。

Aの太陽は達成や成功を表しているのでYesと解釈することができます。また太陽のカードなので、おそらくAの家は日当たりがよく、相談者にとって心地の良い住まいになりそうです。

Bの熊は嫉妬や高圧的な男性などのネガティブな意味があるのでNoと解釈できます。近隣のトラブルなどが考えられるでしょう。

相手の気持ち読み

人の気持ちを読む時にはナインカードや3枚引きなどを使用します。今回は相手の気持ちの過去からの気持ちの推移を見ていきましょう。

過去の彼に出た「船」は幸運のスタートを表しています。彼は2人の関係が順調だと感じて楽しい時間を過ごしていたようです。

現在の「道」は迷いや選択肢を意味しているので、おそらく他の女性が現れたなど他の道で迷っているのかもしれません。

未来では、祝福を表す「花束」が出ているので、彼は相談者を改めて素敵だと思い、関係が発展していくことが予想されます。

恋愛（復縁）読み

恋愛（復縁）の鑑定では主に、3枚引き、5枚引き、ナインカードを使用します。今回は5枚引きで、別れの原因や復縁のアドバイスも深読みしてみましょう。

過去の「魚」は富や豊かさを表しているので、2人はとても円満だったのでしょう。原因に出たのは曖昧さや不満を表す「雲」のカードです。

おそらく「魚」のカードの物質的豊かさはあったものの、精神的なつながりや愛情表現の部分で相談者に不満があったのかもしれません。

現在の「手紙」のカードは自分の本当の気持ちを伝えるなど言う意味があるので、彼は相談者に対してまだ好きな気持ちがあると解釈できます。

アドバイスの「ハート」は愛情、未来の「庭」は人との交流を意味することから、相談者の正直な気持ちを伝えることで、まずは友人関係からまたスタートすることができそうです。

このことから復縁の可能性はありそうだと解釈することができるでしょう。

未来読み

未来を読む場合も、時系列の推移を見るために3枚引きを使用してリーディングします。

過去は幸せの象徴であるクローバーで円満な関係を過ごしていたようです。現在の本ではお互いに成長できる相手として引き続き良い関係をキープしているようです。

未来の月は、少しの不満やモヤモヤが蓄積されることを表しています。より良い関係を作るためには、お互いに言いたい事があれば小出しにしていく必要がありそうです。

相性読み

気になる相手との相性を見る場合は、シンプルにワンオラクルを使ってリーディングをします。

純粋さ、無邪気さを表す子供のカードが出ているので、お互いに素直に感情表現ができる相手だと読むことができます。

楽しい時には「一緒にいて楽しい」と伝え合える相手なので相性はとても良いでしょう。