オラクルカードは誰でも気軽に楽しめる占術ですが、実は心理的依存性が高いという危険性があるのです。
なぜ「依存性が高くて危険」だと言われているのか、ここからその理由を解説しましょう。
依存しやすい人の特徴や依存を回避する方法なども紹介するので、参考にしてください。
目次
危険性もある?オラクルカードで分かること
オラクルカードで何について占えて、どんなことが分かるのかを知ることで、自ずとどのような危険性が潜んでいるのかも明らかとなってきます。
まずは、この占術で分かることについて解説していきましょう。
悩み解決のヒントが貰える
オラクルカードの“オラクル”とは、「神託」「お告げ」を意味します。その為、カードに質問を投げかけることで、悩み解決のヒントを授けてもらえるのです。
- 誰にも相談出来ないような悩み事を抱えているとき
- 窮地に陥りそこから抜け出すヒントが欲しいとき
このようなときに、カードのメッセージに頼る人が少なくありません。
今後取る行動へのアドバイスをくれる
どのような行動を取るべきか正解が分からず身動きが取れなくなったとき、オラクルカードの神託によって、今後取る行動へのアドバイスを授かることが出来ます。
「自分で自分の未来を決めるのが怖い」「でも相談する相手がいない…」そんなときにカードで占って、これから何をどうすればいいのか決断する人もいるのです。
2つの物事・要素を占える
オラクルカードには、2枚引きという占い方があります。この2枚引きという方法で、「AとBどちらの選択肢を選ぶべきか」と、2つの物事を比較出来ます。
また、2枚引きでは「自分と相手の気持ちを比較」「自分と相手の現状を知る」といった、2つの要素についても占えます。
自分で選択肢を選べないとき、気になることがあっても相手に直接聞けないときに、よく用いられる占い方法です。
オラクルカードはなぜ当たる?
オラクルカード占いをしていて、「当たり過ぎて怖い」「自分の気持ちを深くまで見透かされている…」と、感じたことはありませんか?
他の占術ではあまりそうは思わなかったのに、この占術方法では「怖いくらい当たる」と、思ってしまう人が多くいます。
オラクルカードはなぜ当たるのか、その理由について簡単に解説しましょう。
ヒントやアドバイスが貰えるので当たっているように感じる
オラクルカードは悩みや知りたいことに対して、解決する為のヒントだったりアドバイスを授けてくれます。
的確な言葉を欲しているタイミングで、それに合ったメッセージを貰えるので、占いが当たっているように感じるのでしょう。
また、ポジティブだったり癒されるメッセージが書かれたカードが多いことから、余計に「的中率が高い」と、思ってしまうのです。
そもそも当たり外れを重視するものではない
占いというと当たり外れを意識するかと思いますが、オラクルカードは当たり外れを重視するものではないのです。
この占術方法では、カードから授けられた神託を受け取り、それをどのように活かすかといった点を重視します。
その為、当たり外れを期待し過ぎてしまうと、自分を見失ってしまう恐れがあるのです。
『オラクルカードの危険性は心理的依存性の高さ』と言われる理由
「オラクルカードの危険性は心理的依存性の高さにある」と、言われているのは、一体なぜなのでしょうか?その理由を解説していきましょう。
これから紹介することを頭の片隅に置いておくことで、依存を回避出来るかもしれません。
占いに嵌って抜け出せなくなる
オラクルカードで占うと、核心を突くような言葉が書かれたカードや、まるで自分の気持ちを代弁しているかのようなカードを引くことがあるのです。
そんなことが続くと、やがて占いが自分の理解者のように感じ、占いに嵌って抜け出せなくなる恐れがあります。
無料の占いに嵌る分にはまだ良いかもしれませんが、有料の占いに嵌ったことで経済的に厳しい状況に陥ってしまう人もいます。
カードのメッセージに頼り過ぎてしまう
オラクルカードから授かったメッセージ通りに行動して、それが上手くいったら、「次も何か決めるときはカードに聞いてみよう」と、思う人は少なくないでしょう。
1回や2回ならまだ良いのですが、何でもかんでもカードに判断を委ねてしまうようになると危険です。
カードのメッセージに頼ってばかりいると、自分で判断して決断するということが怖くなり、判断力・決断力が低下してしまいます。
自分で物事を考えられなくなる
自分で物事を考えようとしても上手く思考をまとめられなかったりすると、考えるのが面倒になってしまいますよね。
そんなときにオラクルカード占いをすると、カードが的確な指示を出してくれるので、自分で考えるということを放棄してしまうようになります。
自分で物事を考えない癖が付くと、人の意見に流されやすくなったり、最悪の場合は騙される可能性もあるので危険です。
オラクルカードの危険性にハマる!依存しやすい人の特徴
オラクルカードに依存しやすい人は、ある共通した特徴を持っているとされています。
「自分は大丈夫」「まだそこまで嵌っていない」と、思っている人ほど危険かもしれません。
この占術に依存しやすい人の特徴を紹介していくので、自分に当てはまるところがないかチェックしてみましょう。
占い依存症の人
占い依存症の人は、オラクルカードにも依存しやすい傾向があるので、嵌り過ぎないように気を付けてください。次に該当する人は、占い依存症の可能性があります。
- 占い後は安心感よりも不安感が強い
- 占いをやめようと思ってもやめられない
- 多いときは1日に何回も占いを利用する
- 同じ相談内容を複数の占い師(または占いサイト)に占ってもらっている
- 悪い結果が出ると(あるいは自分の望む結果が出ないと)別の占い師に相談し直す
優柔不断な人
優柔不断な人は、自分で選択肢を選ぶことが苦手です。選べないので他人に判断を任せたり、決断を先延ばしにしてしまいます。
だからこそ、優柔不断な人は、問いかけると必ず答えを返してくれるオラクルカードに依存しやすいと言えます。
人に依存すると、依存された相手は嫌がって逃げてしまうことがありますが、カードはいくら依存しても逃げたりしません。そこも依存度が強まりやすい理由でしょう。
占いで悪い結果を聞きたくない人
- 占いで悪い結果を聞くと必要以上に落ち込む人
- 悪い結果が出たら良い結果が出るまで占いをし続けてしまう人
このような人は要注意です。オラクルカードには、はっきりとした言い方や悪い表現をするカードがあまりありません。
あったとしても「YES・NO」を示すカードだったり、「スムーズにはいかないようです」というような柔らかな言い回しの忠告であることが多いです。
悩んでいるときに占いをして悪い結果が出ると不安が増すからこそ、占いで悪い結果を聞きたくない人は、ポジティブな印象のあるこの占術に嵌ってしまうのでしょう。
危険性回避!オラクルカード初心者が依存しないために注意すること
オラクルカードは心理的依存性が高いと言われていますが、それでもやってみたいという人に向けて、依存しない為の注意点を紹介します。
何に気を付ければ良いのか分かっていれば、嵌り過ぎてしまうことを防げるはずです。
これから占いを楽しみたい人、この占術をもっと使いこなしたい人は、参考にしてください。
オラクルカードに頼り過ぎない
何かを決めなければならないときなどに、オラクルカードに頼りたくなる気持ちは分かります。
しかし、占いに頼って生きていると、何が正しくて何が間違っているのか判断がつかなくなったり、大事なものを見失ってしまう恐れがあるのです。
絶対に頼るなとは言いませんが、自分の意思を持ち、占いはあくまで補助的なものとして捉えておくと、依存し過ぎることはなくなるでしょう。
欲しいカードが出るまで引き続けない
占いをするなら、良い結果や自分が望んでいた通りの結果が出た方が安心しますよね。
しかし、だからと言って欲しいカードが出るまで引き続けていると、どんどん不安が増して依存度も強まってしまいます。
思ったような結果が出なくても、「こういう未来や考え方もあるんだ」と軽く受け止めておき、占いは1日1回までに留めましょう。
最終的には自分で決断する
オラクルカードで出た結果は、1つのアイデアとして受け止める程度にしておいて、最終的には自分で決断するようにしましょう。
「自分はこうしたいけど、カードが○○しろと言うならそれに従おう」という考え方は危険です。
カードに責任を押し付けるのではなく、自分が責任を持って判断・行動することで、自信が身につきます。