今回はタロットカードの「ワンド9」のカードについて詳しく見ていきましょう。ワンド9の基本的な解釈や恋愛の悩みを占うときの正位置と逆位置の意味について徹底解説いたします。
タロットカードが好きな人やタロット占いを勉強している人はぜひチェックしてみてください。
目次
ワンドの9の意味
ワンド9は「情熱」を象徴するワンドと数字の9の「統合」「成熟」という意味を掛け合わせたエネルギーを持っています。
ワンドの勢いを感じながらもそれを調和したりうまくバランスを取っていくというカードです。
基本的なキーワード
はじめにワンド9の基本的な意味についてチェックしていきましょう。
正位置
- 未来を見据えて備える
- 周囲を警戒する
- 慎重に行動する
- 好機を見極める
- タイミングを待つ
- 受け身になる
- トラブルに備えて準備する
- 抵抗しながら乗り越える
- 決して諦めない
- ゆっくりと動き出す
- 打開策を考える
- コツコツと目の前のことに取り組む
- 体制を立て直すとき
ワンド9の人物は戦う準備をしている様子が描かれています。カードの人物の表情は険しく、ひと息つける雰囲気は一切ありません。
正位置なので良い意味はありますが、将来のために備える必要があったり、攻めの姿勢を崩せない緊張感を表しているカードです。
逆位置
- 意味のない対立
- 負け戦
- 無理矢理答えを出す
- 無駄な抵抗
- 対応方法を誤る
- ツメが甘い
- 同じ失敗を繰り返す
- タイミング悪く機会を逃す
- 見当違いの結果に終わる
- 準備不足
- 物事が停滞する
- 実力が足りない
- こだわりが強すぎる
ワンド9の逆位置の場合はエネルギーを浪費してしまうことを表しています。必要のない場面でムキになってしまったり、準備不足でその時になってバタバタしてしまうこともあるでしょう。
恋愛相手や彼の気持ちのリーディング
恋愛でワンド9が出た時の人物像や彼の気持ちについて詳しくまとめました。
正位置
- 控えめな人
- 半信半疑で関わる
- 相手を守りたい
- 緊張する相手
- 相手の出方を伺う
- 身構えている
- 好きだけど慎重になっている
- アプローチするまでの気持ちではない
- 好意はあるが自信がない
- 不利な状況でも諦めたくない
相手の気持ちや人物像でワンド9が出た時は相手から控えめな印象を受けることがあるでしょう。身構えていたり緊張感のある相手なので、気楽で穏やかな関係を想像できないかもしれません。
ワンドの棒が人物の周囲に立ちはだかっているので動きが鈍いですが、物事はなんとかゆっくりと進んでいくでしょう。
逆位置
- 思い込みが激しい人
- 相手の話を聞いていない
- 神経質な人
- 気難しい相手
- いろいろ問題が多い人
- コンプレックスが強い人
- 楽観的に考えている
- 考えが甘い人
- 心を開いていない
- 恋愛に自信がない
- 盛り上がらない
逆位置の場合は正位置のネガティブさがより強く出てしまいます。他人を警戒しすぎて心を閉ざしている人や神経質な人、心配性な人などの人物像を表すカードです。
また他の意味では考えが甘い、気を抜きすぎているなど楽観的すぎて悪い方向に進むこともあります。
恋愛の今後(未来)のリーディング
2人の今後の展開についてのリーディング解釈を見ていきましょう。
正位置
- 2人未来について計画をしっかり立てる
- ゆっくりと進展する
- 相手を守ると決意する
- 慎重に話を進める
- じわじわと距離が近づく
- 努力して相手に合わせる
- 恋愛対象として意識し始める
- 相手の好意に気づく
- 緊張してナーバスになる
- 過去の恋愛の失敗を活かす
9の数字には成熟や統合という意味があるので、正位置で出た時は2人の関係をもっと成長させようとするエネルギーが現れています。
手放しで喜んでいるカードではないので「カップル成立」とまではいかないかもしれません。現時点から少し進展することを示すカードです。
逆位置
- すれ違いばかり
- お互いのことを理解しあえない
- 期待したような人ではなかった
- 関係が進展しない
- 連絡があまり来ない
- 強敵が現れる
- プレッシャーを感じる
- 心が落ち着かない
- あてにできなくて落胆する
- 自然消滅する
必要以上に警戒したり自分を守ろうとして、相手とのコミュニケーションがうまく取れません。
お互いの望みがわからず、深い関係を作れないので寂しさや物足りなさを感じることがあるでしょう。
相手の反応を探ってばかりで疲れ切ってしまうこともあります。進展の可能性は残念ながら低いです。
今の恋愛(片思い・復縁・不倫)へのアドバイス
片思いの人や復縁を希望する人、不倫している人など、恋愛の悩みに対するアドバイスの解釈を見ていきましょう。
出会いを探している人やその他の人も気になるアドバイスがあれば取り入れてみください。
正位置
- 用意周到に備えて
- 傷や怪我に注意して
- これまでの経験を活かして
- 早めに対応すること
- 毅然とした態度を心がけて
- ゆったりと構えること
- エネルギーを温存して
- コミュニケーションを大切にして
- 動くべきタイミングを見極めて
- 油断せずに慎重に取り組んで
- 決意を固めて
- 自分のペースを維持して
- まずはしっかりと傷を癒して
片思いの人は相手の性格や好きなものをリサーチしたり本人から聞くなどして、アプローチするまでに入念な準備をしておくと成功率が高くなるでしょう。
やみくもにアタックするのではなくタイミングを見極めて行動するようにしてみてください。ストレートな愛情表現が成功の鍵です。
復縁で悩んでいる人はしばらく動きがないでしょう。過去の2人についてあれこれと深く考えてしまうのでまた失敗するのではと懸念してまうようです。
失敗しても一緒に成長していけば良いんだと気楽に構えることが大切です。
不倫をしている人は2人のペースや程よい距離感を保つようにしてください。関係は続きますがトラブルになりそうだと感じた時は早めに対処するのが良いでしょう。
あくまで禁断の恋だということを自覚して気を抜かないことが大切です。
逆位置
- どんな障害も乗り越える信念を持って
- 進展が遅いことを覚悟して
- 1番悪い状況を予測して
- 悪意を感じたら離れること
- 健康面に気をつけること
- 出来ないと言わずにやってみよう
- 他人の視点に立つ事を心がけて
- 自己防衛せずに弱みを見せて
- まずは既存の考えを疑ってみて
- 何度もチャレンジしてみて
- 相手だけでなく自分も守ること
片思いをしている人は今は動かない方が良いでしょう。
相手はあまり恋愛モードではないので積極的にアプローチしても警戒されてしまったり、残念な結果に終わるかもしれません。
まずは少しずつ信頼関係を作るように小さなアプローチから始めてみてください。
復縁を望んでいる人がワンド9の逆位置を引いた時は進展がなさそうです。相手の欠点や不満を蒸し返してしまったり、ケンカ腰になって同じ失敗を繰り返すこともあるでしょう。
今は自分磨きをして内面を磨いたりこの状況に楽しみを見出すようにしてみてください。
ワンド9に出てくる人物は怪我をしているので、不倫をしている人はトラブルに注意して下さい。三角関係がこじれて問題になる可能性もあるでしょう。
自分の利益ばかり考えていたり油断していると別れが訪れるかもしれません。悪い状況を想定しながら慎重に行動するようにしてください。
まとめ:棒(ワンド)の9を読む時に気をつけたいこと
ワンド9に出てくる人物は頭に包帯を巻いて怪我をしています。後ろに並ぶ8本のワンドの棒に怯えているな表情が描かれています。
正位置でも逆位置でも気が抜けず、戦闘体勢であることは間違いありません。
正位置であれば奮闘することで幸せを勝ち取る、逆位置であればすでに困難の中にいるので油断できないというような意味になります。
ワンド9のカードをうまく活用して好きな人と良好な関係を築いてください。